ラトックシステムのスマート家電リモコンRS-WFIREX4はRS-WFIREX3の後継機種です。
RS-WFIREX4とRS-WFIREX3は何が違うのでしょうか。
実勢価格は、2019/4現在ではRS-WFIREX4のほうが1,000円ほど高いです。
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それだけの違いはあるのでしょうか。
目次
違う点
RS-WFIREX4とRS-WFIREX3で異なるのは、次の6点です。
- 赤外線の到達範囲
- 明るさをルクス表示できるかどうか
- サイズ
- 色
- 壁掛け用の穴の有無
- 対応iOSのバージョン
それでは、RS-WFIREX4で変わった点について詳しく見ていきましょう。
到達距離が長くなった
RS-WFIREX3では赤外線が届く範囲は20 mでしたが、RS-WFIREX4では30 mになっています。
1.5倍の距離まで赤外線が届くようになりました。
とはいえ、「そうそう、20 m以上離れたところの家電を操作したかったの!助かるわぁー」という方は少数派だと思います。
家電リモコンを使う部屋が20 mより広くないという場合は多いと思いますが、その場合はこの性能差は気にしないでよいでしょう。
「30 mあれば隣の部屋の家電も操作できるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、赤外線は光と似た直進性を持ちますので、光を通さない素材の壁やドアがあれば遮られてしまいます。
結局、隣の部屋にはリモコンの電波は届かないことになります。
ルクス表示がなくなった
RS-WFIREX3では明るさセンサーが筐体の出っ張った部分に配置されており、目のようになっています。
明るさ(明度)はルクス単位で表示させたり、Amazon Echoに読み上げてもらったりすることができます。
一方、RS-WFIREX4ではデザインが優先され、明るさセンサーが筐体内部に埋め込まれました。
目のように見える部分はストラップホールです。
そのため正確な明るさをルクス単位で表示したり、読み上げてもらったりすることができなくなりました。
RS-WFIREX4では明るさは「暗い・普通・明るい」の3段階で表示されます。
正確な明度を知りたいという場合は少ないかもしれませんが、これは残念な点ですね。
小さくなった
重さは、RS-WFIREX3でも 32 gしかなく十分小さかったのですが、RS-WFIREX4はさらに一回り小さくなり 16 gになりました。
形・サイズは、RS-WFIREX3は円形(直径:63.5mm)でしたが、RS-WFIREX4は四角い形状(45×45 mm)になっています。
厚みも、24 mm から15 mmへと小さくなりました。
目立ちにくくなったのは嬉しい変更です。
白色になった
RS-WFIREX3は黒色でしたが、RS-WFIREX4は白色になりました。
どちらの色が良いかは好みですが、Google Homeや、白色のAmazon Echoと一緒に使いたいという方は、RS-WFIREX4のほうが色を合わせることができて良いと思います。
また、白い壁に掛けたいという場合も、白いほうが目立たなくて良いでしょう。
一方で、部屋の家具がダークブラウン系であるとか、家電が黒色系である場合は、黒いRS-WFIREX3のほうが色が溶けこんで良いと思います。
壁かけ用の穴ができた
RS-WFIREX4では、ストラップホールと、吊り下げ用のホールがつきました。
RS-WFIREX4は小さくて軽くなったので、固定しないとUSBケーブルの曲がりぐせに引っ張られて動きやすいのですが、ストラップホールを使えば結びつけたり引っ掛けたりしやすいです。
しかし実際のところは、電源のUSBケーブルを常時つないでおく必要がありますので、コンセントの近くでケーブルの長さの範囲にしか設置できません。
そのためあえてRS-WFIREX4を選ばなくても、RS-WFIREX3を棚に置いて使ったり、USBケーブルを引っ掛けて使えば済むと思います。
うちの場合は、RS-WFIREX3をアマゾンエコーの横に置いて使っています。
対応iOSバージョンが上がった
対応iOSのバージョンがRS-WFIREX3ではiOS 8.4以降であったのが、RS-WFIREX4ではiOS 9.3以降と厳しくなりました。
iPhone4の最新対応OSはiOS 7.1.2で、iPhone4Sの最新対応OSはiOS 9.3.5ですので、iPhone4と4Sが家電リモコンアプリを使える/使えないの境界になります。
最新のiOSを入れている場合、iPhone4Sの方では使えて、iPhone4の方では使えないという状況はRS-WFIREX3でも4でも変わりませんので、この違いは気にならないでしょう。
同じ点
スマホアプリ
スマホアプリはどちらも同じものを使うため、アプリの操作性は同じです。
Wifiは5 GHz帯に非対応
どちらもWifiの5 GHz帯(IEEE 802.11a)には対応していません。
家のWifiが5 GHz帯だという方は、2.4 GHz帯(IEEE 802.11 b/g/n)を有効にしないと使用することができませんので注意が必要です。
ルーターで同一のネットワークに設定すれば、スマホやアマゾンエコーは5 GHz帯で使用して、家電リモコンは2.4 GHz帯で使用するということは可能ですが、設定は面倒です。
USB電源アダプタは付属しない
USBケーブルは付属していますが、AC電源アダプタは付属しませんので、家に余ったUSB電源アダプタがない方は別途買う必要があります。
電源アダプタには例えば次のようなものがあります。
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製品仕様の比較
製品仕様を表で比較すると次のようになっています。
型番 | RS-WFIREX4 | RS-WFIREX3 |
対応スマートフォン・タブレットOS | iOS 9.3以降 Android 4.4以降 |
iOS 8.4以降 Android 4.4以降 |
対応スマートスピーカー・サービス | Amazon Alexa搭載スピーカー(Amazon Echoなど) Googleアシスタント搭載スピーカー(Google Homeなど) ドコモAI エージェントサービス my daizTM Siriショートカット(iOS12以降) IFTTT(サービス名:RATOC Remocon) |
|
対応環境 | Wi-Fiルーターが設置され、使用可能なこと | |
対応リモコン | 各種赤外線リモコン(SONYフォーマット、NECフォーマット、家電製品協会フォーマット、その他メーカー独自フォーマットなど) | |
赤外線部(有効範囲) | 水平方向:最大360°、垂直方向:最大180° 最大30m ※家電製品(受信側)の性能により異なります |
水平方向:最大360°、垂直方向:最大180° 最大20m ※家電製品(受信側)の性能により異なります |
無線部 | 準拠規格:IEEE 802.11 b/g/n 使用周波数帯域2.4GHz セキュリティー:WPA/WPA2-Personal |
|
センサー | 温度・湿度・明暗センサーを搭載 | 温度・湿度・照度センサーを搭載 |
ソフトウェア(アプリ) | スマート家電コントローラ(iOS/Android) | |
電源 | +5V 1A(Micro-USB ポートより供給) ※別途USB ACアダプター(5V/1A以上)が必要です。 |
|
消費電流 | 赤外線未送信時(待機時):150mA 赤外線送信時:900mA | |
動作環境 | 温度:10~40度、湿度:20~80%(ただし結露しないこと) | |
外形寸法・重量 | 45×45×15 mm(突起部含む) ・約16g | 直径:63.5mm(突起部含む) /高さ:24mm、重量:32g |
添付品 | USB Micro-Bケーブル、セットアップガイド、保証書(1年) | |
製品仕様ページ へのリンク |
リンク |
リンク |
おすすめは?
ここまで見てきたように2つの機種で性能に大きな違いはありません。
そのためデザインの好みや価格で選べばよいでしょう。
デザイン
RS-WFIREX4は四角い筐体で、白くて小さいです。
白色やナチュラル色の家具や家電が多い方におすすめです。
RS-WFIREX3は黒くて円形の筐体です。
黒色やダークブラウンの家具や家電が多い方におすすめです。
売れ筋はRS-WFIREX3
Amazonでの単品の売り上げランキングを見ると、2019/4現在ではRS-WFIREX3のほうが売れています。
エコーとのセット販売だと安く買えることも
またアマゾンエコーと一緒に購入しようとしている場合には、セット販売品のほうが単品よりも安く手に入に入る場合があります。
その場合には、安い方を選ぶというのも良いでしょう。
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まとめ
RS-WFIREX4とRS-WFIREX3の6つの違いを紹介しました。
RS-WFIREX4で変わった点をまとめると次のとおりです。
- 赤外線の到達距離が長くなった
- ルクス表示ができなくなった
- 小さくなった
- 白色になった
- 壁掛け用の穴ができた
- 対応iOSのバージョンが上がった
大きな違いはないため、デザインの好みや価格で選べばよいと思います。
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以上、RS-WFIREX4とRS-WFIREX3の6つの違いとは?でした。