EarFun Tune Proはコスパが魅力。ATH-S300BTと比較。

ワイヤレスヘッドホン市場に注目の新モデルが登場しました。それが「EarFun Tune Pro」です。この製品は、日本オーディオ協会のハイレゾ認証を取得し、高品質な音響技術と多機能性を備えています。また、VGP2025のノイズキャンセリングヘッドホン部門（1万円未満）で金賞を受賞しており、その実力はお墨付きです。本記事では、EarFun Tune Proの魅力をじっくりとご紹介し、同じく金賞を受賞したオーディオテクニカATH-S300BTとの違いを解説します。

EarFun Tune Proの特徴

まずはEarFun Tune Proの特徴を紹介します。

 

•  EarFun社は2018年に中国で設立された新進気鋭のオーディオ機器メーカーです。「高品質でありながら手に取りやすい価格」をテーマに掲げています。CES Innovation AwardsやiFデザイン賞、Red Dotデザイン賞といった著名なアワードを受賞しており、その革新性とデザイン性は国際的にも評価されています。

ハイレゾ対応の高音質

画像は公式ページより引用。

EarFun Tune Proは、40mm径のPET複合膜ドライバーと日本製の10mm径のLCP複合膜ドライバーを採用しています。この組み合わせにより、深みのある低音と繊細な高音を両立した音質を実現しています。AUX有線接続時にはハイレゾ音源にも対応しており、音楽をより豊かに楽しみたい方におすすめです。

ノイズキャンセリング技術

画像は公式ページより引用。

ハイブリッド式ノイズキャンセリング機能を搭載し、最大45dBのノイズを低減します。これにより、騒音が気になる場所でも、音楽や通話に集中できます。有線時は最大30dBのノイズ低減になります。

バッテリー持続時間

最大120時間の連続再生が可能な大容量バッテリーを搭載しています。ANC（アクティブノイズキャンセリング）をオンにした場合でも最大80時間の使用が可能で、旅行や長時間の利用でも安心です。

Bluetooth 5.4対応と多機能性

最新のBluetooth 5.4を採用し、複数デバイスと同時接続できるマルチポイント機能を搭載。専用アプリ「EarFun Audio」を使えば、イコライザー設定やモード切替が可能で、自分好みの音響環境を作れます。

接続は、ワイヤレス(対応コーデック:SBC、AAC)のほか、AUX接続、USB-C接続にも対応しています。ケーブルは付属しています。

AUDIO-TECHNICA ATH-S300BTとの比較

ATH-S300BTはVGP2025のノイズキャンセリングヘッドホン部門(1万円以上2万円未満)で金賞を受賞したモデルで、こちらは中価格帯における高音質と耐久性で評価されています。

EarFun Tune ProとAUDIO-TECHNICA ATH-S300BTの違いについて見ていきましょう。

価格と使い勝手・音質の比較

• 価格とコストパフォーマンス: ATH-S300BTは税込約16,500円（1万円以上2万円未満）で、ファッション性や耐久性に優れたモデルです。一方、EarFun Tune Proは1万円未満で、同等の音響体験を提供し、コストパフォーマンスに優れています。

• バッテリー性能: ATH-S300BTは最大90時間の再生が可能で、ノイズキャンセリングオンの場合でも約60時間使用できます。一方、EarFun Tune Proは最大120時間の再生が可能で、ノイズキャンセリングオンの場合でも最大80時間を誇ります。より長時間の使用を求める方にはEarFun Tune Proが適しています。

• ノイズキャンセリング: ATH-S300BTはハイブリッドデジタルノイズキャンセリング技術を搭載しており、外部の騒音を効果的に低減します。EarFun Tune Proも最大45dBのノイズをカットする高性能なノイズキャンセリング機能を持ち、どちらも騒音環境での使用に適しています。

• 音質: ATH-S300BTはナチュラルでバランスの取れたサウンドが特長で、中音域がクリアで自然な音楽再生を提供します。一方、EarFun Tune Proはダイナミックで迫力のある低音を得意とし、有線接続時はハイレゾ対応により細部まで表現することが可能です。ロックやEDMのような低音重視の音楽を好む方には特におすすめです。

• 機能の多様性: ATH-S300BTはBluetooth 5.1対応で、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能や外音取り込みが可能なヒアスルー機能を搭載しています。EarFun Tune ProはBluetooth 5.4に対応し、専用アプリでの細かなカスタマイズやマルチポイント接続機能を提供します。

どちらがおすすめか

• ATH-S300BTは、ファッション性やブランド価値を求める方、バランスの良いナチュラルなサウンドを求める方や、中音域を重視するリスナーにおすすめです。
• EarFun Tune Proは、長時間のバッテリー持続時間や価格を重視する方、ダイナミックで迫力のある低音が好きな方や、音響設定を細かくカスタマイズしたい方に最適です。

比較表

特徴	EarFun Tune Pro	AUDIO-TECHNICA ATH-S300BT
外観
VGP 2025	ノイズキャンセリングヘッドホン部門（1万円未満）金賞	ノイズキャンセリングヘッドホン部門(1万円以上2万円未満) 金賞
ドライバー	φ40mm + φ10mm デュアルダイナミック、密閉	φ40mm ダイナミック、密閉
最大再生時間	120時間	90時間
ノイズキャンセリングオン時の再生時間	最大80時間	約60時間
ノイズキャンセリング技術	ハイブリッドノイズキャンセリング 最大45dBのノイズカット	ハイブリッドノイズキャンセリング
Bluetooth バージョン	Bluetooth 5.4	Bluetooth 5.1
有線接続	AUX, USB-C	AUX, USB-C
ハイレゾ認証	AUX時	‐
その他の機能	専用アプリでのカスタマイズ、ヒアスルー機能、マルチポイント接続、低遅延	ヒアスルー機能、マルチポイント接続、低遅延
参考価格	￥8,990〜(2024/12/26 16:26) Amazon 楽 天 Yahoo!	￥15,000〜(2024/12/26 16:26) Amazon 楽 天 Yahoo!

まとめ

EarFun Tune Proは、ハイレゾ対応のダイナミックな音質、最大120時間の再生時間、専用アプリを通じた多彩なカスタマイズ機能が魅力なコストパフォーマンスに優れたワイヤレスヘッドホンです。同じくVGP金賞を受賞したヘッドホンに、ATH-S300BTがありますがこちらは、ナチュラルでバランスの取れた音質です。

長時間の使用やコストパフォーマンスを重視する方にはEarFun Tune Proが、安定したノイズキャンセリング性能や自然な音質、ブランドの信頼性を求める方にはATH-S300BTが適しています。どちらもVGP金賞ですので迷うところですが、特に音質の感じ方ついては個人差がありますので、気になった場合は実際に試聴されることをおすすめします。

 

以上、EarFun Tune Proはコスパが魅力。ATH-S300BTと比較。でした。

参考

• EarFun Tune Pro公式ページ
• オーディオテクニカATH-S300BT 公式ページ
• phileweb VGP2025公式ページ