パナソニックの導入美容器 イオンエフェクターは、化粧成分を肌の角質層へ導入・浸透させる美容家電です。
EH-ST76とEH-ST66は、何が異なるのでしょうか。
違いは3つあります。わかりやすく紹介します。
なお、イオンエフェクター10モデルについて次の記事で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
パナソニック イオンエフェクター10モデルの一覧比較![導入美容器]
3つの違い
EH-ST76は、EH-ST66の上位モデルです。
違いは、次の3点です。
- EH-ST76では、保湿モードと温感リズムケアモードがなくなり、代わりにリズム保湿モードという一つのモードになる
- EH-ST76では、クールモードが追加される
- EH-ST76では、イオンレベルの調整は2段階に減るが、温感レベルの調整は4段階に増える
表で比較すると次のようになります。
モデル名 | EH-ST66 | EH-ST76 |
画像 | ||
参考価格 | − |
− |
モード数 | 4 | 4 |
モード | スキンクリア 保湿 温感リズムケア(1,2) ブライトニング |
スキンクリア リズム保湿 ブライトニング |
イオンレベル | 強・中・弱 | 強・弱 |
温感 | 高・低・切 | 高・中・低・切 |
本体寸法 | 15.5×4.6×5.5 cm | 20.2×5.1×4.45 cm |
本体質量(約) | 110 g | 145 g |
発売年 | 2018年 (生産終了) |
2018年 |
モデル名 | EH-ST66 | EH-ST76 |
細かな違いとしては次のものがあります。
- 持ち手が少し長い
- 本体質量が35 g重い
次の仕様は2つのモデルに共通です。
- 海外使用可
- 電源・電圧: AC100~240V(自動電圧切替付) 50-60Hz
- 電源方式: 充電式・コードレス
- 使用電池: リチウムイオン電池
- 充電時間: 約1時間(室温15~35℃)
- コードの長さ: 約1.8m(ACアダプター)
それでは、3つの違いについて詳しく見ていきましょう。
保湿モードとは
EH-ST66の保湿モードは、電気浸透流という微弱な電流によって、化粧水の保湿成分を肌の角質層まで浸透させるモードです。
コットンに化粧水を含ませて使用します。
保湿成分のグリセリンを手で塗布した場合と比べて、保湿モードでは角質層への浸透量 が 1.7倍になるということです。
温感リズムケアモードとは
EH-ST66に搭載されている温感リズムケアモードは、リズムと電気浸透流によって、保湿成分を肌の角質層まで届ける仕上げのモードです。
こちらはコットンを使用せずに、ヘッドを直接肌にあてて使用します。
リズムは〈変化〉〈強弱〉の2種類から選べます。
このモードではコットンを使用しないので、とろみのある乳液やクリーム、ジェルタイプの化粧品も使うことができます。
EH-ST66の基本的なモードの使い方は、
- スキンクリアモードで、お肌に残った汚れを取り除き、
- 保湿モードで、化粧水を角質層へ浸透させ、
- 温感リズムケアモードで、美容液やクリームを浸透させる、
という3ステップになります。
ビタミンCを含む化粧品を使用する場合は、保湿モードや温感リズムケアモードをブライトニングモードに置き換えます。
リズム保湿モードとは
EH-ST76では、「保湿モード」と「温感リズムケアモード」が一つにまとまり、「リズム保湿モード」になりました。
リズム保湿モードは、リズムと電気浸透流によって保湿成分を肌の角質層まで届けるモードです。
(図はパナソニック公式ページより引用)
リズム保湿モードは、コットンはありなしどちらでも使用できます。
そのため、化粧水でも美容液でもこのモードを使用できますので、モード選択に迷わないですみます。
モードがまとまったことによる違いは、EH-ST66では化粧水を角質層へ浸透させる際はリズムなし、美容液やクリームではリズムありでしたが、EH-ST76ではどちらもリズムありという点です。
しかし、リズムの有無は肌への効果とあまり関係ないようです。
そのため、モードがまとまったことによる実質的な違いはないと考えて良いでしょう。
EH-ST76のモードの基本的な使い方としては、
- スキンクリアモードで、お肌に残った汚れを取り除き、
- リズム保湿モードで、化粧水を角質層へ浸透させ、
- リズム保湿モードで、美容液やクリームを浸透させる
- クールモードで、肌を冷やす
という4ステップになります。リズム保湿モードが2回になり、この次で紹介するクールモードを最後に使います。
ビタミンCを含む化粧品を使用する場合は、リズム保湿モードをブライトニングモードに置き換えます。
クールモードとは
(図はパナソニック公式ページより引用)
EH-ST76に搭載されているクールモードとは、ヘッドが約10 ℃に冷えるモードです。化粧品は使用せず、お手入れの最後に冷えたヘッドを肌に当てることで、すっきり引き締まった肌を目指します。
肌への効果は明らかになっていないようですが、「引き締まり感」を調べた実験では1時間後に引き締まり感があると答えた方が、クールモードを使用していない場合と比べて多くなっています。
夏はひんやりして気持ちよいかもしれませんね。
イオンレベルと温感
イオンレベルとは、電気浸透流の強さのことです。
EH-ST66では、イオンレベルは強・中・弱の3段階から選択できましたが、EH-ST76では強・弱の2段階になりました。
イオンレベルが強いほど肌への効果は大きくなりますが、慣れていないと肌がピリピリ感じることがあります。その場合には弱にして使います。
EH-ST76では2段階に減っていますが、肌が慣れるまでは弱で、肌が慣れたら強で使うという使い方をすると思いますので、2段階でも十分ではないかと思います。
温感については、EH-ST66では高・低・切の3段階だったものが、EH-ST76では高・中・低・切の4段階になりました。
温感についても、高・低・切の3段階で十分と思います。
そのため、2つのモデルでイオンレベルと温感の調整レベルは違いますが、使い勝手にはそれほど影響しないでしょう。
どちらがおすすめ?
以上のように、モードがまとまったことや、イオンレベルの調整段階数などはあまり大きな違いではありません。
2つのモデルの大きな違いは、クールモードの有無と言えます。
EH-ST76ではクールモードが搭載されています。ひんやりしたクールモードで肌の引き締まり感を感じたいという方には、EH-ST76がおすすめです。
一方で、クールモードはなくてよくシンプルな機能でよいという方には、EH-ST66がおすすめです。
なお、EH-ST66は生産終了になっていますので、EH-ST66が良い場合には早めに購入すると良いと思います。
モデル名 | EH-ST66 | EH-ST76 |
画像 | ||
特徴 | マイナスに帯電したヘッドでビタミンCを角質層へ浸透させるブライトニングモードを搭載。 | ひんやり冷たいクールモードを搭載。「保湿モード」と「温感リズムケアモード」は保湿リズムモードにまとまる。 |
おすすめの方 | ビタミンCを含む化粧品を使用している方。肌のキメや透明感、明るさが気になる方。 | 肌の引き締まり感を感じたい方。洗顔の後は冷水を使ってスッキリしているという方。 |
参考価格 | − |
− |
まとめ
パナソニックの導入美容器 イオンエフェクターEH-ST76とEH-ST66の大きな違いは、クールモードの有無です。
クールモードを搭載しているEH-ST76は、ひんやりしたヘッドで肌の引き締まり感を感じたいという方におすすめです。
一方でEH-ST66は、クールモードはなくてよくシンプルな機能で良いという方におすすめのモデルです。
どちらのモデルでも、グリセリンなどの化粧成分を手塗りよりも角質層へ浸透させることができますので、日々の肌ケアをランクアップさせたいという方におすすめです。
次の記事では他のモデルも含めて一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
パナソニック イオンエフェクター10モデルの一覧比較![導入美容器]
以上、EH-ST76とEH-ST66の3つの違い!でした。
参考