パナソニックの導入美顔器 イオンエフェクターEH-ST97とEH-ST98は何が異なるのでしょうか。
違いは3つあります。わかりやすく紹介します。
なお、次の記事では、イオンエフェクターの機能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
パナソニック イオンエフェクター12モデルの一覧比較![導入美容器]
なお、記事中で「浸透」とは角質層までの浸透を表します。
3つの違い
EH-ST98は2020年発売のモデルで、EH-ST97は2019年発売のモデルです。
この2つのモデルの違いは次の3点です。
- マルチモードの有無
- 保湿のモードの種類
- 本体色
EH-ST98では、マルチモードが追加されるとともに、EH-ST97の「リズム保湿モード」からリズム振動がなくなり、「保湿モード」に変更になりました。
また本体色は、ピンクゴールド調から、シルバー寄りのゴールド調になりました。
他の性能は同じです。
表で違いを比較すると次のようになります。
モデル名 | EH-ST97 | EH-ST98 |
発売年 | 2019 | 2020 |
画像 | ||
特徴 | プレケアモード付き。旧モデルのEH-ST86よりも、プレケアモードの浸透量が2割ほど高まる。 | EH-ST97にお手軽ケア用の「マルチモード」が追加され計6モードになる。リズム保湿モードが「保湿モード」になる。 |
おすすめの方 | ヒアルロン酸やコラーゲンなどを角質層へ多く浸透させ、保湿効果を高めたい方。 | 時間をかけてじっくりと肌ケアをしたり、お手軽にケアをしたりと、日によって使い分けたい方。 |
参考価格 | − | ¥31,400〜(2024/11/21 19:25) |
モード数 | 5 | 6 |
モード | スキンクリア リズム保湿 ブライトニング クール プレケア |
スキンクリア 保湿 ブライトニング クール プレケア マルチ |
イオンレベル | 強・弱 | |
温感 | 高・中・低・切 | |
本体寸法 | 21.4 × 5.3 × 6.5 cm | |
本体質量 | 約 180 g | |
付属品 | コットンリング, 保護キャップ, スタンド |
違いを詳しく見てみましょう。
マルチモード
EH-ST98で搭載された「マルチモード」は、化粧品の保湿成分・ビタミンCを一度で手軽に浸透させたいときに使用する、3分の温感モードです。
ヘッドがプラスに帯電すると高分子保湿成分が肌によく浸透しますし、逆にマイナスに帯電するとビタミンCが肌によく浸透します。
そのため、「保湿モード」や「リズム保湿モード」ではヘッドがプラスに帯電するようになっていますし、ビタミンC化粧品用の「ブライトニング」モードではヘッドがマイナスに帯電するようになっています。
しかし、高分子保湿成分もビタミンCも両方含まれる化粧品ももちろんあります。
前モデルのEH-ST97では、どちらの成分を浸透させたいか自分で決めて、「保湿モード」か「ブライトニングモード」のどちらかを選んで使用するようになっています。
しかし、EH-ST98で搭載された「マルチモード」では、ヘッドがプラスとマイナスに交互に帯電することで、保湿成分もビタミンCも両方が浸透するようになっています。
マルチモードでは、手で塗った場合と比べて、保湿成分とビタミンCはそれぞれ1.3倍が角質層へ浸透します。
なお、保湿モードを使用すると、保湿成分は1.7倍角質層へ浸透し、ブライトニングモードを使用すると、ビタミンCは1.5倍角質層へ浸透します。
そのため、マルチモードではなく、保湿モードとブライトニングモードをそれぞれ使ったほうが、角質層に多く化粧品成分が浸透しますが、各3分かかりますので2倍の時間がかかることになります。
マルチモードでは、1回3分で両方の化粧品成分をそこそこ浸透させることができるので、時間のない時やお手軽にケアしたいときに便利な機能です。
保湿モード
(図はパナソニック公式ページより引用)
EH-ST97の「リズム保湿モード」や、EH-ST98の「保湿モード」は、電気浸透流という微弱な電流によって、化粧水や美容液などの保湿成分を肌の角質層まで届けるモードです。
化粧水はコットンに含ませて使用し、美容液やクリームはコットンなしでそのまま使用します。
リズム保湿モードでは、ヘッドがブルブルと一定のリズムで震えますが、保湿モードではリズム振動はありません。
保湿モードでは手で塗布した場合と比べ、保湿成分のグリセリンの角質層への浸透量が 1.7 倍になります。
公式ページをよく見ると、リズム保湿モードも浸透量は 1.7 倍程度のようです。
リズム振動はあれば心地よいかもしれませんが、このようにリズム振動の有無による肌へ浸透量の差はないようです。
そのためかどうかはわかりませんが、2020年発売のモデルであるEH-ST78や、EH-ST98ではリズム振動がなくなりました。
なお、保湿モードは、もともと下位モデルのEH-ST66やEH-ST53で搭載されていたモードです。
これらのモデルでは、リズム振動をするモードとして「温感リズムモード」が別に用意されていました。
EH-ST97になり、下位モデルとの差別化のために、保湿モードと温感リズムモードが一緒になった「リズム保湿モード」ができましたが、EH-ST98でリズム部分がなくなりました。
本体色
旧モデルのEH-ST97は、次のようにピンクゴールド調の色です。
後継機種のEH-ST98では、次のようにシルバー寄りのゴールド調になりました。ヘッドはゴールド色です。
EH-ST98は、落ち着いたデザインになりました。
おすすめは?
以上のようにEH-ST98では、お手軽に保湿成分もビタミンCも角質層へ浸透させる「マルチモード」が追加され、リズム保湿モードのリズム振動がなくなりました。
マルチモードは、保湿モードとブライトニングモードそれぞれよりも化粧品成分を浸透させる力は弱いですが、お手軽にケアできるのが利点です。
平日のケアではマルチモードを使い、週末には保湿とブライトニングモードをつかって、じっくりとケアするという使いかたもできます。
EH-ST98の方が、マルチモードも使ってさまざまな使い方ができるためおすすめですが、一方で新しく発売されたこともあり、価格が高めなのが難点です。
ビタミンCを含む化粧品を使わないという方は、ブライトニングモードやマルチモードは必要ないですので、EH-ST97でも良いでしょう。
またビタミンC化粧品を使う場合でも、今日はブライトニングモード、明日は保湿モードと、1日おきに使うなど工夫することもできます。
下位モデルと比べると、どちらのモデルにも高分子保湿成分を角質層へ浸透しやすくするプレケアヘッド・プレケアモードが搭載されており、ヒアルロン酸は手で塗布するのと比べて5.7倍、コラーゲンは5.0倍 浸透させることができます。
どちらものモデルを選んでも、時間をかけてじっくりと肌ケアすることができますので、おすすめです。
価格は次のようになっています。
モデル名 | EH-ST97 | EH-ST98 |
発売年 | 2019 | 2020 |
画像 | ||
特徴 | プレケアモード付き。旧モデルのEH-ST86よりも、プレケアモードの浸透量が2割ほど高まる。 | EH-ST98にお手軽ケア用の「マルチモード」が追加され計6モードになる。リズム保湿モードが「保湿モード」になる。 |
おすすめの方 | ヒアルロン酸やコラーゲンなどを角質層へ多く浸透させ、保湿効果を高めたい方。 | 時間をかけてじっくりと肌ケアをしたり、お手軽にケアをしたりと、日によって使い分けたい方。 |
参考価格 | − | ¥31,400〜(2024/11/21 19:25) |
まとめ
パナソニックの導入美顔器 イオンエフェクターEH-ST97とEH-ST98の違いについて紹介しました。
EH-ST98では、お手軽に保湿成分もビタミンCも角質層へ浸透させる「マルチモード」が追加され、リズム保湿モードのリズム振動がなくなりました。
EH-ST98は、時間をかけてじっくりと肌ケアをしたり、お手軽にケアをしたりと、日によって使い分けたい方におすすめです。
次の記事では、イオンエフェクターの機能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
パナソニック イオンエフェクター12モデルの一覧比較![導入美容器]
以上、EH-ST97とEH-ST98の3つの違い!でした。
参考
モデル名 | EH-ST97 | EH-ST98 |
画像 | ||
参考価格 | − | ¥31,400〜(2024/11/21 19:25) |