シャープの加湿空気清浄機KC-P50とKI-PS50は何が異なるのでしょうか。違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
[参考記事] シャープの加湿・空気清浄機の一覧比較!
目次
5つの違い
KC-P50とKI-PS50は、どちらも2021年12月発売の最大風量 5.1 ㎥/分の薄型スリムな加湿空気清浄機です。
KI-PS50は、KC-P50よりも上位機種です。
KI-PS50は、KC-P50と比べて次の点が異なります。
- プラズマクラスターの種類が7000ではなく25000。ユニット交換可能。
- 加湿量は、ダブルフィルターで 2割ほど大きく 600 mL/h。
- 加湿の入り切りも行う「おまかせ運転」がない。
- 温度・湿度・電気代を数値で表示できる。
- チャイルドロックとキャスター付き。
清浄フィルターやセンサーの種類は同じです。本体サイズや質量もほぼ同じです。
KI-PS50は、プラズマクラスターイオン濃度が高いものがよい場合や、より多く加湿したい場合におすすめの機種です。
違いを表で比較すると次のようになります。
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
発売年月 | 2021/12 | 2021/12 |
外観 |
||
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター7000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
ユニット交換可能(約 2 年)
|
加湿量・タンク容量 |
最大 500 mL/h
約 2.5 L
|
最大 600 mL/h (ダブルフィルター)
約 2.7 L
|
運転 |
おまかせ運転
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
モニター | きれいモニター 3段階湿度モニター |
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
|
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
Ag+イオンカートリッジ
チャイルドロック
ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
外形寸法 | 幅399×奥行230×高さ613 (mm) | 幅384×奥行230×高さ619 (mm) |
質量 | 約 7.5 kg | 約 7.9 kg |
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
参考価格 ホワイト |
¥27,100〜(2024/11/20 17:24) |
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参考価格 グレー |
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違いについて詳しく見てみましょう。
プラズマクラスター
KC-P50ではプラズマクラスター7000を搭載しており、KI-PS50では25000を搭載しています。
プラズマクラスターの数字は、部屋中央でのイオン濃度の目安を表しています。プラズマクラスター25000では 「中」運転時に1 c㎥あたり 25000個以上のイオン濃度になります。
KI-PS50のほうが、KC-P50と比べて、3倍以上イオン濃度が高いです。
シャープによれば、KC-P50のプラズマクラスター7000では次のような効果があります。
- 浮遊カビ菌を除菌
- 浮遊ウイルスの作用を抑える
- 浮遊菌の作用を抑える
- ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質の作用を抑える
- 浮遊花粉アレル物質の作用を抑える
さらにKI-PS50のプラズマクラスター25000では、次のような追加の効果が得られるということです。
- 付着カビ菌の増殖を抑える
約 5 畳相当の部屋で3日後の効果。 - 付着ウイルスの作用を抑える
約 6 畳相当の部屋で 約 7.5~10 時間後の効果。 - 付着花粉アレル物質の作用を抑える
約 5 畳相当の部屋で 約 24 時間後の効果。
付着物に対する効果が出るまでの時間はとても長く、実使用環境において効果を実感するのは難しいかもしれませんが、付着カビ菌・ウイルス・花粉が気になるという方は、プラズマクラスター25000を搭載するKI-PS50を検討すると良いでしょう。
またKI-PS50は、プラズマクラスターイオン発生ユニットの交換が可能です。プラズマクラスター発生ユニットは、パナソニックのナノイー発生ユニットと異なり、寿命があります。1日 24時間使用したとき約 2 年(約 17,500 時間)で寿命を迎えます。
KC-P50では2年経過後はイオンが発生しなくなりますが、KI-PS50ではユニット交換により、2年後以降も引き続きプラズマクラスター25000の発生が可能です。
長くプラズマクラスターを使いたい場合には、KI-PS50がおすすめです。
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型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター7000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
ユニット交換可能(約 2 年)
|
参考価格 ホワイト |
¥27,100〜(2024/11/20 17:24) |
¥28,800〜(2024/11/21 01:15) |
参考価格 グレー |
− | ¥28,800〜(2024/11/21 13:54) |
加湿量
最大加湿量は、KC-P50では500 ml/hで、KI-PS50では 600 ml/hです。KI-PS50のほうが2割ほど多いです。
KI-PS50では、二層フィルターを採用しており、風量や騒音は維持したままで、加湿量を増やすことができています。
(画像はシャープ公式ページより引用。)
加湿するのは冬場が多いと思いますが、冬に風量が多いと寒く感じます。風量はそのままで、より多く加湿できるのは良いですね。
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
加湿量・タンク容量 |
最大 500 mL/h
約 2.5 L
|
最大 600 mL/h (ダブルフィルター)
約 2.7 L
|
[加湿 強 運転時] |
|
|
風量 |
3.4 ㎥/分
|
3.6 ㎥/分 |
消費電力 |
20 W
|
24 W
|
運転音 |
42 dB
|
43 dB
|
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おまかせ運転
どちらの機種でも、お部屋の状況にあわせて風量を切り替える自動風量運転ができます。
さらにKC-P50では、風量だけでなく加湿も切り替えて、お部屋に適した風量・湿度にコントロールするおまかせ運転モードが搭載されています。
上位機種にも搭載されているおまかせ運転は、なぜか上位機種のKI-PS50には搭載されていません。ただ、KI-PS50でも、加湿を「入」にして風量自動運転をすれば、適切な湿度にコントロールしてくれます。
加湿の入/切を切り替えるのはそれほど手間なことではないですから、どちらでも良いでしょう。
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
運転 |
おまかせ運転
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
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デジタル温度・湿度・電気代表示
KC-P50には、次のような3段階湿度モニターが搭載されています。
(画像はシャープ公式ページより引用。)
ひと目で湿度が適切な範囲にあるかを知ることができます。
KI-PS50では、温度・湿度・電気代を切り替えて数値で表示することができます。
(画像はシャープ公式ページより引用。)
より詳しく部屋の空気の状況を知りたいという方はこちらのほうが便利です。
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
モニター | きれいモニター 3段階湿度モニター |
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
|
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チャイルドロックとキャスター
KI-PS50には、チャイルドロックとキャスターが付いています。
2~3歳くらいまでの幼児がいるという方は、ボタンを押すとピッピと音が鳴る空気清浄機は良いおもちゃになってしまいますので、チャイルドロックがあるほうが良いでしょう。4~5歳になると、3秒長押しのチャイルドロックは解除されてしまいますし、触ってはダメということも理解するようになりますので、どちらでもよいでしょう。
キャスターについては、空気清浄機を頻繁に動かすという方は付いていても良いと思いますが、通常は設置しっぱなしになると思いますので、キャスターはなくても良いでしょう。
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
Ag+イオンカートリッジ
チャイルドロック
ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
参考価格 ホワイト |
¥27,100〜(2024/11/20 17:24) |
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どちらがおすすめか
KI-PS50は、KC-P50と比べて次のような違いがあります。
- プラズマクラスターの種類が7000ではなく25000。ユニット交換可能。
- 加湿量は、ダブルフィルターで 2割ほど大きく 600 mL/h。
- 加湿の入り切りも行う「おまかせ運転」がない。
- 温度・湿度・電気代を数値で表示できる。
- チャイルドロックとキャスター付き。
集じん・脱臭フィルターは同じものを搭載しているため空気清浄機能は同等ですが、KI-PS50は、2年後以降もプラズマクラスター機能を使えるという点や、加湿量が多いという点が特徴です。
プラズマクラスターや加湿機能を重視する方には、KI-PS50がおすすめです。
一方でプラズマクラスターは効果があるか心配という方や、空気清浄機を試しに使ってみたいという方には、まずは安価なKC-P50がおすすめです。
どちらの機種も、高い空気清浄性能を持ちながら、ワンルームや寝室で使うのに丁度よい薄型スリムな機種です。
KI-PS50がおすすめの方
クラスター
25000
適用床面積
~23 畳
600
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
次のような方にはKI-PS50がおすすめです。
- 付着カビ菌・ウイルス・花粉が気になるので、プラズマクラスター濃度が高いほうがよい。
- 2年後以降もプラズマクラスター機能を使いたい。
- 部屋の乾燥が気になるので、たっぷりと加湿してほしい。
- 部屋の空気の状況を数値で知りたい。
- 2~3歳までの子供がいるので、チャイルドロックがあるほうがよい。
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KC-P50がおすすめの方
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
500
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
次のような方には、KC-P50がおすすめです。
- 加湿もお部屋の空気の状況にあわせて自動で切り替えて欲しいので、おまかせ運転があるほうがよい。
- プラズマクラスター機能はおまけ程度で十分。2年後に使えなくなっても構わない。
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性能と仕様を表で比較
KC-P50とKI-PS50の性能と仕様を表で比較すると次のようになります。
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
---|---|---|
発売年月 | 2021/12 | 2021/12 |
外観 |
||
参考価格 ホワイト |
¥27,100〜(2024/11/20 17:24) |
¥28,800〜(2024/11/21 01:15) |
参考価格 グレー |
− | ¥28,800〜(2024/11/21 13:54) |
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター7000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
ユニット交換可能(約 2 年)
|
加湿量・タンク容量 |
最大 500 mL/h
約 2.5 L
|
最大 600 mL/h (ダブルフィルター)
約 2.7 L
|
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
|
8畳の部屋の清浄時間 |
12 分
|
|
型番 | KC-P50 | KI-PS50 |
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
|
吹出口 |
前・後。後ろに手動ルーバー。
|
前吹出口・後吹出口
|
気流 | スピード循環気流 | |
運転 |
おまかせ運転
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
パワフル吸じん
おやすみ/花粉
|
風量 | 強・中・静音・自動 | |
センサー | 3つ ニオイ・温度・湿度 |
|
モニター | きれいモニター 3段階湿度モニター |
きれいモニター
デジタル温度・湿度・電気代
|
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
Ag+イオンカートリッジ
チャイルドロック
ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
外形寸法 | 幅399×奥行230×高さ613 (mm) | 幅384×奥行230×高さ619 (mm) |
質量 | 約 7.5 kg | 約 7.9 kg |
まとめ
シャープの加湿空気清浄機KC-P50とKI-PS50の違いについて紹介しました。KI-PS50は、プラズマクラスター濃度が高く、付着カビ菌・ウイルス・花粉に対しても効果が期待されます。付着物が気になるなどでプラズマクラスター機能を重視する方にはKI-PS50がおすすめです。
以上、KC-P50とKI-PS50の5つの違い。でした。
[参考記事]
- KI-RS50とKI-PS50の1つの違い。使い捨て加湿プレフィルター。
- KC-P500YとKC-P50の1つの違い。加湿量。
- KC-R50とKC-P50(型落ち機種)の1つの違い。加湿プレフィルター。
- KC-P50とKC-N50の違いは?[プラズマクラスター7000]
- シャープの加湿・空気清浄機の一覧比較!
参考
KC-P50
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
500
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
- 価格¥27,100(2024/11/20 17:24時点)
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KI-PS50
クラスター
25000
適用床面積
~23 畳
600
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
- 価格¥28,800(2024/11/21 01:15時点)
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- シャープ(SHARP)
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