シャープのKI-PS50とKI-PS40は、プラズマクラスター25000を搭載した加湿空気清浄機です。これらは、何が異なるのでしょうか。違いは8つあります。わかりやすく紹介します。
[参考] シャープの加湿・空気清浄機の一覧比較!
目次
8つの違い
KI-PS50とKI-PS40はどちらも2021年12月発売の機種です。
KI-PS50は、KI-PS40よりも一つ上位の機種です。
KI-PS50は、KI-PS40と比べて、次の点が異なります。
- 集じん・脱臭フィルターが別々で、交換目安が10年と長い。
- 最大風量が3割ほど大きく、広い部屋向き。
- 加湿性能が4割ほど高い。給水タンク方式。
- プラズマクラスター適用床面積が広い。
- 前後吹出口にルーバーがない。
- 温度・湿度・電気代をデジタル表示できる。
- チャイルドロック・キャスター付き。
- 本体サイズが一回り大きい。
KI-PS50は、加湿・空気清浄能力が高いですが、その分KI-PS40よりも本体が一回り大きいです。
10畳未満の部屋に置くのであれば、邪魔になりにくいコンパクトなKI-PS40がおすすめです。
違いを表で比較すると、次のようになります。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
発売年月 | 2021/12 | 2021/12 |
外観 |
||
加湿量・タンク容量 |
最大 600 mL/h
約 2.7 L
|
最大 420 mL/h
給水トレー 約 2.0 L
|
加湿適用床面積(プレハブ洋室) | 〜17 畳 (27 ㎡) | 〜12 畳 (20 ㎡) |
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
4.0 ㎥/分
|
8畳の部屋の清浄時間 |
12 分
|
15 分
|
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 10 畳 (約 17 ㎡)
|
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安:約2年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
吹出口 |
前後 吹出口
|
前後 手動ルーバー
|
モニター | きれいモニター デジタル温度・湿度・電気代 |
きれいモニター 3段階湿度モニター |
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ チャイルドロック ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
Ag+イオンカートリッジ |
外形寸法 | 幅384×奥行230×高さ619 (mm) | 幅280×奥行260×高さ622 (mm) |
質量 | 約 7.9 kg | 約 6.7 kg |
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
違いについて、詳しく見てみましょう。
フィルター
空気清浄機は、集じん・脱臭フィルターに風を通すことで空気清浄をしますから、このフィルターが最も重要なパーツです。
KI-PS50では10年間交換不要とされる静電HEPAフィルターとダブル脱臭フィルターが採用されています。特に、静電HEPAフィルターは、10,000個の微小な粒子を吸い込み3個しか通さないという高い性能を持っているフィルターで、最上位モデルで採用されているのと同等のものです。
KI-PS40では集じん・脱臭一体型フィルターが採用されています。一体型であるため、本体をコンパクトに作ることが出来ますが、空気清浄性能はHEPAフィルターよりも劣り、交換目安期間は2年と短いです。
空気清浄性能を重視する場合は、KI-PS50の方がおすすめです。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安:約2年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
最大風量
最大風量は、KI-PS50では5.1 ㎥/分、KI-PS40は4.0 ㎥/分です。KI-PS50のほうが3割ほど大きく、早く空気清浄することができます。
8畳の部屋において最大風量で空気清浄した場合、空気清浄にかかる時間はKI-PS50では12分、KI-PS40を清浄時間は15分です。KI-PS50のほうが、最大風量が大きいためより短い時間で部屋を清浄することができます。
そのため、花粉が多い時期などに早く空気清浄したい場合には、8畳程度のコンパクトな部屋で使用する場合でもKI-PS50のほうがおすすめです。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
4.0 ㎥/分
|
8畳の部屋の清浄時間 |
12 分
|
15 分
|
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
加湿量
加湿量は、KI-PS50では 550 mL/hで、KI-PS40では 420 mL/hです。KI-PS50のほうが単位時間あたり4割ほど多く加湿できます。
プレハブ洋室の加湿適用床面積で見ると、KI-PS50は17畳で、KI-PS40は12畳です。
12畳を超えるような部屋で十分に加湿したい場合には、KI-PS50の方が良いでしょう。
なお、KI-PS40は給水タンクではなく「給水トレー方式」です。タンクを取り外して水を補充するのではなく、給水トレーに水を直接注ぐことで補充します。給水場所が遠い場合は、やかんなどで水を運ぶと便利でしょう。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
加湿量・タンク容量 |
最大 600 mL/h
約 2.7 L
|
最大 420 mL/h
給水トレー 約 2.0 L
|
加湿適用床面積(プレハブ洋室) | 〜17 畳 (27 ㎡) | 〜12 畳 (20 ㎡) |
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
プラズマクラスター
どちらもプラズマクラスター25000を搭載しています。下位機種のKC-R50と異なり、イオン発生ユニットの寿命である2年を経過したあとも、発生ユニットの交換をしてプラズマクラスターを発生させることができます。
KI-PS50とKI-PS40で異なるのは、プラズマクラスター適用床面積です。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 10 畳 (約 17 ㎡)
|
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
吹出口
どちらの機種も前後に吹出口があり、風が両方から出てきます。
KI-PS50にはルーバーがなく、吹出方向を変えることが出来ません。
KI-PS40はルーバーが付いており、前方向は、上下間35度の範囲で方向を変えることができます。後ろルーバーは使用開始時に手で開ける必要がありますが、角度を変えることはできません。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
外観 |
||
吹出口 |
前後 吹出口
|
前後 手動ルーバー
|
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
モニター
どちらの機種にも、お部屋の空気の総合的な状態を示す「きれいモニター」が搭載されており、空気が汚くなった際には、青色から、黄色、赤色へと変化して知らせます。
さらにKI-PS50では、温度・湿度・電気代のいずれかを表示できるデジタルモニタが搭載されています。湿度計や温度計の代わりになるため、部屋に温湿度計がない場合には便利です。
(画像はシャープ公式ページより引用。)
KI-PS40では、湿度は「低・適湿・高」の3段階のランプで表示されます。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
モニター | きれいモニター デジタル温度・湿度・電気代 |
きれいモニター 3段階湿度モニター |
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
チャイルドロック・キャスター
KI-PS50には、チャイルドロックとキャスターが付いています。
2~3歳くらいまでの幼児がいるという方は、ボタンを押すとピッピと音が鳴る空気清浄機は良いおもちゃになってしまいますので、チャイルドロックがあるほうが良いでしょう。4~5歳になると、3秒長押しのチャイルドロックは解除されてしまいますし、触ってはダメということも理解するようになりますので、どちらでもよいでしょう。
キャスターについては、空気清浄機を頻繁に動かすという方は付いていても良いと思いますが、通常は設置しっぱなしになると思いますので、キャスターはなくても良いでしょう。
あと、KI-PS50には、お手入れが楽になる使い捨てフィルターの試供品も数枚付属します。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ チャイルドロック ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) |
Ag+イオンカートリッジ |
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
本体サイズ
KI-PS50は、KI-PS40と比べて、幅は約 10 cm、奥行きは3 cm大きいです。高さはほぼ同じです。質量は約 1.2 kg重いです。
KI-PS50の本体は一回り大きいため、小さい部屋で使用する場合や、コンパクトな方が良い場合には、KI-PS40が良いでしょう。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
外形寸法 | 幅384×奥行230×高さ619 (mm) | 幅280×奥行260×高さ622 (mm) |
質量 | 約 7.9 kg | 約 6.7 kg |
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
どちらがおすすめか
KI-PS50が、KI-PS40と異なる点をまとめると、次のようになります。
- 集じん・脱臭フィルターが別々で、交換目安が10年と長い。
- 最大風量が3割ほど大きく、広い部屋向き。
- 加湿性能が4割ほど高い。給水タンク方式。
- プラズマクラスター適用床面積が広い。
- 前後吹出口にルーバーがない。
- 温度・湿度・電気代をデジタル表示できる。
- チャイルドロック・キャスター付き。
- 本体サイズが一回り大きい。
このようにKI-PS50は、加湿・空気清浄能力が高いですが、その分KI-PS40よりも本体が一回り大きいです。
10畳未満の部屋に置くのであれば、邪魔になりにくいコンパクトなKI-PS40がおすすめです。
一方で、より広い部屋で使用するのであれば空気清浄・加湿性能の高いKI-PS50がおすすめです。
KI-PS50がおすすめの方
クラスター
25000
適用床面積
~23 畳
600
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- 空気清浄能力を重視するので、集じん・脱臭フィルターが別々のほうがよい。
- 10畳を超えるような部屋での使用に向いた加湿量・風量のある機種がよい。
- 給水が簡単な、給水タンク方式が良い。
- 温度・湿度・電気代が表示できるほうがよい。
- チャイルドロック機能があるとよい。
- シャープ(SHARP)
- 価格¥28,800(2024/12/04 20:52時点)
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KI-PS40がおすすめの方
クラスター
25000
適用床面積
~18 畳
420
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- 10畳程度までの部屋で使用するので、本体がコンパクトなほうがよい。
- フィルターは2年ごとに交換するほうが、清潔感があってよい。
- チャイルドロック・デジタル表示などの付加機能はいらない。
価格と機能を表で比較
価格と機能を表で比較すると次のようになります。
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
---|---|---|
発売年月 | 2021/12 | 2021/12 |
外観 |
||
参考価格 ホワイト |
¥28,800〜(2024/12/04 20:52) |
− |
参考価格 グレー |
¥28,800〜(2024/12/05 06:31) |
− |
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
加湿量・タンク容量 |
最大 600 mL/h
約 2.7 L
|
最大 420 mL/h
給水トレー 約 2.0 L
|
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
4.0 ㎥/分
|
8畳の部屋の清浄時間 |
12 分
|
15 分
|
プレフィルター自動掃除 | − | |
無線LAN内蔵 | − | |
タッチパネル | − | |
型番 | KI-PS50 | KI-PS40 |
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター25000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
プラズマクラスター25000
約 10 畳 (約 17 ㎡)
|
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安:約2年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
吹出口 |
前後
|
前後 手動ルーバー
|
気流 | スピード循環気流 | スピード循環気流 |
運転 |
パワフル吸じん
おやすみ/花粉 |
パワフル吸じん
おやすみ/花粉 |
風量 | 強・中・静音・自動 | 強・中・静音・自動 |
センサー | 3つ ニオイ・温度・湿度 |
3つ ニオイ・温度・湿度 |
モニター | きれいモニター デジタル温度・湿度・電気代 |
きれいモニター 3段階湿度モニター |
使い勝手 |
Ag+イオンカートリッジ
チャイルドロック ストッパー付きキャスター 使い捨てプレフィルター(3枚入) 使い捨て加湿プレフィルター(2枚入) |
Ag+イオンカートリッジ |
外形寸法 | 幅384×奥行230×高さ619 (mm) | 幅280×奥行260×高さ622 (mm) |
質量 | 約 7.9 kg | 約 6.7 kg |
まとめ
シャープの加湿空気清浄機 KI-PS50とKI-PS40の違いは、KI-PS50のほうが風量・加湿量・プラズマクラスター適用床面積が大きく、集じん・脱臭フィルターは別々になっているタイプのものを採用しています。10畳未満のコンパクトな部屋で使用するのであれば、邪魔になりにくいKI-PS40がおすすめですが、そうでなければ空気清浄・加湿性能の高いKI-PS50がおすすめです。
- KC-P50とKI-PS50の5つの違い。プラズマクラスター25000。
- KI-RS50とKI-PS50の1つの違い。使い捨て加湿プレフィルター。
- KI-RS40とKI-PS40(型落ち機種)の違いは? [プラズマクラスター25000]
- シャープの加湿・空気清浄機の一覧比較!
以上、KI-PS50とKI-PS40の8つの違い。でした。
参考
KI-PS50
クラスター
25000
適用床面積
~23 畳
600
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
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KI-PS40
クラスター
25000
適用床面積
~18 畳
420
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー