パナソニックの衣類スチーマーNI-FS420とNI-FS410は、機能を絞ったシンプルな機種です。これらの機種は何が異なるのでしょうか。違いは、2つあります。わかりやすく紹介します。
2つの違い
NI-FS420は2021年発売で、20220年発売であるNI-FS410の後継機種です。
NI-FS420では、NI-FS410と比べて次のような変更がありました。
- スチーム穴の配置が円状になり、スチームが広がりやすくなった。
- 低い形状になり、手の力が伝わりやすくなった。
次の主な機能には変更がなく、同じです。
- 立ち上がり時間は、約 30 秒。
- 持続時間は、約4分。
- スチームが出る角度は、220°。
このように、主要な機能は同じであるものの、細かい部分ではNI-FS420の方が使いやすくなっています。
表で比較すると次のようになります。
機種 | NI-FS410 | NI-FS420 |
発売年 | 2020 | 2021 |
スチーム | 連続パワフルスチーム | 連続パワフル&ワイドスチーム |
アイロン面 | ||
穴の配置と数 | 直線状・5穴 | 円状・6穴 |
本体外形寸法 | 約 幅7 × 高さ14.5 × 長さ15 (cm) | 約 幅7 × 高さ13 × 長さ15.5 (cm) |
機種 | NI-FS410 | NI-FS420 |
---|---|---|
画像 |
||
参考価格 | ピンクゴールド: ¥7,127〜(2024/11/21 15:19) |
ホワイト: ¥7,125〜(2024/11/21 15:19) |
違いについて詳しく見てみましょう。
スチーム穴の配置
NI-FS410ではアイロン面のスチーム穴は直線的に配置されていましたが、NI-FS420では上位モデル同様にスチーム穴は円状に配置され、スチームが広がりやすくなりました。
次の画像で、左側はNI-FS410のアイロン面で、右側はNI-FS420のアイロン面です。
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
NI-FS420はスチームが広がりやすい「ワイドスチーム」なので、衣類をケアしやすくなっています。
(画像はNI-FS770。パナソニック公式ページより引用。)
本体形状
NI-FS420では本体の高さが1.5 cm低くなり、取り回ししやすくなりました。重心はアイロン面近くにあるため、高さが低いほど手の力が伝わりやすくなります。本体質量はどちらも670 gです。
実際の本体形状を見てみましょう。
NI-FS410は、次のような形状をしています。
本体サイズは、約 幅7 × 高さ14.5 × 長さ15 (cm)です。
次の画像は2021年発売の中級機種NI-FS570ですが、これとよく似た形をしています。
NI-FS420では、次のように高さが低い新形状になりました。
本体サイズは、約 幅7 × 高さ13 × 長さ15.5 (cm)です。幅は同じで、高さは1.5 cm低くなり、長さは0.5 cm長くなりました。
次の画像は2021年発売の最上位機種NI-FS770ですが、これと似た形をしています。
NI-FS420は最上位機種のような低重心デザインを採用しており、取り回ししやすくなっています。
どちらがおすすめか
このように、NI-FS410とNI-FS420を比較すると持続時間や立ち上がり時間は同じですが、NI-FS420では次の点が改善されています。
- スチーム穴の配置が円状になり、スチームが広がりやすくなった。
- 低い形状になり、手の力が伝わりやすくなった。
そのため、価格差がそれほどなければ、NI-FS420の方がおすすめです。
執筆時点では、NI-FS410の方が価格が安いですが、1000円以下の差ですので、NI-FS420のほうがおすすめです。
価格や仕様は、次のようになっています。
機種 | NI-FS410 | NI-FS420 |
発売年 | 2020 | 2021 |
画像 |
||
参考価格 | ピンクゴールド: ¥7,127〜(2024/11/21 15:19) |
ホワイト: ¥7,125〜(2024/11/21 15:19) |
機種 | NI-FS410 | NI-FS420 |
---|---|---|
特徴 | スチームが出る角度は220°に限られる。スチーム温度は上位モデルより低め。NI-FS420では6穴のワイドスチームになりスチームが広がりやすくなった。 | |
おすすめの方 | 軽量・コンパクトな機種が良い方。 | |
機種 | NI-FS410 | NI-FS420 |
持続時間 | 約 4 分 | 約 4 分 |
水容量 | 約 50 mL | 約 50 mL |
立ち上がり | 約 30 秒 | 約 30 秒 |
スチーム量 | 平均 約 11 g/分 | 平均 約 11 g/分 |
モード | 連続パワフルスチーム | 連続パワフル&ワイドスチーム |
自動ヒーターオフ | − | − |
温度調節 | − | − |
温度 | 中温(約160℃) | ドライ(約160℃)/スチーム(約160℃) |
機種 | NI-FS410 | NI-FS420 |
面形状 | フラット | フラット |
穴の数 | 5穴 | 6穴 |
スチームの出る角度 | 220° | 220° |
消費電力 | 950 W | 950 W |
外形寸法 (本体) 幅×高×長 |
約 7 × 14.5 × 15 cm | 約 7 × 13 × 15.5cm |
本体質量 | 670 g | 670 g |
海外電圧 | − | − |
共通機能
最後にNI-FS410とNI-FS420の共通機能について簡単に紹介します。
220°スチーム
どちらの機種も、次のように、スチームの出る角度は220°の範囲に限られていて、スチームの出ない角度があります。上位機種では、スチームは360°どの方向でも出ます。
スチームが出ない角度があるというと、一見使うのが難しそうです。
とはいえ、本体を右手で持っている場合は、スチームが出ない方向にスチーマーを向けるには腕をひねらないといけません。そのため、右手で持っていれば、それほど気になることでもないでしょう。
フラットアイロン面
フラットアイロン面とは、通常のアイロンのように平らなアイロン面です。
ハンガーにかけた衣類にスチームをあてるだけではなく、アイロン台を使ったプレスをして、布マスクやズボン、ハンカチなどのシワをしっかり伸ばすこともできます。
通常のアイロンを持っていない方は、フラットアイロン面のほうが二役として使えるので便利でしょう。アイロン面の温度は中温(約160℃)固定です。
おすすめポイント
立ち上がり時間は約30秒で、上位機種の19秒と比べると長く見えますが、約 11 秒しか違いません。衣類の準備をしている間に、30秒はすぐに経過してしまうでしょう。
NI-FS410とNI-FS420は、360°スチームや瞬間パワフルスチームなどの機能はありませんが、シンプルに使うことができればよいという方におすすめの機種です。
まとめ
パナソニックの衣類スチーマー2021年モデルのNI-FS420は、2020年モデルのNI-FS410と比べて、次のような点が改善されました。
- スチーム穴の配置が円状になり、スチームが広がりやすくなった。
- 低い形状になり、手の力が伝わりやすくなった。
価格差がそれほどなければNI-FS420の方がおすすめです。
以上、NI-FS420とNI-FS410の2つの違い。でした。
参考
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥7,127(2024/11/21 15:19時点)
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