パナソニックの衣類スチーマーは、アイロン台を使わずに手軽に衣類のシワを伸ばすことのできるアイテムです。NI-FS70Aは、NI-FS60Aと比べて何が異なるのでしょうか。違いは7つあります。わかりやすく紹介します。
7つの違い
NI-FS70AとNI-FS60Aは、どちらも2024年発売の機種です。NI-FS70Aがプレミアムモデルで、NI-FS60Aはその一つ下のハイスタンダードモデルです。
上位機種のNI-FS70Aは、NI-FS60Aと比べて、次の点が異なります。
- スチーム量が 1 割ほど多い。
- タンク容量が 1 割ほど多い。
- 立ち上がり時間が約 2 秒早い。
- アイロン面素材: NI-FS70Aはセラミックコート、NI-FS60Aはシルバーチタンコート。
- 操作性: NI-FS70Aは静電タッチ式、NI-FS60Aはプッシュ式。
- 重量が約 30 g軽い。長さが5 mm小さい。
- デザイン・本体色展開。
自動ヒーターオフ機能、温度調節機能は同じです。
NI-FS70Aは立ち上がり時間が短く、スチーム量も多いので、シワ伸ばし・脱臭をしっかり効率よく行うことができます。また静音タッチ式を採用し、軽量でもあるため、快適な使用感を重視する方におすすめです。
NI-FS60Aは、旧モデルでは省かれていた温度調節機能が搭載され、さまざまな素材をお手入れできるようになりました。上位モデルのNI-FS70Aとの差が1割程度しかなく十分な性能を持ちます。衣類を手軽にケアしたいという方におすすめです。
違いを表で比較すると次のようになります。
型番 | NI-FS70A (プレミアム) |
NI-FS60A (ハイスタンダード) |
---|---|---|
発売年 | 2024年 | 2024年 |
外観 |
||
おすすめの方 | ☑ 衣類をしっかり、手軽にケアしたい ☑ より優れた機能でスマートに使いたい ☑ 洗練されたデザインで気分をあげたい |
☑ 衣類を手軽にケアしたい ☑ 大容量タンクでたっぷり使いたい ☑ さまざまな素材をお手入れしたい |
スチーム量(平均) | 約 15 g/分 (HIGH時) 約 9 g/分(MED時) |
約 13 g/分 (HIGH時) 約 9 g/分(MED時) |
持続時間 | 約 8 分 (HIGH時) 約 13 分(MED時) |
約 8 分 (HIGH時) 約 11 分 30 秒(MED時) |
立ち上がり時間 | 約 17 秒 | 約19秒 |
操作性 | 静電タッチ式 | プッシュ式 |
アイロン面素材 | セラミックコート | シルバーチタンコート |
タンク容量 | 約 130 mL | 約 115 mL |
重量 | 約 660 g | 約690g |
本体サイズ | 約8×13×16 cm | 約8×13×16.5 cm |
本体色 |
クレイベージュ・カームブラック
|
サクラ・カームグレー |
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
参考価格 | クレイベージュ: ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
サクラ: ¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
参考価格 | カームブラック: ¥15,000〜(2025/01/06 18:31) |
カームグレー: ¥9,727〜(2025/01/06 19:13) |
違いについて詳しく見てみましょう。
スチーム量
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
NI-FS70Aは、NI-FS60Aと比べてスチーム量が1割ほど多いです。NI-FS70Aは平均15 g/分、NI-FS60Aは平均13 g/分です。
スチーム量は、スチーマーの最も重要な性能です。スチームには、シワを伸ばすだけでなく、脱臭・抗菌・アレル物質抑制の効果もあります。
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
効率よくシワ伸ばしや脱臭をしたいという方には、NI-FS70Aがおすすめです。
一方でNI-FS60Aでも、2022年の最上位モデルNI-FS780のスチーム量 11 g/分と比べると、18%アップしています。そこまでスチーム量にこだわりがなければ、NI-FS60Aでも十分にパワフルでしょう。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
スチーム量(平均) | 約 15 g/分 (HIGH時) 約 9 g/分(MED時) |
約 13 g/分 (HIGH時) 約 9 g/分(MED時) |
参考価格 | ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
水タンク容量
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
NI-FS70Aは、NI-FS60Aと比べて水タンク容量が1割ほど多いです。NI-FS70Aは約130 mL、NI-FS60Aは約115 mLです。
一回の給水でどれだけの時間使用できるかを表す「持続時間」は、スチーム出力HIGH(強)時は、どちらの機種も約 8 分で同じです。
これはNI-FS70Aのほうがスチーム量が1割多いので、同じ時間の間に水も1割多く消費するためです。
一方でスチーム出力MED(中)時は、どちらの機種もスチーム量が約 9 g/分ですので、タンク容量の多いNI-FS70Aのほうが持続時間が約 13 分と、1分30秒長くなります。
どちらにせよ、8分もあれば一度に4着ほどのシャツにスチームをかけられますので、どちらも十分な水タンク容量があると言えるでしょう。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
タンク容量 | 約 130 mL | 約 115 mL |
持続時間 | 約 8 分 (HIGH時) 約 13 分(MED時) |
約 8 分 (HIGH時) 約 11 分 30 秒(MED時) |
参考価格 | ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
立ち上がり時間
スイッチを入れてから、スチームが出るまでの時間は、NI-FS70Aは約 17 秒で、NI-FS60Aは約 19 秒です。NI-FS70Aのほうが約 2 秒早いです。
たったの2秒ですので、どちらでもよいと思います。
立ち上がり時間は毎年新機種になるたびに早くなっており、今ではどちらの機種も十分に立ち上がりが早いです。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
起動速度 | 約 17 秒 | 約 19 秒 |
参考価格 | ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
アイロン面素材
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
どちらの機種もスチーマーとして使えるだけではなく、アイロン台を用いてプレスアイロンとしても使えます。
そのときに重要なのが、アイロン面の滑りやすさです。
アイロン面素材は、NI-FS70Aはセラミックコート、NI-FS60Aはシルバーチタンコートです。
NI-FS70Aのセラミックコートのほうが、すべりやすいコーティングです。スムーズに生地の上を流れるように動き、きれいに仕上がります。また、丈夫でスプレー糊の汚れもつきにくく、きれいに仕上がります。
とはいえNI-FS60Aのシルバーチタンコートも、フッ素コートやただのチタンコートよりも滑りやすいです。
スチーマーでは取りきれないシワがあるときや、ズボンやプリーツのプレスをしたい場合には、プレスアイロンとして使用しますが、そのような機会が多いのであれば、より滑りやすいコーティングを採用したNI-FS70Aがおすすめです。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
アイロン面(スチームヘッド)素材 | セラミックコート | シルバーチタンコート |
参考価格 | ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
操作性
スチーム操作ボタンは、NI-FS70Aは静電タッチ式で、NI-FS60Aはプッシュ式です。
スチームボタンを触れたり押したりし続けている間、スチームが出続けます。
NI-FS70Aの静電タッチ式のほうが、押し続けるのが楽で良いでしょう。
一方で、NI-FS60Aのほうが手袋をしながら使うこともできます。指がいつも乾燥していて、他の家電ではタッチセンサーの効きが悪いことがあるという方もNI-FS60Aが良いかもしれません。
あと、NI-FS70Aは電源ボタンと温度調整スイッチが、持ち手の一つのボタンにまとまっていて操作しやすいです。NI-FS60Aは電源は本体側面のスライドスイッチでON/OFFしますので、NI-FS70Aと比べるとやや面倒です。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
操作性 | 静電タッチ式 | プッシュ式 |
参考価格 | ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
重量・サイズ
重量はNI-FS70Aが約 660 gで、NI-FS60Aが約 690 gです。NI-FS70Aのほうが約 30 g軽いです。
5%程度のわずかな違いですし、満水まで水を入れるとほぼ同じ重さになりますので、どちらでも良いでしょう。
本体サイズについても、NI-FS70Aの長さが5 mm小さいですが、わからないくらいでしょう。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
重量 | 約 660 g | 約690g |
本体サイズ | 約8×13×16 cm | 約8×13×16.5 cm |
参考価格 | ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
デザイン・本体色
本体色について、NI-FS70Aは、クレイベージュ・カームブラックの落ち着いた色の二色展開です。NI-FS60Aは、サクラ・カームグレーの優しい色あいの二色展開です。
次の画像はNI-FS70Aのクレイベージュです。
次の画像はNI-FS70Aのカームブラックです。
ただのホワイト・ブラックではなく、高級感のある色合いですね。
次の画像はNI-FS60Aのサクラです。
次の画像はNI-FS60Aのカームグレーです。
パステルカラーのような優しい色で、とくにサクラ色は可愛らしい色ですね。
また、商品写真では隠れて見えない部分ですが、写真の裏側に相当する本体側面に、NI-FS60Aには電源スイッチと水位窓があります。
NI-FS70Aでは、電源スイッチは取っ手の設定ボタンと統合されていて、水位窓は水注入口に統合されています。これにより、本体の側面裏側もスッキリしたデザインになっています。
洗練されたデザインがよいという方にはNI-FS70Aがおすすめです。
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
---|---|---|
外観 |
||
参考価格 | クレイベージュ: ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
サクラ: ¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
参考価格 | カームブラック: ¥15,000〜(2025/01/06 18:31) |
カームグレー: ¥9,727〜(2025/01/06 19:13) |
どちらがおすすめか
NI-FS70AがNI-FS60Aと比べて異なる点をまとめると、次のようになります。
- スチーム量が 1 割ほど多い。
- タンク容量が 1 割ほど多い。
- 立ち上がり時間が約 2 秒早い。
- アイロン面素材: NI-FS70Aはセラミックコート、NI-FS60Aはシルバーチタンコート。
- 操作性: NI-FS70Aは静電タッチ式、NI-FS60Aはプッシュ式。
- 重量が約 30 g軽い。
- デザイン・本体色展開。
NI-FS70Aは立ち上がり時間が短く、スチーム量も多いので、シワ伸ばし・脱臭をしっかり効率よく行いたいという方におすすめです。また静音タッチ式を採用し、軽量、滑りやすいコーティングを採用しているため、快適な使用感を重視する方におすすめです。
NI-FS60Aは、旧モデルでは省かれていた温度調節機能が搭載され、さまざまな素材をお手入れできるようになりました。上位モデルのNI-FS70Aとのスチーム量の差はそれほど大きくなく十分な性能を持ちます。衣類を手軽にケアしたいという方におすすめです。
NI-FS70Aがおすすめの方
平均
約 15 g/分
温度
調節
立ち上がり
約 17 秒
パワフル
スチーム
スチーム
約 8 分
容量
130 ml
タッチ
式
ック
コート
- しっかりシワ伸ばし・脱臭したいので、スチーム量が多いほうがよい。
- 静電タッチ式などの、より優れた機能でスマートに使いたい。
- プレスアイロンもするので、滑りがよいアイロン面のほうがよい。
- スッキリした本体デザインの方が良い。クレイベージュ・カームブラックの落ち着いた本体色がよい。
- パナソニック(Panasonic)
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NI-FS60Aがおすすめの方
平均
約 13 g/分
温度
調節
立ち上がり
約 19 秒
パワフル
スチーム
スチーム
約 8 分
容量
115 ml
シュ
式
チタン
コート
- スチーム量は2022年最上位モデルよりも多いので、これで十分。
- プッシュ式ボタンでもよい。
- サクラ・カームグレーの優しい本体色のほうがよい。
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥10,800(2025/01/06 19:13時点)
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- 価格¥9,727(2025/01/06 19:13時点)
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価格と性能を表で比較
NI-FS70AとNI-FS60Aの価格と性能を表で比較すると、次のようになります。
型番 | NI-FS70A (プレミアム) |
NI-FS60A (ハイスタンダード) |
---|---|---|
発売年 | 2024年 | 2024年 |
外観と参考価格 |
クレイベージュ: ¥14,700〜(2025/01/06 18:31) |
サクラ: ¥10,800〜(2025/01/06 19:13) |
外観と参考価格 |
カームブラック: ¥15,000〜(2025/01/06 18:31) |
カームグレー: ¥9,727〜(2025/01/06 19:13) |
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
おすすめの方 | ☑ 衣類をしっかり、手軽にケアしたい ☑ より優れた機能でスマートに使いたい ☑ 洗練されたデザインで気分をあげたい |
☑ 衣類を手軽にケアしたい ☑ 大容量タンクでたっぷり使いたい ☑ さまざまな素材をお手入れしたい |
スチーム量(平均) | 約 15 g/分 (HIGH時) 約 9 g/分(MED時) |
約 13 g/分 (HIGH時) 約 9 g/分(MED時) |
持続時間 | 約 8 分 (HIGH時) 約 13 分(MED時) |
約 8 分 (HIGH時) 約 11 分 30 秒(MED時) |
立ち上がり時間 | 約 17 秒 | 約19秒 |
操作性 | 静電タッチ式 | プッシュ式 |
アイロン面素材 | セラミックコート | シルバーチタンコート |
タンク容量 | 約 130 mL | 約 115 mL |
重量 | 約 660 g | 約690g |
スチーム機能 |
360°スチーム
|
|
型番 | NI-FS70A | NI-FS60A |
脱臭 |
◯
|
|
除菌・アレル物質抑制 |
◯
|
|
温度調節 |
3段階
|
|
自動ヒーターオフ |
◯
|
|
本体サイズ | 約8×13×16 cm | 約8×13×16.5 cm |
消費電力 | 950 W | |
コードの長さ | 2.5 m |
共通の機能
NI-FS70AとNI-FS60Aのどちらにも搭載されている機能について簡単に紹介します。
- 360°スチーム
- 自動ヒーターオフ
360°スチーム
どちらの機種も、スチームは360°どの方向でも出ます。
下位機種のNI-FS40Aでは、次の画像のようにスチームの出る角度は220°の範囲に限られており、スチームの出ない角度があります。
スチーマーの角度を気にせず使用できるのは良いですね。
自動ヒーターオフ
電源 ON 状態で約 60 分間スチームを使わなかった場合、ヒーターがオフになる機能です。
出かける前に急いでスチームをかけたのはいいけど、電源を切り忘れた、ということがもしあっても、自動でヒーターが切れると安心です。
まとめ
パナソニックの衣類スチーマーNI-FS70AとNI-FS60Aの違いについて紹介しました。NI-FS70Aは、立ち上がり時間が短く、スチーム量も多いので、シワ伸ばし・脱臭をしっかり効率よく行いたいという方におすすめです。また静音タッチ式を採用し、軽量、滑りやすいコーティングを採用しているため、快適な使用感を重視する方におすすめです。
以上、NI-FS70AとNI-FS60Aの7つの違い。スチーム量。でした。
参考
NI-FS70A
パワフル
スチーム
立ち上がり
約 17 秒
スチーム
約 8 分
平均
約 15 g/分
アレル物質
抑制
ワイドスチーム
2WAY
オフ
(高・中・低)
設計
約 660 g
付き
容量
130 ml
タッチ
式
ック
コート
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NI-FS60A
パワフル
スチーム
立ち上がり
約 19 秒
スチーム
約 8 分
平均
約 13 g/分
アレル物質
抑制
ハンドル
ワイドスチーム
2WAY
オフ
(高・中・低)
設計
約 690 g
付き
容量
115 ml
シュ
式
チタン
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