日立のコードレス式スティッククリーナー、パワーブーストサイクロンPV-BH500GとPV-BFH500は、見た目はよく似ていますが何が異なるのでしょうか。
違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
目次
PV-BH500GとPV-BFH500の5つの違い
2019年モデルのPV-BH500Gでは、2018年モデルのPV-BFH500と比べ、次の点が変更になりました。
- ターボモードがついた
- 手元にごみ捨てレバーがついた
- 強モードでの連続使用時間が2分長くなった
- ホゴフィルターがなくなった
- スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
表で比較すると次のようになります。
モデル | PV-BH500G | PV-BFH500 |
発売年 | 2019 | 2018 |
画像 |
||
参考価格 | − | − |
ごみ捨てレバー | あり | なし |
ターボモード | あり | なし |
連続使用時間 (強) | 約 10 分 | 約 8 分 |
ホゴフィルター | なし | あり |
スティッククリーナー質量 | 2.0 kg | 2.1 kg |
違いを詳しく見ていきましょう。
ターボモード
PV-BH500Gに搭載されたターボモードとは、ボタンを押してから5秒間だけ強モードよりも吸引力を強くする機能です。
じゅうたんの奥など汚れが気になる場所の掃除に便利です。
次の画像のように、強モードで掃除をして一見キレイになったように見えても、ゴミの取り残しがあることがあります。
(画像は公式ホームページより引用)
ターボモードを使用すると、ゴミの取り残しが少なくなることがわかります。
しかし、ターボモードは電力を多く使用しますので、ターボモードはここぞというときにだけ使うことになります。
強と標準モードのどちらからでも、ターボモードに切り替えることが出来ます。
強モードを使用しているときには、手元のコントローラーで、「強/ターボ」ボタンを押します。標準モードを使用しているときには「標準/ターボ」ボタンを押します。
左がPV-BH500Gのコントローラーで、右(あるいは下)がPV-BFH500のコントローラーです。
旧モデルのPV-BFH500 (右あるいは下)には、ターボモードがありません。
じゅうたんを掃除することが多い場合には、ターボモードがあると便利です。
ごみ捨てレバー
PV-BH500Gではハンドルに「ごみ捨てレバー」がつきました。
(画像は公式ホームページより引用)
本体をゴミ箱の奥に差し込んでから、このごみ捨てレバーを引くと、ゴミ容器の蓋があいてゴミを捨てることができます。
これにより、片手でゴミ捨てができるようになりました。
2018年モデルのPV-BFH500についていた「ごみ捨てボタン」も引き続き使うことができます。
これまでのごみ捨てボタンでは、本体を支えるのとは逆の手で、ゴミ捨てボタンを押さねばならず、ごみ捨てに両手を使わなければなりませんでした。
またボタンが、ゴミ容器の蓋の近くにありますので、ほこりが舞わないようにゴミ箱の奥でゴミを捨てようとすると、ゴミ捨てボタンを押す方の手もゴミ箱の奥に入れなければなりませんでした。
「ごみ捨てレバー」では、これらの欠点が改善され、便利になりました。
強モードでの連続使用時間が2分長くなった
次のように、仕様上のPV-BFH500の連続使用時間は強モードで約8分でしたが、PV-BH500Gでは約10分になりました。
モデル | PV-BH500G | PV-BFH500 |
連続使用時間 | 強:約10分 標準:約40分(パワーヘッド有) 標準:約60分(パワーヘッド無) ターボモード:約5秒間 |
強:約8分 標準:約40分(パワーヘッド有) 標準:約60分(パワーヘッド無) |
PV-BH500Gでは、連続使用時間が2分ほど長くなりました。
バッテリーを長持ちさせるように何か改良があったのかもしれませんが、バッテリーの容量やモーターは同じようです。もしかすると仕様表記の変更というだけかもしれません。
「連続使用時間は周囲温度などの条件により異なります」ということですので、連続使用時間の違いは参考程度に考えておくと良いでしょう。
ホゴフィルターがなくなった
ホゴフィルターは、本体のモーターの直前にあるフィルターです。
PV-BH500Gではこのホゴフィルターがなくなったようです。
このホゴフィルターの前には、クリーンフィルターが入っていますが、クリーンフィルターで十分にほこりをとることができるので、ホゴフィルターは要らないと判断されたのかもしれません。
洗う部品が一つ減ったのは、メンテナンスの手間が減って良いと思います。
スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
PV-BH500Gのスティッククリーナー時の質量は2.0 kgであり、PV-BFH500の2.1 kgと比べて0.1 kg軽くなりました。
モデル | PV-BH500G | PV-BFH500 |
スティッククリーナー 質量 |
2.0 kg | 2.1 kg |
ハンディクリーナー 質量 |
1.4 kg | 1.4 kg |
ハンディクリーナー時の質量はどちらも1.4 kgです。
そのため、0.1 kg程度軽くなったのは、パワーヘッドと延長パイプの重さということになります。
わずかですが、軽くなったのはうれしいですね。
どちらがおすすめか?
ここまで見てきたように、2019年モデルのPV-BH500Gでは、旧モデルのPV-BFH500と比べて、次の5点で改良されています。
- 手元にごみ捨てレバーがついた
- ターボモードがついた
- 強モードでの連続使用時間が2分長くなった
- ホゴフィルターがなくなった
- スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
この中であったら嬉しい機能は、ターボモードだと思います。
コードレス式のスティッククリーナーは、コード式のキャニスター型掃除機と比べると、パワー面が劣るのが心配になります。
しかし、ターボモードがあれば気になる場所では強力に吸引することができますので、なかなか吸えないと感じたときには活躍する機能でしょう。
ごみ捨てレバーもあると便利ですが、ごみ捨てボタンでも慣れてしまえばそれほど不便というわけではないかもしれません。
他の3つの違いについては、違いがわからない程度の差だと思います。
そのため、ターボモードがあった方が良いという方には、PV-BH500Gがおすすめです。
一方で、例えばスティッククリーナーをサブ機として使うだけの場合には、汚れが十分取れなくて気になったときは、メインのキャニスター型掃除機で掃除すればよいですので、PV-BFH500でも良いと思います。
二つのモデルの価格は次のようになっています。
モデル | PV-BH500G | PV-BFH500 |
発売年 | 2019 | 2018 |
画像 |
||
参考価格 | − | − |
まとめ
日立のコードレス式スティッククリーナー、パワーブーストサイクロンPV-BH500GとPV-BFH500の違いを紹介してきました。
PV-BH500Gでは、次の5点で改良されています。
- 手元にごみ捨てレバーがついた
- ターボモードがついた
- 強モードでの連続使用時間が2分長くなった
- ホゴフィルターがなくなった
- スティッククリーナーの質量が0.1 kg軽くなった
この中で、ターボモードがついたことが一番大きな変更点です。
じゅうたんなどの掃除が多く、ターボモードがあったほうが良いという方にはPV-BH500Gがおすすめです。
以上、PV-BH500GとPV-BFH500の5つの違い!ターボモードが搭載。でした。
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次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。