日立のコードレス式スティッククリーナー、パワーブーストサイクロンPV-BH900HとPV-BH500Hはよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。日立のページを見ても分かりづらいですよね。違いは2つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
目次
2つの違い
PV-BH900HとPV-BH500Hの本体の性能は同じです。
違いは、付属品の種類と本体色の2点です。
特にPV-BH900Hにはスタンド式充電台が付属しているため、サッと取り出して使って、サッとしまって充電できるのが魅力的です。
違いを表で比較すると次のようになります。
型番 | PV-BH900H | PV-BH500H |
---|---|---|
画像と参考価格 |
− |
− |
画像と参考価格 | − |
− |
スタンド式充電台 |
◯
|
− |
付属ツールの数 |
7
|
5 |
付属ツール |
パワフルスマートヘッド
スマートホース
ミニパワーヘッド
−
ハンディブラシ
ほうきブラシ
2WAYすき間ブラシ
−
延長パイプ
|
パワフルスマートヘッド
−
−
ふとん用吸口
ハンディブラシ
−
−
すき間用吸口
延長パイプ
|
この違いについて詳しく見ていきましょう。
付属品
上位モデルであるPV-BH900Hには、スタンド式充電台が付属します。また、どちらの機種にも数種類のホースやブラシが付属しますが、PV-BH900Hには、PV-BH500Hよりも種類が多く高性能なものが付属します。
付属するお掃除ツールを、表で比較すると次のようになります。
(画像は日立公式ページより引用。)
PV-BH900Hにのみ付属するもの
次の3種類の付属品は、PV-BH900Hにのみ付属します。
- スタンド式充電台
- ほうきブラシ
- スマートホース
スタンド式充電台
スタンド式充電台。(別売り部品としての小売希望価格7,700円)
スタンド式充電台は、掃除機のスタンドと、充電器が一体となったものです。PV-BH900Hに付属します。
スタンドがないと掃除機を壁に立てかけておくことになりますが、それでは倒れたりする心配がありますので、スタンドがあると安心です。
また、掃除のはじめと終わりにACアダプターのコネクタを、本体から抜いたり本体に差したりする必要がなくなりますので、とても便利です。
スティッククリーナーの良いところは、さっと取り出して掃除できることだと思いますが、コネクタの抜き差しの手間がなくなると、さらにスムーズに掃除機を使えます。
このスタンド式充電台が付属するのが、PV-BH900Hの一番大きな特徴だと思います。
ほうきブラシ
ほうきブラシ。(別売り部品としての小売希望価格4,180円)
PV-BH900Hに付属するほうきブラシは、ほうきのようなブラシと細いチューブが組み合わせられた、サッシの溝などのお掃除に便利なブラシです。お掃除する場所に合わせ、ブラシの角度を変えられるようになっています。
スマートホース
スマートホース。(別売り部品としての小売希望価格7,040円)
スマートホースは、キャニスター型の掃除機にも付属しているようなホースです。ほうきブラシと組み合わせて、エアコンやカーテンレールなど高い場所を掃除するときに便利です。
PV-BH900Hでは高性能となる付属品2種
PV-BH500Hでは「ふとん用吸口」と「すき間用吸口」が付属しますが、PV-BH900Hではその代わりに高性能の「ミニパワーヘッド」と「2WAYすき間ブラシ」が付属します。
型番 | PV-BH900H | PV-BH500H |
---|---|---|
ミニヘッド | ミニパワーヘッド 8,800円 |
ふとん用吸口 2,860円 |
すき間用 | 2WAYすき間ブラシ 3,300円 |
すき間用吸口 330円 |
(記載の価格は、別売り部品として購入する場合の希望小売価格です。)
ふとん用吸口
PV-BH500Gに付属する「ふとん用吸口」は、ふとん掃除専用の吸口です。ふとんを傷めず、ダニのふんや死がい・ほこり・糸くずなどを吸い取ることができます。
ミニパワーヘッド
PV-BH900Hに付属する「ミニパワーヘッド」は、ふとん用吸口とは異なり、ヘッドに回転するブラシが入っています。ソファや車のシート、ふとんに使えるコンパクトな吸込ヘッドです。ソファや車のシートを掃除したいという方は、標準のパワーヘッドでは大きくて掃除しにくいですので、ミニパワーヘッドがあると便利です。
すき間用吸口
PV-BH500Hの「すき間用吸口」はほかの掃除機の付属品でもよく見かける、狭いすき間や隅をお掃除する吸口です。お部屋の隅の掃除や、ソファーの隅などの掃除に便利です。
2WAYすき間ブラシ
PV-BH900Hでは、「すき間用吸口」の代わりに先端ブラシのありなしを選ぶことができる「2WAYすき間ブラシ」が付属します。先端ブラシをつかってサッとお掃除したり、ワンタッチで先端ブラシを後ろに移動して、ブラシなしのすき間吸口に切り替えて掃除したりすることができます。本棚やすき間のお掃除に便利です。
2WAYすき間ブラシにはブラシがついており、長さも長いので、ほこりのたまりやすい家具の間の掃除には、すき間用吸口よりも便利です。
どちらの機種にも付属するもの
次の付属品はどちらの機種にも付属します。
パワフルスマート ヘッド |
|
ハンディブラシ | |
延長パイプ | |
ACアダプター | |
お手入れブラシ 400円 |
付属品のまとめ
このようにPV-BH900Hには、スタンド式充電台・ほうきブラシ・スマートホースが付属し、ミニヘッドとすき間用吸口は高性能品となります。
(画像は日立公式ページより引用。)
PV-BH900Hは、車のシート・ソファ、家具のすき間、エアコンやカーテンレールなどの高い場所なども効率よく掃除したいという方や、使用するたびにACコネクタを抜き差しする必要のないスタンドがほしいという方におすすめです。
本体色の違い
PV-BH900HとPV-BH500Hは本体色が異なります。PV-BH900Hは、シャンパンゴールドとルビーレッドの二色展開で、PV-BH500Hは、ホワイトの一色展開です。
PV-BH900Hのシャンパンゴールドは次のような色です。
高級感があります。
PV-BH900Hのルビーレッド色は次のような色です。
ルビーレッドは高級感がありながらもポップな感じもする色です。お部屋の差し色によさそうです。
PV-BH500Gのホワイト色は次のような色です。
ホワイトはシンプルですが、飽きのこない色ですね。
どちらがおすすめか?
このように、PV-BH900Hにはスタンド式充電台が付属し、ホースやブラシも高性能なものが多く付属します。
そのため、PV-BH900Hは次のような方におすすめです。
- 使用するたびにACコネクタを抜き差しする必要のない充電スタンドが欲しい。
- 車のシート・ソファ、家具のすき間、エアコンやカーテンレールなどの高い場所も効率よく掃除したい。
PV-BH500Hは次のような方におすすめです。
- 壁に立てかけるのでスタンドはいらない。ACアダプターを差すくらいはする。
- 標準のパワフルスマートヘッドを使って床掃除をするのがメインで、他のブラシや吸口は最低限のものでよい。
- ハイパワーなスティッククリーナーを比較的安価に手に入れたい。
付属品の価格差
価格については、PV-BH900Hのほうが高いです。付属品の小売希望価格の差を計算してみましょう。
PV-BH900Hにだけ付属するツールの、別売り部品としての価格は次のようになっています。
- ミニパワーヘッド 8,800円
- 2WAYすき間ブラシ 3,300円
- ほうきブラシ 4,180円
- スマートホース 7,040円
- スタンド式充電台 7,700円
合計すると、31,020円です。
一方で、PV-BH500Hにのみ付属するものは、次のものです。
- ふとん用吸口 2,860円
- すき間用吸口 330円
合計すると、3,190円です。
すると、PV-BH900HとPV-BH500Hの付属品の差額は、27,830円分となります。
執筆時点での価格差はこれよりも小さいため、付属品を活用する場合には、PV-BH900Hの方がお得感があります。特にスタンド式充電台があると、さっと掃除機を取り出して掃除をするのが楽になりますので、気軽に掃除できるようにするためにスティック掃除機を探している方にはPV-BH900Hがおすすめです。
一方で、付属品の違いにPV-BH900HとPV-BH500Hの価格差だけの価値を感じないという方は、PV-BH500Hがおすすめです。本体性能は同じです。付属品は別売り部品として買うことができますので、とりあえずPV-BH500Gを購入して使ってみて、あったらよいと思う付属品だけ後で追加で買うという方法もあります。
迷うところですが、スタンド式充電台が欲しいという方にはPV-BH900Hがおすすめで、ACコネクタの抜き差しの手間が気にならないという方にはPV-BH500Hがおすすめです。どちらのモデルを選ぶにしても、1万円台の充電式スティック掃除機よりもパワーがある「パワーブーストサイクロン」ですので、掃除が捗ると思います。
価格と性能
価格や性能は次のようになっています。
型番 | PV-BH900H | PV-BH500H |
---|---|---|
画像と参考価格 |
− |
− |
画像と参考価格 | − |
− |
スタンド式充電台 |
◯
|
− |
付属ツールの数 |
7
|
5 |
付属ツール |
パワフルスマートヘッド
スマートホース
ミニパワーヘッド
−
ハンディブラシ
ほうきブラシ
2WAYすき間ブラシ
−
延長パイプ
|
パワフルスマートヘッド
−
−
ふとん用吸口
ハンディブラシ
−
−
すき間用吸口
延長パイプ
|
連続使用時間 | 強: 約 8 分 標準: 約 40 分 |
|
充電時間 |
約 3.5 時間
|
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質量 |
本体: 1.3 kg
本体・延長パイプ・スマートヘッド: 1.9 kg |
|
機能 | 小型ハイパワーファンモーターX4 ブラシ水洗い、ダストケース水洗い対応 モーター駆動方式 パワフルスマートヘッド(自走機能・からまん機構・ダブルシンクロフラップ・白色LEDライト付き・きわぴた構造・かるふきブラシ・くるっとヘッド) ゴミダッシュ、ゴミ捨てレバー からまんプレス構造 ターボモード |
交換用バッテリー
(画像は日立公式ページより引用。)
交換用バッテリーはPV-BH900HとPV-BH500Hで共通です。希望小売価格は13,200円です。
- 日立
交換方法は、ハンドルにある電池取り外しボタンを押しながら、電池を引っ張るだけです。ドライバーなどを使ってカバーを取り外したりする必要がなく簡単です。
まとめ
日立のコードレス式スティッククリーナーPV-BH900HとPV-BH500Hの違いについて紹介しました。本体性能は同じですが、PV-BH900Hには様々な吸い込み口やホース、スタンド式充電台が付属します。
効率よく掃除をしたいという方にはPV-BH900Hがおすすめです。一方で、付属品に価格差ほどの価値を感じないという方や、低価格のスティッククリーナーよりも吸い込みパワーがあれば十分という方には、PV-BH500Hがおすすめです。
以上、PV-BH900HとPV-BH500Hの2つの違い!でした。
次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
- 日立PV-BH900H, PV-BH500H, PV-BL30Hの交換用バッテリー型番。
- PV-BL20GとPV-BH900Gの9個の違い。軽さかパワーか。
- PV-BH900GとPV-BFH900の5つの違い!ターボモードが搭載。
- PV-BH500GとPV-BFH500の5つの違い!ターボモードが搭載。
- PV-BH900GとPV-BH500Gの2つの違い!付属品と本体色。
参考
- 日立(HITACHI)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- 日立(HITACHI)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- 日立(HITACHI)
- Amazonで口コミ・レビューを見る