TP-LinkのTapo C560WSとC530WSは、屋外対応のパン・チルト型ネットワークカメラです。どちらもIP66の防水防塵、microSDカード録画(最大512GB)、RTSP/ONVIF、スポットライト付きカラー夜間撮影、人物/ペット/車両検知、360°の自動追尾、双方向通話、有線LANに対応します。設置と操作はTapoアプリで行い、基本性能はよく似ています。これらの商品は何が異なるのでしょうか。わかりやすく紹介します。
10の違い
C560WSは、C530WSの上位機種です。
発売年月日は次の通りです。
- C560WS:2025年7月30日
- C530WS:2024年12月20日
2つの機種は、次の点が異なります。
- 画質/解像度: C560WSは4K 8MP。C530WSは3K 5MP。細部重視なら前者。
- 顔認識: C560WSは本体内の顔認識に対応。C530WSは人物/ペット/車両まで。家族ごとの通知整理なら前者。
- 通信方式: C560WSはWi-Fi 6で2.4/5GHz対応。C530WSはWi-Fi 6で2.4GHzのみ。電波混雑の回避なら前者。
- 最大フレームレート: C560WSは25fps。C530WSは30fps。動きの滑らかさ重視なら後者。
- デジタルズーム: C560WSは18倍。C530WSは仕様記載なし。遠距離の拡大確認は前者。
- 垂直チルト範囲: C560WSは98°。C530WSは130°。上下の死角対策は後者。
- サイレン音量: C560WSは約99dB。C530WSは約93dB。威嚇重視は前者。
- スマート連携: C560WSはGoogle/Alexaに加えてSmartThings対応。C530WSはGoogle/Alexa。スマートホーム統合なら前者。
- 消費電力/電源: C560WSは12V・最大11.5W。C530WSは9V・最大7.41W。消費電力を抑えるなら後者。
- サイズ/重さ: C560WSは147.4×74.7×157.4mm・約453g。C530WSは121.7×123×90mm・約347g。小型設置なら後者。
一覧表で比較すると次のようになります。
項目 | C560WS | C530WS |
---|---|---|
発売年月日 | 2025年7月30日 | 2024年12月20日 |
外観 | ![]() | ![]() |
画質/解像度 | 4K 8MP (3840×2160) | 3K 5MP (2880×1620) |
顔認識 | 対応(本体内処理・ローカル保存) | 非対応 |
通信方式 | Wi-Fi 6 2.4/5GHz(デュアルバンド) | Wi-Fi 6 2.4GHz |
最大フレームレート | 25fps | 30fps |
デジタルズーム | 18倍 | 仕様記載なし |
垂直チルト範囲 | 98° | 130° |
サイレン音量 | 約99dB | 約93dB |
スマート連携 | Google/Alexa/SmartThings | Google/Alexa |
消費電力(典型/最大) | 2.5W / 11.5W | 3.9W / 7.41W |
サイズ/重さ | 147.4×74.7×157.4mm / 約453g | 121.7×123×90mm / 約347g |
参考価格 | ¥11,610〜(2025/08/29 21:20) | ¥7,920〜(2025/08/29 21:20) |
4Kや顔認識、5GHz対応を使ってしっかり記録したい方はC560WSが向いています。上下の視野や30fps、設置しやすいサイズを重視するならC530WSが選びやすいです。
違いの詳細
違いについて詳しく見ていきましょう。
画質/解像度
C560WSは4K 8MP、C530WSは3K 5MPです。
解像度は細部の写りに直結します。4Kは3Kより画素数が約1.6倍あり、ナンバープレートや人物の表情などの判別で余裕が出ます。両機ともスターライトセンサーとF1.6の明るいレンズ、スポットライトにより暗所でもカラー記録に対応します。赤外線照射距離は約30m級で同等とされ、屋外監視の基本をしっかりカバーします。視野角はC560WSが対角105°/水平88°/垂直45°、C530WSが対角102°/水平87°/垂直45.5°とわずかな差です。
細部重視や広い敷地での識別を強めたい方はC560WSが向いています。玄関や駐車場など一般的な距離ならC530WSでも十分です。
- 細部の識別を重視するならC560WS
- 一般的な見守り中心ならC530WS
顔認識
C560WSは本体で顔を認識します。C530WSは人物/ペット/車両検知までです。
顔認識は家族や常連の来訪者をタグ付けし、不明人物のみを通知するなど通知の精度を上げられます。データはローカル保存なのでクラウドに依存せず、ネットワーク事情に左右されにくいのが特長です。C530WSでも人物検知は可能ですが、人の区別までは行いません。
通知を絞り込みたい、人物ごとに履歴を追いたい方はC560WSが便利です。
- 人物ごとの通知管理を使いたい方はC560WS
- シンプルな人物検知で足りるならC530WS
通信方式
C560WSはWi-Fi 6の2.4/5GHz両対応、C530WSはWi-Fi 6の2.4GHzのみです。
5GHz帯は干渉が少なく高ビットレートの映像を安定して送れます。一方で2.4GHzは障害物に強く到達性に優れます。両機とも有線LAN(RJ45 10/100M)に対応するため、配線できる環境なら有線が最も安定します。
メッシュ環境や電波の混雑が気になるならC560WSが安心です。離れた設置で到達性を取りたいならC530WSでも十分です。
- 5GHz運用や混雑回避を重視するならC560WS
- ルーターから遠い設置ならC530WSも選択肢
最大フレームレート
C560WSは最大25fps、C530WSは最大30fpsです。
fpsは動きの滑らかさに影響します。30fpsのほうが速い動きの再現に余裕があり、走行車両や人の動作を滑らかに見せやすいです。4Kではデータ量が増えるため、C560WSは25fpsの仕様です。
動きの表現を重視する場合はC530WSが少し有利といえます。静止気味の監視中心なら実用上の差は小さいでしょう。
- 動きの滑らかさ重視ならC530WS
- 解像度優先ならC560WS
デジタルズーム
C560WSは18倍、C530WSは仕様に記載がありません。
デジタルズームは画像の一部を拡大する機能で、元の解像度が高いほど有効です。4K+18倍のC560WSは遠くの文字や表情を拡大確認しやすく、証跡の確認に余裕が出ます。C530WSはアプリ側の拡大表示は可能ですが、仕様上のズーム倍率は示されていません。
遠距離の識別を強めたい方はC560WSが向いています。
- 遠距離の拡大確認ならC560WS
- 近〜中距離中心ならC530WSでも見やすい
垂直チルト範囲
C560WSは98°、C530WSは130°です。
上下の可動域が広いと、足元から上空方向まで1台でカバーしやすくなります。特に軒下の高所設置や段差のある敷地では垂直130°のC530WSが取り回しやすい場面があります。C560WSも98°あり、一般的な壁面設置なら十分です。
上下の死角対策を優先するならC530WSが選びやすいです。
- 高所や傾斜地ではC530WSが扱いやすい
- 標準的な位置なら両機で差は小さい
サイレン音量
C560WSは約99dB、C530WSは約93dBです。
数dBの差でも近距離では体感が変わります。スポットライトと組み合わせると威嚇効果が高まりますが、住宅地では音量配慮も必要です。
威嚇をやや強めたいならC560WSが合います。
- 強い威嚇演出ならC560WS
- 音量を抑えたい環境ならC530WS
スマート連携
C560WSはGoogle/Alexa/SmartThings、C530WSはGoogle/Alexaです。
既存のSmartThings機器とまとめて自動化したい場合はC560WSのほうが組み合わせの自由度が上がります。音声連携だけでよければどちらでも同様に使えます。
スマートホームの統合を広げたい方はC560WSが向いています。
- SmartThings連携が必要ならC560WS
- 音声操作中心ならどちらでも良好
消費電力/電源
C560WSは12V・典型2.5W/最大11.5W、C530WSは9V・典型3.9W/最大7.41Wです。
待機〜通常時の消費電力はさらに低く、電気代は大きくありません。スポットライト点灯やパン・チルト動作時に上がります。どちらも電源アダプターと3mケーブルが付属します。
省電力を気にするならC530WSが少し有利です。
- 電力を抑えるならC530WS
- 性能優先で電力差を気にしないならC560WS
サイズ/重さ
C560WSは147.4×74.7×157.4mm・約453g、C530WSは121.7×123×90mm・約347gです。
C530WSはややコンパクトで、取付スペースが限られる場所に収めやすいです。C560WSは本体サイズに余裕があるぶん、搭載機能が充実しています。
設置場所の制約がある場合はC530WSが扱いやすいです。
- コンパクトさ重視ならC530WS
- 高機能優先ならC560WS
おすすめはどちら
2つの機種は次の点が異なります。
- 解像度・顔認識・Wi-Fi帯域
- 最大fps・垂直チルト範囲
- デジタルズーム・サイレン音量・スマート連携
- 消費電力・サイズ/重さ
細部の識別や人物ごとの通知管理、5GHzの安定通信を重視する方にはC560WSをおすすめします。敷地の出入口や車庫のナンバーなど、記録の精度を高めたい使い方に向いています。
上下の視野を広く取りたい、30fpsで動きをなめらかに残したい、消費電力やサイズを抑えたい方にはC530WSが使いやすいです。玄関・庭・通路など幅広い監視に合います。
どちらもIP66、防水ケーブル付属、microSD録画や有線LAN対応など基本装備は共通です。設置環境と重視点で選ぶとよいでしょう。
Tapo C560WS
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一覧表で詳細比較
主な仕様を一覧表で詳細に比較すると次のようになります。
項目 | C560WS | C530WS |
---|---|---|
発売年月日 | 2025年7月30日 | 2024年12月20日 |
外観 | ![]() | ![]() |
画像解像度 | 4K 8MP (3840×2160) | 3K 5MP (2880×1620) |
最大フレームレート | 25fps | 30fps |
センサー | 1/2.7型 CMOS スターライト | 1/2.7型 CMOS スターライト |
レンズ | 4.0mm F1.6 | 4.0mm F1.6 |
視野角(対角/水平/垂直) | 105° / 88° / 45° | 102° / 87° / 45.5° |
デジタルズーム | 18倍 | 仕様記載なし |
パン/チルト | 360°自動追尾 / 垂直98° | 360°自動追尾 / 垂直130° |
夜間撮影 | IR約30m / カラー夜間(スポットライト) | IR約30m / カラー夜間(スポットライト) |
検知AI | 人/ペット/車両/ライン通過/タンパリング | 人/ペット/車両/ライン通過/タンパリング |
顔認識 | 対応(ローカル保存) | ― |
サイレン | 約99dB | 約93dB |
収録方式 | microSD(最大512GB) / Tapo Care | microSD(最大512GB) / Tapo Care |
ネットワーク | Wi-Fi 6 2.4/5GHz・RJ45(10/100M) | Wi-Fi 6 2.4GHz・RJ45(10/100M) |
RTSP/ONVIF | 対応 | 対応 |
暗号化 | WPA/WPA2/WPA3・128bit AES(SSL/TLS) | WPA/WPA2/WPA3・128bit AES(SSL/TLS) |
スマート連携 | Google/Alexa/SmartThings | Google/Alexa |
電源/消費電力 | 12V 1A / 2.5W(典型)・11.5W(最大) | 9V 0.85A / 3.9W(典型)・7.41W(最大) |
外形寸法/重さ | 147.4×74.7×157.4mm / 約453g | 121.7×123×90mm / 約347g |
防水防塵/動作温度 | IP66 / −30〜60℃ | IP66 / −30〜60℃ |
参考価格 | ¥11,610〜(2025/08/29 21:20) | ¥7,920〜(2025/08/29 21:20) |
まとめ
TP-LinkのTapo C560WSとC530WSは、屋外監視に必要な基本機能をしっかり備えています。どちらもIP66、防水ケーブルやLANポート、microSD録画、RTSP/ONVIFに対応し、日常の見守りから防犯まで幅広く使えます。
重視する基準をもう一度整理すると選びやすいです。細部と顔認識、5GHz通信を重視するならC560WS。上下視野や30fps、サイズや電力を重視するならC530WSとするとよいでしょう。
参考文献
- https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c560ws/
- https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c530ws/
Tapo C560WS
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