パナソニックの整水器用交換カートリッジTK-AS43C1、TK-HS90C1、TK-HS92C1は何が異なるのでしょうか。
違いは、ろ過できる物質数にあります。わかりやすく紹介します。
整水器の製品別対応カートリッジについては、次のページで紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
カートリッジの違い
TK-AS43C1、TK-HS90C1、TK-HS92C1は、3つとも同じ形状で互換性のあるカートリッジで、代替使用可能です。
交換目安は、どれも約 2年 (15 L/日)、または、12,000 Lです。
TK-AS43C1
1つ目の「TK-AS43C1」は、アルカリイオン整水器TK-AS43に付属しているカートリッジです。
ろ過できる物質数は、14物質(JIS12物質+2物質)です。(販売時点では15物質でしたが、生産終了後の2019年よりJIS指定物質が一つ減ったため、ここではそれにならい14物質とします。)
TK-AS43C1は、2021年現在では生産終了となっており、価格が高騰しています。
TK-HS90C1
2つ目の「TK-HS90C1」は、還元水素水生成器TK-HS70, TK-HS90, TK-HS91や、アルカリイオン整水器TK-AS44に付属するカートリッジです。
ろ過できる物質数は、18物質(JIS12物質+6物質)です。「ジェオスミン(カビ臭)」と「フェノール類」、「ベンゼン(2021年より追加)」、「1,2-ジクロロエチレン(2021年より追加)」の4物質を多く ろ過できます。
TK-HS92C1
3つ目のカートリッジ「TK-HS92C1」が一番新しいタイプのカートリッジで、TK-HS92やTK-AS46に付属します。
ろ過できる物質数は、19物質(JIS12物質+7物質)で最も多いです。TK-HS90C1よりも「四塩化炭素」を多く ろ過できます。
このTK-HS92C1のメーカー希望小売価格は、2番目のTK-HS90C1と同じですので、交換カートリッジをお探しであれば、このTK-HS92C1が最もおすすめです。
表で比較
表で比較すると次のようになります。
品番 | TK-AS43C1 (生産終了) | TK-HS90C1 | TK-HS92C1 |
画像 |
|||
参考実勢価格 | ¥17,800〜(2024/11/21 10:03) |
¥13,900〜(2024/11/21 07:29) |
¥8,900〜(2024/11/21 07:29) |
品番 | TK-AS43C1 | TK-HS90C1 | TK-HS92C1 |
---|---|---|---|
交換目安 | 約 2 年 (15 L/日) | ||
ろ過できる物質数 | 14物質(JIS12物質+2物質) | 18物質(JIS12物質+6物質) | 19物質(JIS12物質+7物質) |
−JIS指定12物質 | 12,000 L | 12,000 L | 12,000 L |
−鉄(微粒子状) | ◯ | ◯ | ◯ |
−アルミ(中性) | ◯ | ◯ | ◯ |
−ジェオスミン(カビ臭) | − |
12,000 L
|
12,000 L
|
−フェノール類 | − |
12,000 L
|
12,000 L
|
−ベンゼン | − |
12,000 L (2021年より追加)
|
12,000 L
|
−1,2-DCE (*) | − |
12,000 L (2021年より追加)
|
12,000 L (2021年より追加)
|
−四塩化炭素 | − | − |
12,000 L
|
−1,1,1-TCE (*) | 12,000 L | 12,000 L | 12,000 L |
品番 | TK-AS43C1 | TK-HS90C1 | TK-HS92C1 |
対応製品例 | TK-AS43 | TK-AS43 TK-AS44 TK-HS70 TK-HS90 TK-HS91 (パナソニックストアで対応製品を確認) |
TK-AS43 TK-AS44 TK-AS46 TK-HS70 TK-HS90 TK-HS91 TK-HS92 (パナソニックストアで対応製品を確認) |
(*) 2019年に、JIS S3201指定物質から1,1,1-トリクロロエタンが削除され12物質に変更となりました。2021年に、TK-HS90C1ではベンゼンと1,2-ジクロロエチレンが除去可能物質に追加され、TK-HS90C1では1,2-ジクロロエチレンが追加されました。
執筆時点ではTK-AS43C1は生産終了のため、価格が高騰しています。
新しくて性能がよい後継カートリッジTK-HS92C1が発売されていますので、今後はこのカートリッジを使うようにすればよいでしょう。
まとめ
TK-AS43C1、TK-HS90C1、TK-HS92C1の違いは、ろ過できる物質数にあります。TK-HS92C1が最も新しいカートリッジで、ろ過できる物質数が多くなっています。
この3つのカートリッジは互換性がありますので、交換カートリッジにはTK-HS92C1がおすすめです。
以上、TK-AS43C1とTK-HS90C1、TK-HS92C1の違い!でした。
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