KC-S500YとKC-R500Yはどちらもシャープのプラズマクラスター7000を搭載した薄型の加湿空気清浄機です。この2つはよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。違いは1つあります。わかりやすく紹介します。
[参考] シャープの空気清浄機の仕様を一覧表で比較
目次
1つの違い
KC-S500Yは、KC-R500Yの後継機種です。KC-R500Yがいわゆる型落ちの機種にあたります。
- KC-S500Y: 2023年9月発売
- KC-R500Y: 2022年9月発売
どちらもプラズマクラスター7000を搭載したスタンダードモデルで、高濃度のプラズマクラスターまでは必要ないという方におすすめのモデルです。
新機種のKC-S500Yは、旧機種のKC-R500Yと比べて、次の点が異なります。
- 取扱説明書が冊子ではなく、折りたたみ式の簡易的なものになった。
本体の性能や仕様は同じで、違いはありません。
家電製品は本体はそのままで型番だけ変えるということはよくあります。新しいモデルのほうが売れることと、下落した価格をリセットできることが理由です。
このように、説明書が異なるだけですので、価格が安い方の機種を選ぶと良いでしょう。
違いを表で比較すると、次のようになります。
型番 | 新 KC-S500Y | 旧 KC-R500Y |
---|---|---|
発売年月 | 2023/9 | 2022/9 |
外観 |
||
取扱説明書 | 折りたたみタイプ | 冊子タイプ |
参考価格 ホワイト |
¥50,256〜(2023/11/1 10:33) | ¥26,290〜(2023/11/1 10:33) |
違いについて、詳しく見てみましょう。
取扱説明書
新機種のKC-S500Yには折りたたみタイプの簡易的な説明書が付属し、前年モデルのKC-R500Yには従来と同じ冊子タイプの詳細な説明書が付属します。
KC-S500Yの説明書には、基本的な運転の仕方やお手入れ方法は書かれていますが、センサー感度の調整方法などは書かれていません。より詳しい操作方法を知りたい場合には、PDFのオンラインマニュアルをダウンロードして閲覧することになります。
「説明書が必要になったらスマホで見るので、紙の冊子は必要ない」という方は、どちらの機種でも良いでしょう。
一方で、「細かい文字は見にくいので、大きな冊子の説明書があったほうがよい」という方には前年モデルのKC-R500Yがおすすめです。
型番 | 新 KC-S500Y | 旧 KC-R500Y |
---|---|---|
取扱説明書 | 折りたたみ簡易タイプ | 冊子タイプ |
参考価格 ホワイト |
¥50,256〜(2023/11/1 10:33) | ¥26,290〜(2023/11/1 10:33) |
どちらがおすすめか
このように新機種のKC-S500Yでは、付属説明書が簡易的なものになり、詳しい説明はダウンロードして閲覧することになりました。
- 取扱説明書が冊子ではなく、折りたたみ式の簡易的なものになった。
そのため、冊子タイプの詳細な説明書が欲しいという方には前年モデルKC-R500Yがおすすめです。
一方で、本体性能には変更がありません。説明書の形態にこだわりがなければ、価格の安い方の機種を選ぶと良いでしょう。
どちらの機種も、上位機種と同じく、集じんフィルターと脱臭フィルターが別々になっており、空気清浄の基本性能が高い上、交換目安もそれぞれ10年と長いのが特徴です。
13畳程度までの部屋で、空気清浄と加湿をしたいという方におすすめの機種です。
2023年モデルKC-S500Yがおすすめの方
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
550
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- 説明書はスマホで見られれば良い。付属の説明書は簡易的なものでよい。
- シャープ(SHARP)
2022年モデルKC-R500Yがおすすめの方
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
550
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- 冊子の詳細な説明書が付属する方が良い。
- シャープ(SHARP)
価格と性能を表で比較
価格と性能を表で比較すると次のようになります。
型番 | 新 KC-S500Y | 旧 KC-R500Y |
---|---|---|
発売年月 | 2023/9 | 2022/9 |
外観 |
||
参考価格 ホワイト |
¥50,256〜(2023/11/1 10:33) | ¥26,290〜(2023/11/1 10:33) |
型番 | KC-S500Y | KC-R500Y |
加湿量・給水タンク |
最大 500 mL/h
約 2.5 L
|
|
最大風量 |
5.1 ㎥/分
|
|
8畳の部屋の清浄時間 |
12 分
|
|
プラズマクラスター・適用床面積 |
プラズマクラスター7000
約 13 畳 (約 21 ㎡)
|
|
型番 | KC-S500Y | KC-R500Y |
フィルター浄化 | 静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
|
吹出口 |
前・後。後ろに手動ルーバー。
|
|
気流 | スピード循環気流 | |
運転 |
おまかせ運転
パワフル吸じん おやすみ/花粉 |
|
風量 | 強・中・静音 | |
センサー | 3つ ニオイ・温度・湿度 |
|
モニター | きれいモニター 3段階湿度モニター |
|
使い勝手 | Ag+イオンカートリッジ 使い捨てプレフィルター(3枚入) 使い捨て加湿プレフィルター (2枚入) |
|
外形寸法 | 幅399×奥行230×高さ613 (mm) | |
質量 | 約 7.5 kg |
交換用フィルター
KC-S500YとKC-R500Yの交換用フィルター・カートリッジには次のようなものがあります。
[参考] フィルター型番と交換時期 [KC-50TH7, KC-50TH4, KC-S500Y, KC-R500Y, KC-J50-CH]
名称 | 外観 | 参考価格 | 交換の目安 | 説明 | 形名 | 希望小売価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
リフレッシュパック | ¥7,000〜(2024/11/20 23:29) |
‐ | フィルターなどの別売品をセットにした商品です。別々に購入するよりお買い得です。 | FZ-ST50KC | 9,900円(税込) | |
集じんフィルター(HEPAフィルター) | |
¥3,491〜(2024/11/21 16:54) |
約10年 |
ホコリ・チリ・花粉などを濾し取るフィルター。 |
FZ-D50HF | 4,840円(税込) |
脱臭フィルター | ¥2,800〜(2024/11/21 16:54) |
約10年 | ニオイを取る脱臭フィルター。 | FZ-F50DF | 4,400円(税込) | |
加湿フィルター | ¥2,136〜(2024/11/21 19:49) |
約10年 | 水を気化して加湿をするフィルターです。 | FZ-Y80MF
|
2,860円(税込) | |
使い捨て加湿プレフィルター (6枚入り) | ¥998〜(2024/11/21 15:48) |
約1ヶ月 | 加湿フィルターに貼って使用するフィルターです。 | FZ-PF50MF
|
1,100円(税込) | |
Ag+イオンカートリッジ(1個) | ¥712〜(2024/11/21 15:49) |
約1年 | なくても運転できますが、ヌメリとニオイの原因を抑える効果があります。 | FZ-AG01K1 | 990円(税込) | |
Ag+イオンカートリッジ(2個) | ¥1,427〜(2024/11/21 03:10) |
約1年 | 2個入です。 | FZ-AG01K2 | 1,980円(税込) | |
Ag+イオンカートリッジ(4個) | ¥2,864〜(2024/11/21 15:49) |
約1年 | 4個入です。 | FZ-AG01K4 | 3,960円(税込) | |
使い捨てプレフィルター (6枚入) | ¥689〜(2024/11/20 23:20) |
約1ヶ月 | 後ろパネルの外側に貼って使用する不織布のフィルターです。なくても運転できます。 | FZ-PF51F1 | 935円(税込) |
電気代
電気代は、空気清浄時と加湿空気清浄時で異なります。
例えば強モードのとき、空気清浄では1時間当たり1.7円、加湿空気清浄では0.62円です。
KC-S500YとKC-R500Yの電気代の詳細は次の表のようになっています。
空気清浄 | |||
---|---|---|---|
モード | 強 | 中 | 静音 |
風量(m³/分) | 5.1 | 2.8 | 1.0 |
消費電力(W)(50/60Hz) | 54 | 13 | 3.1(2.8) |
1時間あたりの電気代(円) | 約1.7 | 約0.40 | 約0.10(約0.09) |
加湿空気清浄 | |||
---|---|---|---|
モード | 強 | 中 | 静音 |
風量(m³/分) | 4.0 | 2.4 | 1.0 |
消費電力(W)(50/60Hz) | 30 | 11 | 3.6(3.3) |
1時間あたりの電気代(円) | 約0.93 | 約0.34 | 約0.11(約0.10) |
加湿量(mL/h) | 550 | 400 | 200 |
型番 | 新 KC-S500Y | 旧 KC-R500Y |
---|---|---|
発売年月 | 2023/9 | 2022/9 |
外観 |
||
参考価格 ホワイト |
¥50,256〜(2023/11/1 10:33) | ¥26,290〜(2023/11/1 10:33) |
まとめ
シャープのプラズマクラスター7000を搭載したKC-S500YとKC-R500Yの違いを紹介しました。KC-S500Yは説明書が変更になりましたが、性能や本体デザインに変更はありません。そのため、特にこだわりがなければ、価格の安い方がおすすめです。
以上、KC-S500YとKC-R500Yの1つの違い。でした。
[参考記事]
- KC-S500YとKC-S50の1つの違い。加湿量。
- KC-R500YとKC-R50の1つの違い。加湿量。
- KC-40TH7とKC-S50の3つの違い。集じん・脱臭フィルター。
- KC-S50とKC-R50(型落ち機種)の1つの違い。説明書。
- KC-50TH7とKC-P50の違い。[シャープ 空気清浄機]
- KC-R50とKC-P50(型落ち機種)の1つの違い。加湿プレフィルター。
- KC-P50とKC-N50の違いは?[プラズマクラスター7000]
参考
KC-S500Y
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
550
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)
KC-R500Y
クラスター
7000
適用床面積
~23 畳
550
mL/h
吸じん
フィルター
循環気流
センサー
- シャープ(SHARP)