クリンスイ MD301 レビュー。モニタ付きで、浄水能力を適切に発揮できる。

三菱ケミカル クリンスイの蛇口直結型浄水器 MONOシリーズ MD301-WTを使ってみましたので、紹介します。

クリンスイ MD301

これまではMD111というモニタがついていない下位機種を使用していました。しかし、1年使用してカビや水垢がついてきたことと、カートリッジの交換時期がわかりにくかったため、今度はモニタ付きのMD301にしてみました。

クリンスイ 浄水器 蛇口 直結型 MONOシリーズ MD301-WT

パッケージ

パッケージは次のようなものです。

前面に流量が適切かどうかを示す浄水サインと、カートリッジの残量カウンタがついています。

1つのカートリッジが付属しており、除去物質数は13+2種類です。2019年頃からJISは12種類になりましたので、これは古いJISの基準ですね。

 

裏側です。

浄水器はわりとすぐにカビが生えて、こまめな掃除が大変なのですが、MD301は汚れ防止コートがついています。洗剤や水アカなどがつきにくい特殊コーティングで、清潔さを保つということです。

ミネラルはろ過できませんが、逆に言えばミネラルを含んだ水を飲むことができます。

 

側面です。

特殊な蛇口にはとりつけできません。

 

側面その2です。

ろ過水量は900 Lで、1日10L使用したとき 3ヶ月です。

内容物

本体、説明書、パッキン・接続部品、カートリッジが付属します。ボールペンはサイズ比較用です。

 

本体はこのような感じです。

流線型のフォルムです。ネットとパッキン1つはすでに取り付けられています。

 

裏側です。

電池を入れる

後ろ側にモニタ用のボタン電池を入れる場所があります。

ボタン電池は付属しています。

 

コインなどを使って蓋を開けて、ボタン電池を蓋の方にセットして蓋を閉めます。

付属浄水カートリッジ

付属の浄水カートリッジです。MDC01Sという型番です。

ろ材の色を確認できる窓付きです。

 

MD111で4ヶ月使用した古いカートリッジと比較してみます。左が古いカートリッジ、右が新しいカートリッジです。

赤錆の多い水道で使うと赤くなるようですが、うちではグレー色に変色していきます。

カートリッジは、どちらも同じ型番ですが、「SUPER HIGH GRADE」(超高級)という文字が入っているものと入っていないものがあるようですね。

 

カートリッジは1つ2,000円前後で販売されています。

クリンスイ 交換用カートリッジ MDC01S ×3個入

MD111とMD301の比較

下位機種のMD111とサイズを比較すると、モニタがある分、MD301の方が一回り大きいです。

 

上からみたところです。上がMD301で、下がMD111です。

MD301は、横幅も、奥行きも大きい事がわかります。MD111は最小限のサイズになっていますね。

カートリッジの種類は同じで、サイズも同じです。

 

手前から見たところです。奥がMD301で、手前がMD111です。

 

横から見たところです。右がMD301で、左がMD111です。

うちの流しはかなり狭いのですが、MD301に変えてもMD111と比べて邪魔に感じることはありませんでした。

どちらもカートリッジ部分が大きくて邪魔なのですが、これは仕方ないですね。

 

本体は数センチしか違いませんので、サイズはそれほど気にしなくてよいと思います。

モニタの動作

モニタ・ディスプレイには、流量確認と、カートリッジ残量表示の2つの機能があります。

 

流量確認機能では、浄水通水時に、水の流量が適正であれば緑色のランプが付き、流量オーバーだとランプが消えて数字が点滅します。

カートリッジ使用残量表示の機能は、使い始めが900 Lで、使用するとカウントダウンしていきます。使い終わると数字が0になり、オレンジ色のランプが点滅します。電池を入れ直すと数字がリセットされます。

 

実際に浄水を流してみたところです。

モニタの数字は水滴がつくと見にくいですが、これで十分です。

通水すると、内部でカラカラと水車が回転するような音がします。これで流量を測っているのだと思います。

 

シャワーに切り替えたところです。

 

原水に切り替えたところです。

使用感

MD111と比べると、MD301はモニタがついているのが大きな特徴です。

 

MD301にしてからは浄水の適正な流量がわかるようになり、今までは浄水が追いつかないくらいの速い流量で使っていたことに気づくことができました。

また、1日に浄水を使用する量は 10 Lもないと思っていて、カートリッジ交換は4~5ヶ月後でもよいかと思っていたのですが、MD301にして1日ちょうど10 Lほど使用している事がわかりました。確かに新しいカートリッジに交換したところ、水の味が変わったのがわかったので、カートリッジは仕様通りに3ヶ月で交換すべきだと思いました。

 

MD111ではモニタがないため、感に頼って浄水能力を十分に発揮できない使用方法をしていたのですが、MD301で適正流量とカートリッジ残量がわかるようになってよりきれいな浄水を飲めるようになったのは良かったです。

 

あとは水アカがつきにくいコートがされているようですが、いままでは2週間くらいで水アカや黒カビが付き始めていたのですが、MD301はいまのところ綺麗に使えています。このまま綺麗に使えたら嬉しいですね。

価格

価格は、MD301は税・送料込みで¥4,607くらいで、MD111はカートリッジ1個増量で¥4,356ほどで購入しました。

カートリッジ1つが2,000円とすると、MD301は本体が2,600円ほど、MD111は本体が350円ほどということになります。

 

MD301は、モニタとコーティングがついて2,250円高いわけですが、適正流量と浄水の使用量がわかるようになったので、それだけの価値はあったと感じています。コーティングによって掃除が楽になれば、さらに価値があると思います。

初めて浄水器を購入するという方は、同じように適正水量と浄水の使用量がわからないと思いますので、MD301のほうがおすすめです。MD301で水量がわかるようになったら、次回からはMD111で同じような水量で使用すればよいと思います。

 

MD111は本体が安いので、カビが浄水器の隙間に生えてきて掃除が難しくなったら、簡単に買い換えることができるのが良いですね。

クリンスイ 浄水器 蛇口直結型 MD301-WT
クリンスイ 浄水器 蛇口直結型 MD111 + カートリッジ 1個増量

まとめ

三菱ケミカル クリンスイの蛇口直結型浄水器MD301-WTを使ってみました。出てくる浄水は下位機種のMD111と同じですが、MD301には適正水量と使用水量のわかるモニタがついており、浄水能力を発揮する使い方ができるようになっています。はじめて浄水器を購入するという方は、水量がどのくらいかわからないと思いますので、モニタ付きのMD301がおすすめです。

また浄水器はカビが生えやすいのが厄介なのですが、MD301は水垢がつきにくいコートがされているので、より長く綺麗に使えるのも良いと思います。

 

以上、クリンスイ MD301 レビュー。でした。

参考