HC-VX990MとHC-VX992Mの3つの違い。アイコン表示。

パナソニックのデジタル4KビデオカメラHC-VX990MとHC-VX992Mは何が異なるのでしょうか。違いは3つあります。わかりやすく紹介します。

HC-VX990MとHC-VX992Mの違い

HC-VX990MとHC-VX992Mは、本体の軽さが特徴の4Kビデオカメラです。HC-VX992Mは2019年発売で、2018年発売のHC-VX990Mの後継機種です。

 

HC-VX992Mは、HC-VX990Mと比較すると次の点が違います。

  • 撮影開始/一時停止の切替時に、RECアイコン/PAUSEアイコンが画面上に大きく表示されるようになった。
  • 本体上で4K MP4動画を加工して1080/30p動画として保存する「4Kクロップ」機能のひとつに「あとからスロー&クイック」が追加された。
  • Eye-Fiに対応しなくなった。

 

このように、本体プログラムが少し修正されただけで、ビデオカメラの基本性能は同じです。

そのため、特にこだわりがなければ、価格が安いほうの機種を選ぶのがおすすめです。

 

なお、HC-VX990Mには同じ性能のHC-VZX990Mという機種があり、HC-VX992MにはHC-VZX992Mという機種があります。そのため、この違いは「HC-VZX990MとHC-VZX992Mの違い」ということもできます。

[参考] HC-VX992MとHC-VZX992Mの違い、対応バッテリー、SDカードについて。

 

HC-VX990M/HC-VZX990Mは生産終了しており、HC-VX992M/HC-VZX992Mは2021年現在では工場火災の影響に伴い、生産遅延となっています。ほしい機種があれば早めに手に入れると良いでしょう。

 

機能や価格を比較すると、次のようになります。

型番 HC-VX990M HC-VZX990M HC-VX992M HC-VZX992M
開始/停止時アイコン拡大表示
あとからスロー&クイック
Eye-Fi対応
型番 HC-VX990M HC-VZX990M HC-VX992M HC-VZX992M
参考価格
ホワイト
    
パナソニック 4K ビデオカメラ VX990M 64GB あとから補正 ホワイト HC-VX990M-W
¥96,000〜(2024/04/26 18:57)
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX990M 64GB あとから補正 ホワイト HC-VZX990M-W
パナソニック 4K ビデオカメラ VX992M 64GB 光学20倍ズーム ピュアホワイト HC-VX992M-W
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M 64GB 光学20倍ズーム ピュアホワイト HC-VZX992M-W
参考価格
アーバンレッド
パナソニック 4K ビデオカメラ VX992M 64GB 光学20倍ズーム アーバンレッド HC-VX992M-R
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M 64GB 光学20倍ズーム アーバンレッド HC-VZX992M-R
参考価格
カカオブラウン
パナソニック 4K ビデオカメラ VX992M 64GB 光学20倍ズーム カカオブラウン HC-VX992M-T
¥109,890〜(2024/04/26 18:57)
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M 64GB 光学20倍ズーム カカオブラウン HC-VZX992M-T

違いについて詳しく見てみましょう。

RECアイコン/PAUSEアイコン

HC-VX992M/HC-VZX992Mでは、撮影開始/一時停止時の切替時に、RECアイコン/PAUSEアイコンが画面上に大きく表示されるようになっています。

この大きなアイコンは、約 2 秒経過するか、画面をタッチするかすると消えます。

 

一方のHC-VX990M/HC-VZX990Mでは、撮影開始/一時停止の切替時は、画面の左上に小さく表示されているアイコンの「 || 」と「●」が切り替わるだけです。そのため、気づかないうちに撮影開始/一時停止ボタンに触れてしまっていて、撮影できていなかったということも起こりえます。

 

このようにもHC-VX992M/HC-VZX992Mでは、撮影開始/一時停止がわかりやすくなったのは利点です。一方で、撮影開始時に大きくアイコンが表示されてしまうので、動きの早い被写体を追っているときには邪魔かもしれません。

あとからスロー&クイック

どちらの機種にも、本体上で4K MP4動画を加工して1080/30p動画として保存する「4Kクロップ」機能があります。

その中の共通する機能には次のようなものがあります。

  • あとから追っかけ
    タッチ操作で選んだ被写体を中心に自動で追いかけたり、撮影時の手ブレによる被写体揺れが安定するように補正をかけながら切り出します。
  • あとから指で追っかけ
    追いかけたい被写体をタッチし、被写体の動きに合わせて指でなぞると、タッチしている位置を中心に切り出します。
  • あとからクローズアップ
    切り出したい部分をクローズアップして切り出します。
  • あとからズーム
    開始位置と終了位置で、切り出し位置とサイズを設定すると、位置とサイズを変えながら切り出します。
  • あとから手ブレ補正
    撮影時の手ブレによる被写体揺れが安定するように補正をかけながら切り出します。

 

HC-VX992M/HC-VZX992Mでは、このほかに「あとからスロー&クイック」機能が追加されています。これは撮影した映像にスローモーションとクイックモーションの効果を追加する機能です。

 

この機能については、そもそも、4K動画として撮影したものをわざわざ1080/30p動画として切り出す機会があるのか疑問ということと、切り出すにしてもパソコンで加工する方が細かく指定できて良いのではと思いますので、これはあってもなくても良い機能かと思います。

Eye-Fi対応

HC-VX990M/HC-VZX990Mは、Eye-Fi連動機能に対応しています。別売りのEye-Fiカードを使用すると、カードに記録したビデオや写真を無線LANでパソコンに保存したり、共有サイトにアップロードすることができます。

しかしながら、これはかなり古い規格で2021年現在ではほとんど使用されておらず、Eye-Fiカードを入手するのも困難です。

そういうこともあってか、HC-VX992M/HC-VZX992MではEye-Fi転送機能がなくなりました(少なくとも説明書からは機能説明が削除されており、公式対応はなくなりました)。

どちらがおすすめか

このように、HC-VX992M/HC-VZX992Mでは、撮影開始/一時停止の切替時に大きいアイコンが表示されてわかりやすくなったこと、4Kクロップ機能に「あとからスロー&クイック」が増えたこと、Eye-Fi対応がなくなったことが、HC-VX990M/HC-VZX990Mとの違いです。

 

あとからスロー&クイックとEye-Fi対応はどちらでも良い機能かと思います。撮影開始/一時停止の切替がわかりやすいほうが良いという方には、HC-VX992M/HC-VZX992Mがおすすめで、大きいアイコンが邪魔そうという方にはHC-VX990M/HC-VZX990Mがおすすめです

 

特にこだわりがなければ、価格が安い方を選ぶと良いでしょう。ビデオカメラの基本性能は同じです。

 

価格は次のようになっています。

型番 HC-VX990M HC-VZX990M HC-VX992M HC-VZX992M
参考価格
ホワイト
    
パナソニック 4K ビデオカメラ VX990M 64GB あとから補正 ホワイト HC-VX990M-W
¥96,000〜(2024/04/26 18:57)
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX990M 64GB あとから補正 ホワイト HC-VZX990M-W
パナソニック 4K ビデオカメラ VX992M 64GB 光学20倍ズーム ピュアホワイト HC-VX992M-W
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M 64GB 光学20倍ズーム ピュアホワイト HC-VZX992M-W
参考価格
アーバンレッド
パナソニック 4K ビデオカメラ VX992M 64GB 光学20倍ズーム アーバンレッド HC-VX992M-R
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M 64GB 光学20倍ズーム アーバンレッド HC-VZX992M-R
参考価格
カカオブラウン
パナソニック 4K ビデオカメラ VX992M 64GB 光学20倍ズーム カカオブラウン HC-VX992M-T
¥109,890〜(2024/04/26 18:57)
パナソニック 4K ビデオカメラ VZX992M 64GB 光学20倍ズーム カカオブラウン HC-VZX992M-T
型番 HC-VX990M HC-VZX990M HC-VX992M HC-VZX992M
開始/停止時アイコン拡大表示
あとからスロー&クイック
Eye-Fi対応

まとめ

パナソニックのデジタル4KビデオカメラHC-VX990MとHC-VX992Mの主な違いは、撮影開始/停止の切替時に大きなアイコンが表示されるかどうかということで、ビデオカメラとしての基本性能は変わっていません。特にこだわりがなければ、価格が安い方を選ぶと良いでしょう。

 

以上、HC-VX990MとHC-VX992Mの3つの違い。でした。

 

参考