パナソニックの蛇口直結型浄水器TK-CJ23とTK-CJ22は何が異なるのでしょうか。違いは2つあります。わかりやすく紹介します。
2つの違い
TK-CJ23とTK-CJ22の違いは次のとおりです。
- ろ過できる物質数
- カートリッジの交換目安期間
TK-CJ23の方が、ろ過できる物質数が2つ多いですが、付属カートリッジの交換目安期間は半分の6ヶ月です。
表で比較すると次のようになります。
品番 | TK-CJ23 | TK-CJ22 |
画像 |
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参考価格 | ¥11,100〜(2024/12/04 17:56) |
¥10,950〜(2024/12/04 14:05) |
ろ過できる物質数 | 19物質(JIS12物質+7物質) | 17物質(JIS11物質+6物質) |
ろ過できる物質 – JIS指定 | 遊離残留塩素 濁り 総トリハロメタン CAT(農薬) 2-MiB(カビ臭) 溶解性鉛 クロロホルム ブロモジクロロメタン ジブロモクロロメタン ブロモホルム テトラクロロエチレン トリクロロエチレン |
遊離残留塩素 濁り 総トリハロメタン CAT(農薬) 2-MiB(カビ臭) 溶解性鉛 ブロモジクロロメタン |
ろ過できる物質 – その他 | 鉄(微粒子状) アルミ(中性) ジェオスミン(カビ臭) フェノール類 ベンゼン 四塩化炭素 1,2-ジクロロエチレン |
鉄(微粒子状) アルミ(中性) ジェオスミン(カビ臭) フェノール類 ベンゼン 四塩化炭素 |
カートリッジ交換目安 | 約6ヶ月 (1日10L使用時) または2000 L |
約1年 (1日10L使用時) または4000 L |
交換用カートリッジ 参考価格 |
TK-CJ23C1 ¥6,545〜(2024/12/04 17:56) |
TK-CJ22C1 ¥6,223〜(2024/12/04 14:05) |
ろ材の種類 | 不織布・粒状活性炭・セラミック・中空糸膜 | |
ろ過流量 | 1.8 L/分 (水圧100 kPaの時) | |
液晶表示 | あり | |
水切換レバー | 泡沫原水ストレート、泡沫シャワー | |
本体寸法 | 高さ7.5×幅13.5×奥行12 cm | |
質量 | 約 350 g | |
同梱品 | 浄水カートリッジ1個・固定具セット・コイン型リチウム電池 |
その他のろ過流量や本体サイズは同じです。違いについて詳しく見ていきましょう。
ろ過できる物質数
TK-CJ23でろ過できる物質は、「JIS指定12物質+7物質」で、TK-CJ22でろ過できる物質は、「11物質+6物質」です(2021年現在)。
TK-CJ23の方が ろ過できる物質が2つ多く、その2つは、クロロホルム、1,2-ジクロロエチレンです。(2020年までは1,1,1-トリクロロエタンも多く除去できるとされていましたが、この物質は国内市場に流通していないことから2019年にJIS指定物質から削除され、2021年のパナソニックカタログから表示されなくなりました。)
どの物質も摂取すると体に害があるとされていますが、日本の水道の水質基準はヒトが一生飲み続けても健康影響が現れない量が設定されています。
つまり、もともと水道水にほぼ含まれない物質ですので、ろ過できる性能があってもなくても、何も変わらないと考えられます。
国内で使うのであればTK-CJ22でも十分なろ過性能がありますが、もし心配であれば、安心を得る目的でTK-CJ23を選ぶのも良いでしょう。
カートリッジの交換目安期間
TK-CJ23のカートリッジ交換目安は6ヶ月 (2000 L)で、TK-CJ22のカートリッジ交換目安は1年(4000 L)です。
カートリッジの価格はほぼ同じで、TK-CJ23の方がカートリッジの寿命が半分ですので、TK-CJ23の方がランニングコストが2倍かかることになります。
ランニングコストが低い方がよい、または交換するのが面倒という方は、カートリッジ交換期間の長いTK-CJ22が良いでしょう。
TK-CJ23C1とTK-CJ23C2の違い
なお、TK-CJ23用のカートリッジには、TK-CJ23C1の他にTK-CJ23C2という製品もあります。これは、TK-CJ23C1が1個入で、TK-CJ23C2が2個入というだけの違いです。
型番 | TK-CJ23C1 | TK-CJ23C2 |
入数 | 1個入 | 2個入 |
外観・参考価格 | ¥6,545〜(2024/12/04 17:56) |
¥13,504〜(2024/12/04 17:56) |
TK-CJ23は交換目安期間が短いので、2個まとめての購入も検討してね、ということなのだと思います。
どちらがおすすめか
TK-CJ23の方が、ろ過物質数が多いですが、カートリッジ交換期間が短いです。
国内の水道で使用する場合には、2物質が多く濾過できても、実質的には何も変わらないと考えられますので、カートリッジ交換が1年に1回で良くランニングコストを抑えられるTK-CJ22の方がおすすめです。
一方で、2物質多くろ過して安心を得たいという方には、TK-CJ23がおすすめです。
パナソニックの還元水素生成器やアルカリイオン整水器の最上位モデルでも、ろ過できる物質数はTK-CJ23と同じ19個です。
TK-CJ23は、パナソニックの家庭向け水関連商品ラインナップの中でも最高水準の浄水性能を持ちますので、とにかく良い浄水性能を持つ浄水器が欲しいという方には、TK-CJ23がおすすめです。
価格は次のようになっています。
品番 | TK-CJ23 | TK-CJ22 |
画像 |
||
参考価格 | ¥11,100〜(2024/12/04 17:56) |
¥10,950〜(2024/12/04 14:05) |
品番 | TK-CJ23 | TK-CJ22 |
---|---|---|
ろ過できる物質数 | 12物質+7物質 | 11物質+6物質 |
カートリッジ交換目安 | 約6ヶ月 (1日10L使用時)、または2000 L | 約1年 (1日10L使用時)、または4000 L |
交換用カートリッジ 参考価格 |
TK-CJ23C1 ¥6,545〜(2024/12/04 17:56) |
TK-CJ22C1 ¥6,223〜(2024/12/04 14:05) |
まとめ
パナソニックの蛇口直結型浄水器TK-CJ23は、TK-CJ22と比べて、ろ過できる物質数が2つ多いですが、カートリッジ交換目安の期間が半分の6ヶ月です。
浄水性能が高いものが欲しいという方にはTK-CJ23がおすすめで、リーズナブルなものが良いという方にはTK-CJ22がおすすめです。
以上、浄水器TK-CJ23とTK-CJ22の2つの違い!でした。