還元水素水生成器TK-HS92とTK-HS90の7つの違い!

パナソニックの還元水素水生成器TK-HS92とTK-HS90は何が異なるのでしょうか。

違いは7つあります。わかりやすく紹介します。

7つの違い

TK-HS92は還元水素水生成器の上位モデルで、TK-HS90はスタンダードモデルです。

TK-HS92とTK-HS90は次の点で異なります。

  • ろ過できる物質数
  • 水素チャージの段階数
  • 吐水・排水比率
  • 液晶表示
  • 水切換レバー
  • 酸性水吐水口の有無
  • その他、便利な機能

違いはたくさんありますが、実用上は、TK-HS92の方が排水(無駄水)が少なく、画面表示が見やすいというのが大きな違いです。

 

表で比較すると次のようになります。

品番 TK-HS92 TK-HS90
画像
    
パナソニック 還元水素水生成器 シルバー TK-HS92-S パナソニック 据置型水素水生成器(ブラックメタリック)Panasonic 還元水素水 TK-HS92-K パナソニック 還元水素水生成器 ステンレスシルバー TK-HS90-S
参考価格 シルバー
¥148,680〜(2024/11/21 17:19)
ステンレスシルバー
¥198,000〜(2024/11/21 20:44)
  ブラック
¥148,325〜(2024/11/21 17:19)
ろ過できる物質数 13物質+6物質 13物質+4物質
カートリッジ交換目安 2年、または、12,000L (1日に15L)
電極 7枚
生成水質 8種類(水素還元水5段階、酸性2段階、浄水)
生成可能水量 約 7 L/分 (標準モード、還元水素水1,2,3時)
運転モード 標準、電解弱め、水素チャージ3段階、高酸度 標準、排水少なめ、水素チャージ2段階、高酸度
吐水・排水比率 16:1 (標準または電解弱め、還元水素水1,2,3時)
5:1 または 2:1 (その他)
5:1 (標準モード時)
8:1 (排水少なめモード時)
液晶 フルカラー液晶/水質6色表示 バックライト液晶/水質5色表示
水素レベル表示 水素濃度目安表示 12段階
水切換レバー 泡沫原水ストレート、泡沫シャワー 原水、シャワー
酸性水吐水口 なし あり
便利な機能 音声ガイド/使い方ガイド/Q&A 熱水ガード/計量設定/タイマー
本体寸法 高さ33.8×幅19.5×奥行14.2 cm 高さ33.1×幅22×奥行15.4 cm
質量 約 5.4 kg 約 5.0 kg
付属カートリッジ TK-HS92C1
パナソニック 還元水素水生成器用カートリッジ 1個 TK-HS92C1
¥8,900〜(2024/11/21 07:29)
TK-HS90C1
パナソニック 還元水素水生成器用カートリッジ TK-HS90C1
¥13,900〜(2024/11/21 07:29)
対応カートリッジ TK-HS92C1 TK-HS92C1
TK-HS90C1

本体寸法は、TH-HS90の方が、幅が2.5 cm、奥行きが1.2 cm大きいです。

違いの詳細

違いについて詳しく見ていきましょう。

ろ過できる物質数

TK-HS92では、JIS指定13物質+6物質、TK-HS90では、JIS指定13物質+4物質をろ過できます。

ろ過できる物質数はカートリッジの種類に依存しますが、TK-HS92に付属するカートリッジの方が新しく、除去物質数が2つ多いです。

 

その2つは、ベンゼン四塩化炭素です。

この2つも除去できるに越したことはないですが、日本の上水道の水質基準は一生飲み続けても健康に影響がないレベルに設定されていますので、除去できなくても問題はないと考えられます

どちらも高い浄水性能を持っており、この違いは気にしなくても良いでしょう。

 

なお、TK-HS90も、TK-HS92と同じ新しいタイプのカートリッジに対応しています。

2年後にカートリッジを交換する際には、新しい方のカートリッジを購入するようにすれば、TK-HS90でも13物質+6物質をろ過できるようになります。どちらのカートリッジも希望小売価格は同じです。

水素チャージの段階数

水素チャージとは、pHが上がりにくい原水で使用する場合に、電解するパワーを増やすことによりpHを上げる機能です。機能を有効にすると、水素発生量も増加します。

TK-HS92は、水素チャージが3段階あり、TK-HS90は2段階あります。

この水素チャージモードでもpHが上がらない場合は、さらに強力な「高酸度」モードがどちらのモデルにも付いています。

 

使用する水道のpHが上がりにくいとわかっているならば、3段階あると良いと思いますが、そうでなければ使うことのない機能ですので、どちらでも良いでしょう

なお、温泉地の水や、炭酸を多く含んだ地下水、硬度の低い水はpHが上がりにくく、海辺や島の水や、硬度の高い水はpHが上がりやすいです。

吐水・排水比率

吐水・排水比率とは、給水した水のうち、「使用できる水」と「捨てられる水」の割合を示したものです。

還元水素水生成器では、中性の水を電気分解して「還元水素水」と「酸性水」を同時に作りますので、還元水素水を使う時には酸性水が排水となり、酸性水を使う時には還元水素水が排水となります。

 

標準モードで、飲用の還元水素水1,2,3を使用する場合の吐水・排水比率は、TK-HS92では 16:1 で、TK-HS90では 5:1 です。

つまり、TK-HS92で排水として捨てられるのは 約6%で、TK-HS90では 約17%です

TK-HS92では、無駄になる水が少ないです。

無駄になる水が気になるという方は、TK-HS92の方が良いでしょう。

液晶表示

TK-HS92では次のようなフルカラーの液晶ディスプレイが付いており、選択している水質や、pH、水素濃度、ORP値、流量がひと目でわかるようになっています。

 

TK-HS90では次のようなモノクロの液晶が付いており、pHとORP値がわかるようになっています。水素レベルは、別のところにある12段階のランプで知ることができます。

 

TK-HS92の方が、現在の状態がわかりやすく、現代的なデザインで格好良いと思いますが、水質には関係ない部分ですので、好みで選ぶと良いでしょう。

水切換レバー

どちらのモデルも、蛇口に取り付けた水切換レバーで原水・原水シャワー・浄水を切替えるようになっています。

原水・原水シャワーでは蛇口から水が出てきて、浄水では整水器の吐出口から水が出てきます。

 

TK-HS92の原水と原水シャワーでは、水に空気が混じる泡沫構造になっています。

水に空気の混じらないTK-HS90と比べると、食器をすすぎ洗いした時に約 20%節水できるということです。

これは大きな違いではないため、どちらでも良いと思います。

酸性水吐水口の有無

pH3.0程度の強めの酸性水は、吐水口から出てきません。

TK-HS92では排水ホースから出てきます。

 

TK-HS90では次の画像のように、排水ホースとは別に酸性水ホースがあり、そこから出てきます。(タップすると拡大します。)

強めの酸性水は洗い物などに使用しますが、TK-HS90では酸性水スタンドが付属しますので、酸性水を洗い物に使いやすくなっています。

ただ、画像のように酸性水吐水口が増えるので、流しがごちゃごちゃする感じは否めません。

 

強めの酸性水を頻繁に使う予定の方は、TK-HS90が良いと思いますが、洗い物は食洗機でするなどで強めの酸性水をあまり使う予定がない方は、強めの酸性水が排水ホースから出てくるTK-HS92でも良いでしょう。

その他、便利な機能

便利な機能として、TK-HS92には、カートリッジ交換目安表示、音声ガイド、使い方ガイド/Q&Aがあります。

  • カートリッジ交換目安表示:カートリッジの使用日数と使用量を液晶で表示。カートリッジ交換時期が近づくと画面の色が変わってお知らせします。
  • 音声ガイド:選んだ水質や機能の設定状態を音声でお知らせします。「還元水素水レベル3です。」
  • 使い方ガイド/Q&A:お手入れの仕方やQ&Aを液晶画面で見ることができます。

 

TK-HS90には、計量設定、熱水ガード、タイマーの機能があります。

  • 計量設定機能:0.6〜5.0 Lの範囲で、生成したい水の量を設定できます。設定した量まで吐水すると、ブザーでお知らせします。料理などで、一定の量の水を量り取りたい時に便利です。
  • 熱水ガード:誤って本体に熱水を通した時も、熱水を逃がしてから吐水するので安心です。
  • タイマー:設定した時間になったら、ブザーを鳴らしてお知らせします。料理で時間を測るときに便利です。設定できる範囲は1~60分です。

どちらがおすすめか

以上のように、TK-HS92とTK-HS90は、生成水質の面ではほとんど違いはありません。

どちらも、カートリッジの浄水性能は高く、電解用に7枚の電極を持っており、pH3.0程度からpH約10.5まで8段階の水を選ぶことができます。

 

違いは、排水の割合と、使い勝手です。

TK-HS92の方が、ムダ水が少なく、液晶表示が見やすいです。

TK-HS92のほうが上位モデルだけあって魅力的ですが、価格は執筆時点で5万円ほど高くなっています。

 

説明書によると、1日20分使った場合には電解槽の寿命は約 7 年ということです。

このくらい長い期間使えるものですので、この価格差なら使い勝手のよい方を使いたいという方には、TK-HS92がおすすめです。

 

一方で、還元水素水が出てこれば使い勝手は気にしないという方は、TK-HS90がおすすめです。

ろ過できる物質数が2つ少ないのが気になるようであれば、1万円程度でTK-HS92と同じカートリッジを購入できますので、それに交換すると良いでしょう。

 

どちらのモデルも下位モデルのアルカリイオン整水器と比べると電極数が多く、選択できるpHの範囲が広いですし、生成できる最大流量が7.0 L/分と多くなっています。(TK-AS46では、4.5 L/分です。)

還元水素水は、「胃腸症状の改善」に効果があるとされます。

ぜひ還元水素水生成器を導入して、飲用や炊飯、洗顔に活用してくださいね。

 

価格は次のようになっています。

品番 TK-HS92 TK-HS90
画像
    
パナソニック 還元水素水生成器 シルバー TK-HS92-S パナソニック 据置型水素水生成器(ブラックメタリック)Panasonic 還元水素水 TK-HS92-K パナソニック 還元水素水生成器 ステンレスシルバー TK-HS90-S
参考価格 シルバー
¥148,680〜(2024/11/21 17:19)
ステンレスシルバー
¥198,000〜(2024/11/21 20:44)
  ブラック
¥148,325〜(2024/11/21 17:19)
付属カートリッジ参考価格 TK-HS92C1
パナソニック 還元水素水生成器用カートリッジ 1個 TK-HS92C1
¥8,900〜(2024/11/21 07:29)
TK-HS90C1
パナソニック 還元水素水生成器用カートリッジ TK-HS90C1
¥13,900〜(2024/11/21 07:29)
対応カートリッジ TK-HS92C1 TK-HS92C1
TK-HS90C1

まとめ

パナソニックの還元水素水生成器TK-HS92とTK-HS90の違いについて紹介しました。

TK-HS92の方が、ムダ水が少なく、使い勝手がよくなっています。

2つのモデルの価格差にそれだけの価値があるか検討して、どちらを購入するか決定すると良いでしょう。

 

以上、還元水素水生成器TK-HS92とTK-HS90の7つの違い!でした。

パナソニックの整水・浄水器の交換カートリッジ一覧!

参考