トヨタ純正カーナビの案内音声をリアスピーカーから出す方法。

フロントスピーカーを音質の良いものに交換して、フロントスピーカーはカーナビとは別のヘッドユニットにつないでいます。

しかし、トヨタの純正カーナビでは案内音声がフロントスピーカーからしか出ない仕様のため、案内音声が聞こえなくなってしまいました。

そこで、案内音声をリアスピーカーから出るように配線を繋ぎ変えましたので紹介します。

 

なお、カーナビ付属のオーディオの音は、リアスピーカーからも出ますので問題ありません。

カーナビは、7インチのスタンダードナビnscn-w68で、車はエスクァイア ハイブリッド 80系です。

内張りを外す

カーナビ裏のコネクタにアクセスするため、内張りを外します。

クリップでとまっているだけですので、傷をつけないように引っ張ってはがします。

 

ハザードランプと、時計設定と運転モードスイッチのコネクタ2本が内張りについていますので外します。

コネクタを外す

カーナビは10 mmのソケットレンチで前に取り出すことができます。

オーディオ関係のコネクタは次の2つです。

6ピンの緑のコネクタがリアスピーカーの線で、10ピンの茶色のコネクタがフロントスピーカーと電源などの線です。

茶色のコネクタにはバッテリー電源線もありますのでショートさせないように注意です。

 

コネクタにつながるコードの色はいろいろあるようですが、私の車の場合は次の資料と同じ色になっていました。

このフロントスピーカーのピンを、リアスピーカーのピンへとつなぎかえます。

ピンを抜く

100均の精密マイナスドライバーをコネクタに挿し込んで、ピンを抜きます。

このコネクタは、金属のピン側にはクリップはなく、コネクタ側にクリップがある構造になっています。

そのため、金属ピンの方を押すのではなく、コネクタ内部のクリップの方を動かすようにして、ピンを抜きます。

ピンを抜くのは慣れないと難しいです。抜けない場合は、構造をよく調べてから再チャレンジしてみてください。

 

もしコネクタを壊してしまっても、コネクタは共販で純正のものを購入できますし、同じ形のコネクタも購入することができます。

なおコネクタに書いてある品番は、緑の6ピンコネクタの品番が11728で、茶色のコネクタの品番は11800でした。

 

ピンを抜くのが面倒という方は、社外スピーカーや社外ナビに接続するためのギボシ付きのコネクタケーブルを使うのがおすすめです。配線を戻すときにも楽です。

ビートソニック トヨタ純正システム用スピーカー出力取リ出しケーブル

ピンをはめる

フロントスピーカーのピンを抜いたところに、リアスピーカーのピンを挿し込んで完了です。

使わないフロントスピーカーの線は、一応テープを巻いて絶縁しておきました。

ビビリ音対策にもなります。

 

ACCを入れて、音が鳴るか動作確認をしてから、カーナビや内張りをもとに戻します。

これで無事、リアスピーカーから案内音声が鳴るようになりました。

まとめ

トヨタ純正カーナビのスピーカー線のピンを入れ替えることで、リアスピーカーからナビの案内音声が出るようになりました。

設定画面でリアスピーカーから音声が出るようになれば楽なのですが、そうなってはいないようです。

 

以上、トヨタ純正カーナビの案内音声をリアスピーカーから出す方法でした。