マキシコシ コアプロ アイサイズ(Kore Pro i-size)のレビュー。安全性を重視する方におすすめ。

マキシコシのコアプロ アイサイズを、発売されたころに購入して、1年弱使用しましたので、その使用感・口コミを紹介します。

マキシコシ コアプロ アイサイズを購入

マキシコシはオランダのチャイルドシートブランドで、日本よりも安全基準の高いヨーロッパにおいてもその信頼性の高さで有名です。第三者機関によるテストでも、安全性・使用性で良い評価を得ていることが多いです。また、アイサイズ(i-Size)という新しい安全基準策定のタスクフォースに参加したチャイルドシートメーカー2社のうちの1社です。

チャイルドシートに安全性を求めるなら、日本メーカーよりもマキシコシのチャイルドシートがおすすめです。

 

今回、子供が4歳になり、チャイルドシートがサイズアウトしたため、ジュニアシートを購入することにしました。

これまでにマキシコシのベビーシートも使ったことがありますが、ベルトのつけ外しや、シートの洗濯がしやすく、乗り心地もよく、価格が高い以外には欠点がほぼなかったので、ジュニアシートもマキシコシブランドから選ぶことにしました。

マキシコシ ペブルプロ アイサイズのレビュー!

 

マキシコシ(MAXI-COSI)のコアプロ アイサイズ(Kore Pro i-Size)は、3.5(または4)歳~12歳向けのジュニアシートです。マキシコシのジュニアシートで初めてアイサイズに準拠した製品です。ISOFIX・シートベルト固定に両対応しています。

日本メーカーのジュニアシートは、シートベルトが首にかからなければよい、というだけの座高調整クッションが多い中で、コアプロ アイサイズはISOFIX固定ができ、横からの衝撃も緩和できるような構造になっており、安心感があります。

 

私はコアプロ アイサイズが日本で発売されたころに購入しました。(ヨーロッパではより早く安価に発売されていましたが、送料と関税が2万円ほどかかり、日本の代理店を通した価格とほぼ変わらないようでしたので、日本での発売を待ちました。)

マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズ

 

なお、2021年2月ごろにはマキシコシのアイサイズに対応したジュニアシートは、コアプロ アイサイズしかありませんでしたが、2021年12月現在では廉価版のモリオン アイサイズも販売されています。

しかし、コアプロ アイサイズのほうが、シートの高さ調整に合わせて横幅が変化することと、シートベルト装着用のライト付いているという点が優れています。包み込まれるような座り心地を重視する場合は、価格はほとんど変わりませんので、コアプロ アイサイズのほうがおすすめです。

マキシコシ MORION i-SIZE モリオン アイサイズ

開梱

Amazon.co.jpで購入しました。ダンボールを開けてみると、ビニール袋に入ったジュニアシートがみえます。日本製品のように過剰梱包でないのがよいです。

 

取り出しました。ベビーシートのペブルプロ アイサイズ同様に、しっかりした作りです。

 

フカフカのシートです。

 

座面の下に説明書入れがあります。日本語の説明書が付属しています。

 

側面です。サイドの壁もしっかり作られています。

 

高さを調整するには、グレーのボタンを掴みながら上下します。緑のところにシートベルトを通します。

 

ISOFIXとシートベルトの固定方法の説明です。シートベルトが通るところは緑に色分けされており、わかりやすいです。

 

ISO-FIX固定部です。

 

シートベルトをはめるときに、手元を照らしてくれるLEDライトです。子供がシートに座ると重量を感知して、20秒ほどライトが点灯します。

 

LEDライトは左右両方に付いています。左右どちらを照らすかは、ボタンの長押しで設定することができます。

 

LEDライト用の電池は背面に入れるところがあります。1年経ってもまだ交換していません。

 

マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズ

使用感

コアプロ アイサイズを使ってみて良いと思ったところは次のとおりです。

  • シートがフカフカで子供が満足そう。
    当たり前かもしれませんが、子供がシートに座るのを嫌がらないです。
  • しっかりしているので安心感がある。
    がっちりしたつくりですし、販売時点では世界中のジュニアシートで、トップクラスに安全性の高いものですので、安心です。
  • シートがへたりにくそう。
    1人で4歳~12歳の8年間使うものですので、すぐにシートがボロボロになったら嫌だと思っていましたが、1年弱使ってもシートに変化がなく、長く使えそうです。
  • シートが汚れにくそう。
    購入してすぐにチョコレートが付きましたが、シート生地が密なおかげか、拭き取ったらきれいになりました。その後は、お菓子のクズをときどき掃除機で吸っているだけですが、あまり汚れが付きません。他のジュニアシートを知らないので、こういうものなのかもしれませんが。

 

欠点と思ったところは次のとおりです。

  • ライトはなくてもよいかも。
    ライトが点灯する時間が20秒ほどと短いため、シートベルトをはめる前に消灯してしまいます。そもそも、車に乗ってしばらくは車内灯が点いているので、大人と同じタイミングでシートベルトをするなら、それで十分な気がします。
  • 4歳児にはシートベルトをはめるのが難しい。
    横の壁が深いので、受け金具付近を覗き込むのが難しいようです。ただ、数ヶ月試行錯誤しているうちに、スムーズにシートベルトをはめられるようになりました。
  • リクライニングの角度に限界がある。
    寝そべるくらいの角度にシートを倒すことはできないです。しかし、シートを倒しすぎるとシートベルトが効かないので、安全性を考えるとこの仕様が正しいのかもしれません。頭は左右方向も固定されるので、寝にくくはなさそうです。
  • ISO-FIX固定をしないと、子供が乗っていないときは、急ブレーキでシートが動く。
    どのシートベルト固定のジュニアシートでも共通することですが、車のシートベルトにより、子供とシートを一緒に縛る仕様ですので、子供が乗っていないときはシートが固定されておらず急ブレーキをしたときに動いてしまいます。ISO-FIX固定をするか、子供が乗っていないときもシートベルトでシートを固定しておけばよいです。

 

全体的に見ると大きな欠点もなく、コアプロ アイサイズを選択してよかったと思っています。

下の子のためにジュニアシートをもう一台買うことになっても、またコアプロ アイサイズを買うと思います。廉価版のモリオン アイサイズは、サイドに隙間が多いのとサイドの幅が変化しないので、コアプロ アイサイズのほうが良さそうに思います。

マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズ

まとめ

マキシコシのコアプロ アイサイズの使用感を紹介しました。

チャイルドシートやジュニアシートはなかなか壊れるものでもなく、使いにくいものを買うとずっと苦労することになりますので(私はチャイルドシートで経験中)、価格が少し高くても良いものを選ぶのがおすすめです。車の維持費と比較したら、安全性がトップクラスのシートが8年間使えて数万円なら安いと思います。

 

以上、マキシコシ コアプロ アイサイズ(Kore Pro i-size)のレビュー。でした。

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参考

マキシコシ Kore Pro i-Size コア プロ アイサイズ