オイルポットの濾過するタイプとしないタイプのコスト比較。どちらがおすすめか?

オイルポットには、大きく分けて二種類あります。

一つは、揚げかすを金網で取り除くだけの「濾過しないタイプ」。

もう一つが、金網に加えて、活性炭などのフィルターによって粉状の細かい揚げかすも取り除ける「濾過するタイプ」です。

どちらが良いか、コストの点を含めて比較してみます。

油のいたみの原因

揚げ物のあと、油に揚げかすが残っていると、油のいたみの原因になります。

濾過しないタイプのオイルポットでは、油を3~4回繰り返し使うと、油がいたんで次のようになります。

  • 黒くなる
  • ねばりが出る
  • いやな臭いがする
  • 泡が消えにくくなる
  • 180℃くらいで煙が出る

そのため、濾過しないタイプのオイルポットでは、3~4回使ったら一度油を捨て、新しい油を使うようにするという使い方がおすすめです。

 

一方の濾過するタイプのオイルポットでは、フィルターで細かい汚れまで取り除かれるため、油は何度も使うことができます。

(画像は、アイリスオーヤマ オイルポット商品紹介より)

ただ、ポット本体は2~3千円高くなり、フィルター代が一回あたり30~50円かかります。

 

濾過しないタイプのオイルポットの例

貝印 KAI オイルポット テフロンセレクト 2重口 日本製 DZ0709

濾過するタイプのオイルポットの例

アイリスオーヤマ オイルポット 活性炭 900ml カートリッジ1個付 白 H-OP900

コスト比較

それぞれのタイプで、コストを比較してみましょう。

条件は次のようにします。

濾過しないタイプ:1000 ml 200 円(日清キャノーラ油・セール価格)の油を、800 ml使用する。4回ごとに新しくする。
濾過するタイプ :フィルター代 1回 40 円。油は何度も使う。

 

結果は次のようになりました。

濾過しないタイプ: 1 回 40 円 (= 200*800/1000 / 4 )
濾過するタイプ : 1 回 40 円

 

安い油を使うこの条件では、コストにほぼ違いはないことがわかりました。

健康エコナなど高価な油を使う場合には、濾過するタイプの方がずっと安く済みます。

どちらがおすすめか

コストにあまり違いがないため、フィルターを通して毎回綺麗な油を使いたいか、フィルターは使わず3~4回で油を交換したいか、という点で考えると良いでしょう。

濾過しないタイプがおすすめの方

  • 3~4回目に油が黒くても気にしない
  • 油は3~4回使ったら新しくしたい
  • フィルターを交換するのが面倒だ(フィルターは10回濾したら交換です)
  • 油を買うのは手間じゃない

濾過するタイプがおすすめの方

  • 毎回、綺麗な油を使いたい
  • 油をたくさん買ってくるのが面倒だ
  • 油を捨てるのが面倒だ

 

私は、焦げた揚げかすは体に悪そうだと思ったのと、油を固めて捨てるときに手に油がつくのが苦手なので、濾過するタイプのオイルポットを購入しました。

フィルターは5個セット(50回分)になっているものを買いますが、週に2回揚げ物をしても半年くらい持ちます。

 

どちらか決められない、という場合には濾過するタイプがおすすめです。

フィルターを入れなければ、濾過しないタイプとしても使えるからです。

まとめ

安い油を使う場合には、濾過するタイプとしないタイプのオイルポットのコストにあまり違いはないことがわかりました。

オイルポットは長く使うものですから、最適なものが選べると良いですね。

 

次の記事では、おすすめのオイルポットを紹介していますので参考にしてみてくださいね。

おすすめのオイルポット9選!濾過しないタイプと濾過するタイプ。

参考文献

揚げる油の使用回数 – 日清オイリオ’s キッチン