フィリップスの電動デンタルフロス「ソニッケアー エアーフロス」は、デンタルフロスよりも手軽に歯間ケアを行える製品です。
ここではエアーフロスの特徴を、類似製品のドルツのジェットウォッシャーと比較しながら紹介しています。
また、たくさんのモデルが販売されていますので、型番ごとの製品の違いを一覧で紹介しています。
電動歯ブラシのソニッケアーについては次の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
ソニッケアー13機種のスペック一覧!違いを徹底比較。おすすめは?
目次
ソニッケアー エアーフロスの特徴
ソニッケアーのエアーフロスは、電動歯ブラシとよく似た形をしています。
次のようにして使います。
1. 本体の水タンクに10 ml程度の水を入れる。
2. 電源ボタンを押して、電源を入れる。
3. ノズルを歯間にあてる。
4. 起動ボタンを押す。
すると、プシュっと空気と水が勢いよく噴射され、歯間の汚れが落ちるという仕組みになっています。
起動ボタンはエアーフロスの肩の部分に配置されており、押しやすくなっています。
起動ボタンを押すたびに噴射されますが、連続噴射機能がついたモデルでは、起動ボタンを押し続けていれば、1秒ごとに噴射されます。
このエアーフロスは、歯磨きのあとに使用することが想定されています。
歯磨きで取れきれなかった歯間に残った汚れはデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシで掃除をするとよいと言われますが、そのデンタルフロスの代わりに使う製品です。
エアーフロス ウルトラとエアーフロスの違い
現在ソニッケアーのエアーフロスは大きく分けて2種類あり、上位モデルが「エアーフロス ウルトラ」で、下位モデルが「エアーフロス」です。
次の画像は、現行のエアーフロス ウルトラ HX8632/01です。
- Philips(フィリップス)
- 価格¥40,195(2024/12/03 04:14時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
次の画像は、現行のエアーフロス HX8516/02です。
- Philips(フィリップス)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
大きな違いは、上位モデルのエアーフロス ウルトラには「3 連続ジェット噴射」機能がついていることと、歯間に広く密着する「ワイドノズル」が採用されていることです。
3 連続ジェット噴射は、一箇所での噴射の回数がバババッと3回になり、1回よりも歯垢がよく落ちるようです。
エアーフロス ウルトラでは一箇所での噴射の回数を1,2,3回から選ぶことができるようになっています。
そのため、1回に設定してエアーフロスのように使うことも可能ですが、説明書ではやはり3回噴射がおすすめということです。
価格が気にならなければ、エアーフロス ウルトラのほうが汚れが落ちやすいですのでおすすめになります。
ドルツ ジェットウォッシャーとの違いは
ソニッケアーの他に口腔洗浄器で有名なブランドには、パナソニックのドルツがあります。
次の画像はジェットウォッシャーの最上位モデルです。
- パナソニック(Panasonic)
- 価格¥21,900(2024/12/03 13:31時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
ソニッケアーのエアーフロスと比べ、ドルツのジェットウォッシャーは水タンクが大きく、据え置き型として使うようになっています。
ノズルと水タンクはコードでつながっています。
ソニッケアーの空気と水が勢いよく断続的に噴射されるのとは異なり、水のシャワーで歯間汚れを洗い流すという感じの使い方です。
2つを比較すると、次のような利点・欠点があります。
ソニッケアーのエアーフロスの利点
- 水の量が少ないので、ドルツのように使用中は常に口から水が垂れるというようにはならない。
- 水の量が少ないので、デンタルリンスを水タンクに入れて使うことも可能。
- 本体がスリムで洗面所で場所をとらない。持ち運びも可能。
- 短い時間で簡単に歯間ケアが可能
ジェットウォッシャーの利点
- 大量の水で洗えるので、スッキリ感がある
- 歯間に挟まった食材もよく落ちる
- タンクが大きいので、水を補充する手間は少ない
まとめるなら、ドルツ ジェットウォッシャーは歯間に挟まった食材など大きなものでも落ちやすいものの、場所を取り、使うのに時間がかかる傾向にあります。
エアーフロスは、歯磨きのあとに1分程度でサッと使えるような簡単さが重視されています。
次の記事では、ジェットウォッシャーの各モデルについて一覧表で機能を比較しています。
パナソニック ジェットウォッシャー ドルツ10モデルの一覧比較!
おすすめは?
歯磨きのあとに、さらに歯間ケアをするという習慣を取り入れるのは、なかなか難しいことです。
手動でデンタルフロスを使うのが、汚れが一番よく落ちると言われますが、一方でデンタルフロスは時間がかかりますし、奥歯まで指を突っ込んで掃除するのが大変です。
デンタルフロスを使うのが面倒だと感じている方には、エアーフロスやジェットウォッシャーなどの電動デンタルフロスがおすすめです。
デンタルフロスを使おうとしても長続きしなかったとか、まだ使ったことがない、週に1回しか使わないという方には、毎日手軽に使うことができることが重要だと思います。
そのような方には、ソニッケアーのエアーフロスを取り入れてみるのがおすすめです。
歯磨きのあとに、1分のエアーフロスの習慣を作ると、口がスッキリしたり口臭が減ることが実感できるかもしれませんよ。
一方で現在、デンタルフロスをほぼ毎日のように使っているけれど、もっと楽にやりたいという方には、ドルツのジェットウォッシャーのほうがおすすめです。
時間の短縮にはならないかもしれませんが、水で洗い流すので、デンタルフロスと異なったスッキリ感を感じられると思います。
エアーフロスの種類
現行機種
さきほども紹介しましたが、ソニッケアーのエアーフロスの現行機種は二種類で「エアーフロスウルトラ」と「エアーフロス」です。
表で比較すると次のようになります。
エアーフロス ウルトラは、3 連続ジェット噴射が特徴で、さらにノズルの付属本数は2本です。ノズルホルダーも付きます。
ノズルの種類は、ウルトラ用のほうが歯間に広く密着する性能が良いノズルになっています。
次のものがエアーフロス ウルトラ用の替えノズルです。
- Philips(フィリップス)
- 価格¥2,200(2024/12/03 04:14時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
次のものがエアーフロス用の替えノズルです。
- Philips(フィリップス)
- 価格¥1,600(2024/12/03 04:14時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
ウルトラのほうがノズルの先が広いことがわかります。
なお、エアーフロス ウルトラとエアーフロスのノズルに互換性はありません。
価格差が気にならなければ、エアーフロス ウルトラがおすすめですが、使い続けるかどうかわからないからお試しで買ってみたいということであればエアーフロスでもよいと思います。
保証期間はどちらも2年です。
1年くらいで壊れる方もいらっしゃるようですが、修理の対応は総じて良いようです。
修理の場合は、説明書に書いてあるようにフィリップスのお客様センターではなく、「小泉成器修理センター」に問い合わせするようにしましょう。フィリップスのお客様センターに修理依頼をしても反応がないこともあるそうです。
旧機種
旧製品は多数の型番があります。ここでは旧機種についても紹介します。
実のところ本体の性能は2015年以降ほぼ変わっていません。
値段もほぼ変わっていませんので、あえて旧機種を選ぶ必要はないでしょう。
本体性能はハンドルの品番で区別することができます。
ハンドルHX8340
ハンドル品番HX8340は、現行のエアーフロス ウルトラHX8632/01で採用されているものと同じものです。
機能は次のようになります。
- 3 連続ジェット噴射: ◯
- 連続噴射機能: ◯
- 自動電源オフ: ◯(1分)
ハンドル品番HX8340を採用している旧機種には次のようなものがあります。
種類 | 発売年 | 型番 | 画像 | 価格 |
エアーフロス ウルトラ | 2015年 | HX8332/01 | − | |
エアーフロス ウルトラ | 2015年 | HX8322/01 | − |
ハンドルHX8240
ハンドル品番HX8240は、現行のエアーフロスHX8516/02で採用されているものと同じものです。
機能は次のようになります。
- 3 連続ジェット噴射: −
- 連続噴射機能: ◯
- 自動電源オフ: ◯(4分)
ハンドル品番HX8240を採用している旧機種には次のようなものがあります。
HX8254/70は、本体2本セットです。
ハンドルHX8230
HX8230は連続噴射機能がない廉価版のハンドルです。
現在では同等の機種は販売されていません。
- 3 連続ジェット噴射: −
- 連続噴射機能: −
- 自動電源オフ: ◯(4分)
ハンドル品番HX8230を採用している旧機種には次のようなものがあります。
種類 | 発売年 | 型番 | 画像 | 価格 |
エアーフロス | 2015年 | HX8214/22 | − | |
エアーフロス | 2015年 | HX8215/22 | ¥28,720〜(2024/12/03 04:14) |
まとめ
ソニッケアーのエアーフロスは、デンタルフロスよりも手軽に歯間ケアを行える電動デンタルフロスです。
ドルツのジェットウォッシャーほうが汚れが落ちるとは言われますが、エアーフロスのほうが手軽に使えるように出来ており、時間をかけずに歯間ケアを行いたい方におすすめです。
エアーフロスの現行機種は「エアーフロスウルトラ」と「エアーフロス」です。
エアーフロスウルトラのほうが3 連続ジェット噴射が使えて、歯垢が落ちやすいとされているためおすすめです。
- Philips(フィリップス)
- 価格¥40,195(2024/12/03 04:14時点)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
- Philips(フィリップス)
- Amazonで口コミ・レビューを見る
次の記事では、ジェットウォッシャーの各モデルについて一覧表で機能を比較しています。
パナソニック ジェットウォッシャー ドルツ10モデルの一覧比較!
電動歯ブラシのソニッケアーについては次の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
ソニッケアー13機種のスペック一覧!違いを徹底比較。おすすめは?
以上、ソニッケアー エアーフロスの特徴は?ドルツとの違いや、13モデルの一覧比較。でした。