ソニー損保のGOOD DRIVEで、事故リスクを自動計測してみました。

 ソニー損保のGOOD DRIVEは、スマホを使って運転を自動計測し、事故リスクが低いドライバーに自動車保険料をキャッシュバックするという自動車保険です。今回、保険契約の更新を期に、ソニー損保の普通の自動車保険から、GOOD DRIVEに切り替えて、計測をしてみましたので紹介します。

GOOD DRIVE

ソニー損保は通常の自動車保険もありますが、2020年からGOOD DRIVEという自動車保険を始めています。事故リスクが低い運転をすればキャッシュバックを受けられるという保険です。

GOOD DRIVE 公式ページ

もともとソニー損保で自動車保険を契約していましたが、契約更新のときか新規契約のときにしかGOOD DRIVEを選べないということで、契約更新時期を待って今回切り替えました。

申し込みは、スマホからしか行なえません。運転の自動計測にスマホを使うため、申込みをするスマホのスペックを調べて、申込みの可否を判定しているようです。

私の場合は、GOOD DRIVEの方がソニー損保の通常の自動車保険よりも保険料は9%ほど高くなりました。そのため、10%以上キャッシュバックを受けられることになれば、通常の自動車保険よりもお得ということになります。

 

GOOD DRIVEの公式ページに、2021年1月末時点で、どのくらいの人がどのくらいのキャッシュバックを受けられる運転スコアにいるかを示した円グラフがあります。

これによると、10%以上のキャッシュバックを受けられるスコアの人は98.6%です。最大の30%キャッシュバックを受けられるスコアの人は81.1%です。

そのため、下から1.4%に相当するくらい荒っぽい運転でなければ、私の場合は保険料がお得ということですので、多分大丈夫だろうと思ってGOOD DRIVEを申し込むことにしました。

キットが届く

申し込みと支払い手続きは、契約更新の1ヶ月前くらいに行いましたが、キットは1週間ほど前に届きました。発送通知はメールでありましたが、定形外郵便なので受け取るために自宅にいる必要はありません。

CDが入っていそうなハードケースで届きますが、中にはシガーソケットに繋ぐアダプタが入っています。

これは常に車のシガーソケットに接続しておきます。

車のエンジンをかけてACCがオンになると、このアダプタからBluetooth経由でスマホに「エンジンがONですよー」と信号が送られて、スマホで計測が自動で開始されるようになっているようです。ACCがOFFになると信号が途切れるため、スマホでの計測が終了します。加速度や自動車の位置などの実際の計測はすべてスマホで行われるようです。

スマホには、GOOD DRIVEアプリを入れておき、Bluetoothを常にONにしGPS利用を常に可能に設定しておきます。車に乗るときには、スマホも一緒に持っていきます。ポケットに入れたままでも計測できますし、スマホホルダーに固定していても計測できます。信号停止中にスマホをホルダーに取り付けて、スマホをガシャガシャっと動かしましたが特に悪い評価はされませんでした。スマホを振ったり、悪路を走ったりという加速度では誤反応しにくくはなっているようです。ただ、車の進行方向にスマホがゆっくりと滑ったときに急加速判定されたことが数回ありましたのでそれ以降はスマホホルダーに固定するようにしています。あとは、アダプタの信号を上手く受信できないのか、アプリのバグなのか、測定開始と表示されても記録されていないときはときどきあります。

 

アダプタがなくても、アプリだけインストールすれば、試しに計測をすることができるようですので、気になる方はインストールみてはいかがでしょうか。

自動計測した結果

数日ほど使ってみたところ、普通に運転していても100点をキープできていました。

私のハンドルさばきやブレーキングは上手くないですし、トロトロ走っている車にはコラアと思うくらいの運転の仕方ですが、これくらいなら運転リスクは低いという判定のようです。今のは急ハンドルだったかな、と私が思うくらいであれば、GOODハンドルとは判定されませんが、急ハンドルとも判定されませんでした。

危険回避で一度、急ブレーキをかけたときはさすがに急ブレーキ判定されましたが、1回くらいではスコアは下がりませんでした

おそらく同乗者に加速度がかかって、乗り心地が悪いと思うくらいの荒い運転をいつもしていると、キャッシュバック率が下がるくらいのスコアになるということなのでしょう。

私はミニバンに載っていますが、ミニバンなどの重くて馬力のない車のほうが、キビキビ動ける軽自動車などの軽い車よりも、加減速がゆったりになりますので低リスクと評価されやすいのはあるかもしれません。

 

アプリでは、1回1回の運転についてどのルートを通って、どこでグッド/バッドな運転をしたかが記録され、参照することができます。運転が終わってすぐに評価を見ることができますので、運転の振り返りができて良いと思います。

 

なお、キャッシュバックを受けられるのは、信号などの停止時間を除いて合計20時間以上の運転をしていて、契約更新から10ヶ月程度経過してからということです。アプリに条件を満たしているかどうか表示されます。

81.1%の人が最大の30%キャッシュバックのスコアということですので、このままその中にいられるように、安全な運転を心がけようと思います。

 

とはいえ、評価されるのは加減速とカーブ、走行中のスマホ操作だけですので、他に危険な運転をしていても悪い評価にはなりません。もし、夜間に点灯しなかったり、ウィンカーを出さなかったり、信号無視をしたり、信号のない歩道を渡ろうとしている歩行者がいるのに一時停止しなかったり、歩行者の近くを速度を落とさずに走ったりしても、それを評価する機能はありません。

そのため、アプリの評価だけを気にしていれば安全運転になるというわけではなさそうですから、本質的に安全な運転になるように注意深く運転することが大切だと思います。キャッシュバックも欲しいですが、一番良いのは何年も無事故で保険を使うことなく、等級が上がって保険料が安くなるということかと思います

まとめ

ソニー損保のGOOD DRIVEを契約して、運転リスクの自動計測をしてみました。安全な運転を意識するようになりますし、キャッシュバックを受けられて保険料を安くできる可能性がありますので、よい自動車保険だと思いました。

 

以上、ソニー損保のGOOD DRIVEで、事故リスクを自動計測してみました。でした。

参考