Y.MTとアルティジャーノのフロアマットの比較。

車用の社外フロアマットの有名なメーカーには、Y.MT、アルティジャーノ、オージードリーム、ホットフィールド、FJクラフトなどがあります。

今回、Y.MTとアルティジャーノのサンプルを送っていただいたので、マットの比較をしてみました。

 

またアルティジャーノのフロアマットを実際に敷いてみた雰囲気については次の記事で紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

アルティジャーノのフロアマットC2000のレビュー

純正マット

マットを敷く予定の車はトヨタ エスクァイアですが、純正マットには、デラックスタイプとラグジュアリータイプがラインナップされており、それぞれの価格は次のようになっています。

  • デラックスタイプ 51,700円(消費税抜き47,000円)
  • ラグジュアリータイプ 63,800円(消費税抜き58,000円)

デラックスタイプはペラペラのスタンダードなマットで、ラグジュアリータイプはデラックスよりも毛足が長く、消臭・抗菌、吸遮音機能を備えるというのが売りになっています。

なおラグジュアリータイプは裏側にゴムが入っておらず、液体をこぼすと染みそうです。

 

これらの純正マットは1列目から3列目足下までで、ラゲッジマットは含まれていません。

これが社外品になると、3~4.5万円程度で購入することができます。同じ素材のラゲッジマットをつけることもできます。

Y.MT

グレード

Y.MTのマットには、ラバーマット、Y.MT、fino、Asterismの 4つのグレードがあります。

ラバーマットは、防水性に優れたゴムマットです。ほかの3つは絨毯状のマットです。

  • Y.MT: スタンダードなグレード
  • fino: 生地毛足10mm、ゴム厚さ1.5mm、スパイク高さ4mm
  • Asterism: 生地毛足14mm、ゴム厚さ1.5mm、スパイク高さ4mm

マットの厚みでみるとおおよそ、Y.MTが純正マットのデラックスタイプ相当で、finoがラグジュアリータイプ相当という感じです。

価格

エスクァイアに用意されている絨毯状のマットはY.MTとfinoの二種類でしたが、価格は次のようになっていました。(2020/1/16現在、楽天市場)

Y.MT

fino

 

純正マットと比べて、6割くらいの価格です。

さらにラゲッジマット(トランクマット)をつけても、それほど価格が上がらないので、一緒に買うとさらにお買い得感があります。

特徴

社外品マットではありますが、車種専用に作られているため、純正マットと同じ留め具を使用して敷くことができます。

また難燃基準や防水、防音性も考慮されています。

  • 純正マットストッパー(回転タイプ)に対応しています
  • フロアマットは取り付けに不慣れなお客様でも装着しやすくする為、分割した形状に設計しました
  • トランクマットは装着したままで3列目シートを使用できます
  • 裏面は防水 防振 遮音 ズレ防止(スパイク付き)に優れたシンセティックラバー採用
  • 表面は純正品同等の難燃基準をクリアしたタフトカーペット生地を使用
  • 運転席用フロアマットには耐磨耗性に優れたヒールパット(高級カーペット生地)を使用

サンプル

ウェブサイトから無料生地サンプルを請求したところ、当日発送していただけました。

Y.MTと、finoとAsterismは別々の封筒で届きました。

 

Y.MTグレードのサンプルです。模様は10種類から選べます。

 

fino、Asterismグレードのサンプルです。模様は3種類です。

左がfino、右がAsterismです。タップで拡大できます。

黒がよいかと思っていましたが、黒は汚れが目立ちそうです。

 

左から、Y.MT、fino、Asterismです。

 

厚みは、Y.MTが最も薄く、次にfino、Asterismの順です。

こうやって厚みをみると、Y.MTはだいぶ薄いことがわかります。

しかし、レンタカーを借りたときに敷いてあるような普通のマットと同じくらいの厚みです。

Asterismはふかふかしています。

 

ゴムシートとゴム足の厚みはどのマットも同じでした。

純正マットと違いゴムシートが入っているので、液体が染みなさそうなのがよいです。

また防音性能も期待できます。

ゴム足はとげとげとしたスパイクになっていて、ズレはしっかり防止できそうです。

 

ネットで硬貨を立てている画像をよく見かけるので、私も100円を立ててみました。

Y.MTでは硬貨はたちませんでした。

finoは、100円硬貨の1/5くらいが埋まるくらいです。純正マットのラグジュアリータイプより同じか少し長いくらいの毛足のようです。

Asterismは1/3くらい埋まりました。ふかふかです。

 

Y.MTグレードでよいかと思っていましたが、実際にサンプルを見るとfinoの方が踏み心地がよさそうで、finoにしようかと思えてきます。

ただ、毛足が短いY.MTの方が、掃除機をかけたり、洗って乾かすのは楽そうです。

Y.MTグレードの素材はそのようなメンテナンス性を考慮して作られているそうです。

アルティジャーノ

グレード

アルティジャーノのマットには、ラバー、R1000、C2000、S3000、S3000Gの5つのグレードがあります。

ラバーマットは防水性に優れたゴムマットです。ほかは絨毯状のマットです。

  • R1000: スタンダードなグレード。生地毛足9~10mm(ループ部5.5mm) チェック柄5~9 mm、目付量650g チェック柄600g
  • C2000: 生地毛足11~12 mm、目付量1300g 
  • S3000: 生地毛足16~17 mm、目付量2600g 

マットの厚みでみるとおおよそ、R1000が純正マットのデラックスタイプやY.MT相当で、C2000がラグジュアリータイプやfino相当という感じです。

価格

エスクァイアに用意されている絨毯状のマットはC2000, R1000の二種類でしたが、価格は次のようになっていました。(2020/1/16現在、楽天市場)

R1000

C2000

 

送料別なので価格を直接比較することは難しいですが、R1000は、Y.MTのY.MTグレードよりも少し安くなっています。

特徴

アルティジャーノのマットも純正マットと同じ留め具を使用することができますし、難燃基準や防水、防音性も考慮されています。

  • 表面・・純正品同等の難燃基準をクリアーし、ツイストした糸素材を使用して耐摩耗性を追求した国産生地を使用。
  • 裏面・・裏面は防水・ 防振・遮音・ズレ防止に優れた素材を使用

 

Y.MTと比べると、アルティジャーノの生地は国産生地となっています。

運転席マットでは、アクセルペダルの奥までマットが伸びています。

マット形状については、エスクァイアの前期・後期で異なるように作ってあり、細かな部分もフィットしそうです。

 

マットは2列目や3列目は3つに分割されておらず1枚になっています。

1枚なので、マットの隙間ができないのは良いですが、敷くのは難しくなります。

サンプル

サンプルはY.MTと同時に申し込みをしましたが、到着も同日でした。どちらの会社も対応が素早いです。

 

R1000のサンプルです。

模様は8種類あります。Y.MTのマットと模様もよく似ています。タップすると拡大できます。

 

C2000のサンプルです。模様は3種類です。

 

次のマットはどれもR1000グレードなのですが、面白いことに模様によって毛足の長さが異なります。

上に記載したマットの仕様にもチェック柄は毛足が短いことになっていましたが、確かにチェック柄は毛足が短くなっています。

毛足が短いので掃除はしやすそうですが、ふかふか感がほしい方は、チェック柄は避けた方が良さそうです。

 

ゴムスパイクはY.MTよりも短めです。

 

次は、C2000とR1000の比較です。

上がC2000で、下がR1000です。

C2000の方が毛足が長く、また毛がツイストしてあることがわかります。

 

アルティジャーノ C2000とY.MT finoの生地の比較

左がアルティジャーノC2000で、右がY.MT finoです。

アルティジャーノのC2000(左)は毛がツイストしてあるので、生地がボコボコした感じがあります。

C2000は家で使う絨毯っぽい感じで、高級感があります。

生地の光沢感や均一感はfino(右)のほうがあります。finoの黒のほうがより黒いのがわかります。

 

 

ベージュ生地を定規で押しつけてみたのが次の画像です。

C2000の方は指などで押されると、底が見えてしまいます。finoは底は見えにくいです。

C2000はツイストしてあるせいもあるかもしれませんが、毛の密度はfinoの方がある感じがします。

指で押してみた弾力はfinoの方がありますので、足で踏んだときのふかふか感はfinoの方が上になると思います。

 

断面です。finoが上で、C2000が下です。

毛足の長さはC2000(下)のほうが仕様上も実際にはかってみた感じも1~2mm長いですが、使っていて毛が倒れるとそれほど長いとは感じなさそうです。

 

10x10cmのサンプルの重さは、C2000は29 g、finoは28gでした。

ゴムの重さを含みますので目付量とは異なりますが、同じくらいの重さでした。

 

ゴム足の長さはY.MTのほうが長くて先端がとがっています。C2000のゴム足は少し潰れています。

ゴム面を比較したものが次の画像です。

左がC2000で、右がfinoです。

スパイクの間隔はほぼ同じです。

 

アルティジャーノ R1000とY.MT Y.MTの生地の比較

R1000とY.MTグレードを簡単に比較します。

R1000のチェック柄ではないマットと、Y.MTの断面は次のようになっています。

上がR1000で、下がY.MTです。

このグレードでは、R1000のほうが厚みがあります。

R1000はC2000のようにツイストになっておらず、厚みに応じたふかふか感もあります。

 

こう見るとY.MTグレードはだいぶ薄い感じがします。

その分掃除はしやすそうですので、子供がいてマットがよく汚れるという方はY.MTも良さそうです。

 

裏のゴムについては、C2000とfinoのゴムと同じです。

どちらがおすすめか

C2000とfinoグレードの場合

C2000とfinoのグレードで比較すると、ふかふか感がほしいのであれば、finoがおすすめです。

finoは2列目、3列目のマットが別々になっているので、汚れたマットを個別に剥がすことができるのが利点です。

 

一方のC2000は、ツイストした毛が特徴で、高級感があります。部屋のラグマットのような雰囲気がほしい場合にはC2000がおすすめです。

2列目、3列目のマットは一体型になっていますので、隙間ができにくいのが利点です。マット形状は車のモデルの前期・後期のわずかな違いにも対応しています。

R1000とY.MTグレードの場合

R1000はチェック柄ではない場合は、Y.MTよりも厚みがありますので、ふかふか感がほしい場合にはR1000の方がおすすめです。価格も少し安くなっています。

一方で、掃除のしやすさや乾きやすさを重視する場合には、Y.MTのマットがおすすめです。

 

アルティジャーノ 楽天市場へのリンク

 

Y.MT 楽天市場へのリンク

まとめ

車の社外品フロアマットメーカーのY.MTとアルティジャーノのフロアマットの比較をしました。

ふかふか感で比べると、C2000とfinoでは、finoがおすすめで、R1000とY.MTではR1000がおすすめです。

 

ウェブサイトでみると、どのマットも同じように見えますが、実際にサンプルを取り寄せて見てみると、細かな違いがわかりました。

気になった商品がある場合は、皆さんも無料サンプルを取り寄せて比較してみると良いですよ。

 

私は結局、アルティジャーノのC2000を購入しました。次の記事でレビューしていますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

アルティジャーノのフロアマットC2000のレビュー

 

以上、Y.MTとアルティジャーノのフロアマットの比較。でした。