パナソニックの可変圧力IHジャーSR-MPW100とSR-MPA100は何が異なるのでしょうか。
違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、パナソニックの炊飯器について性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
5つの違い
SR-MPW100とSR-MPA100はどちらも2020年モデルです。
SR-MPW100は上から3番目のモデルで、SR-MPA100は上から4番目のモデルです。
2つのモデルは、次の点で異なります。
- おどり炊きの種類
- IHの段数
- 玄米炊飯コースの数
- おこわコースの有無
- 液晶の種類とお手入れ機能
表で比較すると次のようになります。
タイプ | 可変圧力IHジャー | |
モデル | SR-MPW100 | SR-MPA100 |
---|---|---|
発売年 | 2020 | |
画像 |
||
炊飯容量 | 0.5 ~ 5.5 合 | |
参考価格 | ホワイト − |
ブラック ¥49,800〜(2024/11/21 15:07) |
– | ブラウン − |
|
特徴 | Wおどり炊き搭載モデル。釜の全面を包み込むように搭載した6段IHで大火力。 | 可変圧力おどり炊き搭載モデル。可変圧力により、お米を芯まで加熱し、甘み、もちもち感を引き出す。SR-MPW100と比べると、IH段数が5段、玄米コースが時短のみになり、おこわコースがなくなる。 |
モデル | SR-MPW100 | SR-MPA100 |
美味しさ | ★★★★★ (5) | ★★★★ (4) |
炊き技 −おどり |
高速交互対流/可変圧力 (新制御)
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可変圧力おどり炊き
(新制御)
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−鮮度 | – | |
−加圧 |
加圧追い炊き
(スチームなし)
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炊き分け −銘柄 |
– | |
−食感 |
銀シャリ炊き分け
4種類
銀シャリ・かため・やわらか・もちもち
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−玄米 |
玄米炊き分け 2種類 (「玄米ごはん」コース/「玄米高速」コース)
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玄米コース (時短)
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内釜 |
ダイヤモンドかまど窯
ダイヤモンドハードコート 厚さ2.4 mm |
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モデル | SR-MPW100 | SR-MPA100 |
スチーム | – | |
IH段数 |
全面発熱5段IH
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うまみ | ||
コース |
高速コース/少量コース
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おこげ/
炊込み(新制御)
/すし・カレー/おかゆ/おこわコース
|
おこげ/
炊込み(新制御)
/すし・カレー/おかゆコース
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メニュー数 |
13
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保湿 | ||
再加熱 |
あつあつ再加熱
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モデル | SR-MPW100 | SR-MPA100 |
使い易さ |
反転バックライト液晶/タイマー予約2メモリー
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グレー大型液晶/タイマー予約2メモリー
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お手入れ |
ワンタッチふた加熱板/フラット天面パネル/ステンレスクリアフレーム
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お手入れ機能 (パワフル&時短)
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お手入れ機能 (時短)
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エコ |
エコ炊飯コース/電気代目安表示/
エコナビ保温
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消費電力 | 1,210 W | 1,200 W |
外形寸法 | 幅27.5 × 奥行35.2 × 高さ23.6 cm | 幅27.1 × 奥行35.2 × 高さ23.6 cm |
質量 | 6.7 kg | 6.5 kg |
内釜はどちらもダイヤモンドハードコートされたダイヤモンドかまど窯です。
細かい違いですが、内釜の外側の塗装は、SR-MPW100があめいろグラデーション塗装で、SR-MPA100は金色塗装です。
それでは、違いについて詳しく見ていきましょう。
おどり炊き
SR-MPW100は、「大火力おどり炊き」と「可変圧力おどり炊き」の2つの炊き技を搭載し、SR-MPA100は「可変圧力おどり炊き」を搭載しています。
大火力おどり炊きは、2つのIHコイルの通電を高速で切り替え、強力な泡の熱対流を生み出し、ごはんを大きくふっくらさせる炊き技です。
可変圧力おどり炊きは、加圧して高温化し、減圧時に激しく対流させて、お米を芯まで加熱し、甘み、もちもち感を引き出す炊き技です。
どちらも対流を起こしてムラなく熱を均一に行き渡らせる機能ですが、大火力おどり炊きも備えているSR-MPW100の方が、ふっくらしたご飯に仕上がります。
ご飯のふっくらさを重視する場合は、SR-MPW100がおすすめです。
IHの段数
SR-MPW100はIHの段数は6段で、SR-MPA100は5段です。
どちらも、ふたIHと底IHは付いており、側面のIH数が4本か3本かという違いです。
(画像はパナソニック公式ページより引用。)
段数が多い方がきめ細かい火力調節ができます。
玄米炊飯コース
玄米を炊飯するコースには、SR-MPW100は玄米ごはんコースと、玄米高速コースの2種類があり、SR-MPA100には玄米ごはんコースのみの1種類があります。
SR-MPA100の玄米ごはんコースは、65~74分で炊飯する時短コースであり、SR-MPW100の玄米高速コースに相当します。
SR-MPW100の玄米ごはんコースは時間をかけて炊飯する85~105分のコースです。
玄米食を常食としている方などで(私もそうですが)、美味しい玄米を食べたい場合には、普通炊飯のできるSR-MPW100の方が良いでしょう。
おこわコース
赤飯やおこわなどもち米を炊くときにはSR-MPW100ではおこわコースを使いますが、SR-MPA100にはおこわコースはないため炊込みコースで代用します。
赤飯やおこわを炊くことはあまりないかもしれませんが、上手に炊くのが難しいメニューですので、専用のコースがあると安心ですね。
液晶の種類とお手入れ機能
SR-MPW100は反転バックライト液晶を搭載しており、SR-MPA100はグレー大型液晶を搭載しています。
これは黒地に白文字か、白地に黒文字かというくらいで、あまり違いはありません。
においが取れないときや、ふた加熱版や蒸気口の汚れが落ちにくいときに使う「お手入れ機能」というコースがあります。
内釜に水をいれて、お手入れ機能を実行すると、約 28分でコースが終了し、においや汚れが洗い落ちやすくなります。
SR-MPW100のお手入れ機能の方がパワフルで、ニオイの低減効果があるということです。
これらの違いは、特にこだわりがなければ気にしなくても良いでしょう。
どちらがおすすめか
以上のように、SR-MPW100とSR-MPA100の大きな違いは、SR-MPW100の方がIHが6段あり、大火力おどり炊きも備えており、ふっくらしたご飯が炊けるということです。玄米食の方には、SR-MPW100には時短ではない玄米ごはんコースがあるのも魅力です。
そのため、ふっくらした美味しいご飯を食べたいという方や玄米食の方には、SR-MPW100の方がおすすめです。
価格は執筆時点でSR-MPW100のほうが1万円ほど高いですが、炊飯器を長年使うことを考えると、ふっくら炊けるのであれば悪くない価格差だと思います。
一方で、そこまで細かい炊きあがりにはこだわらないという方は、SR-MPA100もおすすめです。
SR-MPA100のブラックやブラウン色は汚れが目立ちにくいですので、色でSR-MPA100を選ぶというのも良いと思います。
迷うところですが、どちらのモデルも圧力式でお米の芯までしっかり加熱でき、圧力なしのモデルと比べると炊き上がりの違いを感じることができると思います。
ぜひ可変圧力IHジャーを導入して、美味しいご飯を楽しんでくださいね。
価格は次のようになっています。
タイプ | 可変圧力IHジャー | |
モデル | SR-MPW100 | SR-MPA100 |
---|---|---|
画像 |
||
炊飯容量 | 0.5 ~ 5.5 合 | |
参考価格 | ホワイト − |
ブラック ¥49,800〜(2024/11/21 15:07) |
– | ブラウン − |
まとめ
パナソニックの可変圧力IHジャーSR-MPW100とSR-MPA100の大きな違いは、SR-MPW100の方は6段IHで大火力おどり炊きも備えているということです。
大火力おどり炊きでは、2つのIHコイルの通電を高速で切り替え、強力な泡の熱対流を生み出すことで、ごはんを大きくふっくら炊き上げることができます。
価格差だけの価値があるか検討して、購入するモデルを選択すると良いでしょう。
次の記事では、パナソニックの炊飯器について性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
以上、SR-MPW100とSR-MPA100の5つの違い!でした。