プロテインを溶かすための牛乳をジムなどに持っていきたいけれど、腐るのが心配という場合におすすめの解決法を紹介します。
目次
6つの方法
スキムミルクを使う
スキムミルクは、水に溶けやすく加工した脱脂粉乳のことです。現在販売されているスキムミルクは、昔給食で出た脱脂粉乳とは異なり、クセが少なく飲みやすいものになっています。
牛乳と比べると、たんぱく質とカルシウム分は同じで、脂肪がほぼ0 (9倍の水に溶かした状態で100mlあたり約0.1g)で、常温保存が可能という特徴があり、プロテインに混ぜるのに向いています。
シェイカーにプロテインとスキムミルクを入れてジムに持っていき、運動後に水に溶してシェイクすればプロテインドリンクの完成です。単価も安く、プロテインをミルクで溶かしたい方に人気の方法です。
名称 | 雪印メグミルク 毎日骨太MBPスキム 200g | 森永乳業 スキムミルク 175g×4個 | よつ葉 北海道脱脂粉乳 スキムミルク 1kg | 雪印メグミルク 北海道スキムミルク 180G ×2袋 | 森永 北海道生乳100% スキムミルク 1 kg |
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外観 |
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参考価格 | ¥1,100 (¥6 / グラム)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,648 (¥2 / グラム)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,670 (¥2 / g)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,020 (¥510 / 袋)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,441 (¥144 / 100 g)〜(2024/12/04 14:32) |
常温保存できる200 ml牛乳パックを使う
もう一つの方法は、常温保存可能なブリックタイプの牛乳を持っていくことです。
ザバスやウィダーのプロテインが一回分としている200 mlと同じ量ですので、計量の必要がないのが便利です。1つあたり100円前後と割高ではありますが、使い切りができ、品質の心配をしなくてよいのが良いですね。他の人に分けてあげるということもしやすいです。
名称 | 森永乳業 森永牛乳200ml × 24パック | チチヤス牛乳200ml×24本 | 南日本酪農協同 デーリィ霧島山麓牛乳 200ml×24本 | 大阿蘇牛乳 200ml×24本 | 小岩井牛乳 200ml×24本 |
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外観 |
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参考価格 | ¥2,706 (¥113 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
¥3,200 (¥133 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
¥2,700 (¥112 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
¥2,465 (¥103 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
¥3,020 (¥1 / ml)〜(2024/12/04 14:32) |
ドリンク/ゼリータイプのプロテインを使う
運動後に息切れしているときに、ミルクや水を混ぜるのは大変です。ブリックタイプの牛乳を持ち運ぶなら、はじめから混合されているプロテインを持ち運ぶほうがよいのではと考える方もいらっしゃるかもしれませんね。そういう方のために、ドリンクタイプやゼリータイプのプロテインが販売されています。運動後に簡単・速やかに摂取したいという方におすすめです。
ドリンクタイプ
名称 | ザバス ミルクプロテイン ココア風味 200ml×24本 | ザバス ミルクプロテイン バナナ風味 200ml×24本 | ザバス ミルクプロテイン バニラ風味 200ml×24本 | ザバス for Woman ストロベリー風味 200ml×24本 | マルサン ヴィーガンプロテイン 抹茶 200ml ×24本 |
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外観 |
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プロテイン | 15 g(ミルク) | 15 g(ミルク) | 15 g(ミルク) | 12.5 g(ミルク) | 12 g(大豆ほか植物性) |
参考単価 | 126 | 128 | 119 | ||
参考価格 | ¥3,026 (¥126 / 個)〜(2024/12/04 14:32) |
¥3,068 (¥128 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
¥2,859 (¥119 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
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ゼリータイプ
名称 | ウィダー inゼリー プロテイン ヨーグルト味 (180g×6個) | ウィダー inゼリー プロテイン15g パインヨーグルト味 (150g×6個) | ザバス リカバリープロテインゼリー ミックスフルーツ風味 180g×6個 | ライザップ 5Diet プロティンゼリー マスカット風味(180g×6個)×6 | 大塚製薬 ジョグメイト プロテインゼリー 180g×6袋 | アミノバイタル ゼリードリンク リフレッシュチャージ 180gX6個 |
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外観 |
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プロテイン | 5 g(ホエイペプチド) | 15 g(ホエイペプチド9g + コラーゲンペプチド6g) | 10 g(ホエイプロテイン) | 10 g(ミルク) | 10 g(ホエイプロテイン) | 1.5 g(アミノ酸) |
参考単価 | 193 | 283 | 255 | 207 | 263 | |
参考価格 | ¥1,155 (¥192 / 個)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,700 (¥283 / 袋)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,532 (¥255 / 個)〜(2024/12/04 14:32) |
− | ¥1,243 (¥1 / グラム)〜(2024/12/04 14:32) |
¥1,580 (¥9 / グラム)〜(2024/12/04 14:32) |
体内では、たんぱく質→ペプチド→アミノ酸の順に分解され吸収されます。工業的に分解したペプチドやアミノ酸を含む栄養ドリンク/ゼリーのほうが速やかに吸収されやすいとされますが、手間がかかる分高価です。
プロテインバーを使う
プロテインを手軽に補いたい場合におすすめなのが、プロテインバーを食べる方法です。常温保存も可能ですので、運動後でも手軽に摂取することができます。
名称 | inバー プロテイン ベイクドチョコ (15本入×1箱) | アサヒグループ食品 1本満足バー プロテイン 4種各9本 | ブルボン プロテインバーチョコレートクッキー×2箱(18本) |
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外観 |
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プロテイン | 15 g(乳・大豆) | 15 g(大豆・ホエイ) | 10 g |
参考単価 | 112 | 142 | 121 |
参考価格 | ¥1,680 (¥112 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
¥5,097 (¥142 / 個)〜(2024/12/04 14:32) |
¥2,180 (¥121 / 本)〜(2024/12/04 14:32) |
水で溶かす
そもそも運動後にプロテインを飲むのは、すみやかにタンパク質を補給したい、という意味あいが大きいかと思います。
プロテインメーカーもQ&Aで答えていますが、牛乳で混ぜると吸収が緩やかになるため、運動後にプロテインを飲む場合は水で溶かす方がおすすめです。食後や就寝前に飲むときには、牛乳で溶かすと良いでしょう。
運動後にプロテインを飲まない
運動後30~45分がタンパク同化作用が通常の2倍となるゴールデンタイムなので、そのときにプロテインを飲むのが効果的と聞いて、プロテインを飲んでいる方が多いと思います。
しかし、「運動後にプロテインを飲んだ場合と、飲んでいない場合との比較データ」がなぜか広告で提示されていないことや、「(吸収が速いとされる)ホエイプロテインが吸収されるには1~2時間かかる」という話を聞いて運動後に飲んでもゴールデンタイムに間に合わないことに気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね。
最近の研究では運動後2時間以内であれば良いとされています。わざわざジムでプロテインを混ぜる必要は無いわけです。
また、ゴールデンタイムを利用できたときの効果について少し推測してみると、2日(48時間)に1回筋トレをするとして、その後30分間はプロテインをきっちり補給できていて2倍のタンパク質同化作用を得られたとすると、ゴールデンタイムを利用できなかった場合と比べて、(47時間30分 + 30分*2倍)/(47時間30分 + 30分*1倍) = 1.01 ですので、1%だけしか多くタンパク質を同化できないことになります。
プロテインの広告に呼ばれている良識ある専門家の方は、「摂取のタイミングも大切ですが、長期間でコンスタントに継続した運動&たんぱく質・糖質の十分量の摂取がより重要だといえます。」と書いていらっしゃいます。スポーツ科学関係の論文を読んでも、朝昼晩(+夜食)の各食事でタンパク質・糖質を十分に摂るほうが重要とされています。
朝食をパン・ごはんだけで済ませている方は、そこに牛乳や玉子もプラスするほうが、運動後にプロテインを飲むよりも効果的かもしれません。
なお、売れ筋のプロテインは、味を調整するために人工甘味料が含まれている製品が多いです。人によっては長期的な摂取でニキビができるなど、体に合わない場合もあります。プロテインはあくまで、食事で摂り切れなかったタンパク質を補うものと考えて使うほうがよいでしょう。
まとめ
ジムでプロテインを牛乳で溶かして飲みたい場合の解決方法を紹介しました。ダイレクトな解決方法には、スキムミルクを使う方法や、常温保存可能な牛乳を持っていく方法があります。
視点を変えると、ドリンク・ゼリータイプのプロテインや、バー(固形)タイプのプロテインを代わりに摂取するという方法も考えられます。
また、早く吸収したい場合には水で溶かして摂取するほうが効果的ですし、そもそも日常の食事でタンパク質・糖質が足りていれば、運動後にプロテインを摂取するのはそれほど重要ではないということも紹介しました。
プロテインには、人工甘味料が含まれているものもあります。長期的に依存することは控えるようにして、あくまで日常の食事の補助として利用するように考えるとよいでしょう。
以上、プロテイン用の牛乳をジムに持ち運びたいときの6つの解決法。でした。