日ペンのペン習字の練習用に三体字典を購入しました。日ペンの会長である田中鳴舟先生が著した三体字典は、現在購入できるものだと二冊あります。その違いについて紹介します。
三体辞典は、漢字の楷書、行書、草書の三体が載っている字形の字典です。お手本にない文字を書く際に、文字のお手本として使えます。
2つの字典
田中鳴舟先生の三体辞典には次の2つがあります。
一つ目は、田中鳴舟先生著「筆順付き硬筆新字典」です。
378ペーシで、3,780円と少しお高いですが、専門書として考えると普通の値段です。
がくぶんモールで取扱があり、送料は500円ちょっとかかります
もう一つは、この本の旧版にあたる本で[筆順付き]ペン字三体字典です。PHP研究所で出版されているもので、紙の書籍は絶版になっていますが、電子書籍で購入することができます。
2017/3/8現在では、1200円で売られています。ポイントが250ポイント付きますので、実質1000円程度で買えることになります。
[筆順付き]ペン字三体字典
違い
この2つの本の違いは次のとおりです。
欠点
ペン字三体字典の欠点は
- 収録漢字数が数十字少ない
- 筆順が常用漢字にしか付いていない
- 草書が一体だけである
- 常用漢字と非常用漢字が分かれて配置されている。(漢字を探しにくい。)
ということです。
利点
一方利点は、
- 安い
- 電子書籍である。電車の中とか出先などの隙間の時間で、文字を眺めて勉強することができる
- スクリーンショットをとることでプリントアウトできる。スキャナやコピー機を持っていなくても、好きな漢字だけを抽出して自分だけのお手本をつくることができる
ということです。
私はとりあえず、電子書籍のペン字三体字典を購入しました。
草書を扱うようになって、草書が2つ書かれていないと困る、ということになったら硬筆新字典を購入しようと思います。
なお、筆ペンの字典については、紙のものしか売られていないようです。こちらも3,780円です。