ペンの光の講評に書かれていた競書の練習・清書時に気をつけることをメモしてゆきます。
これらの重要なアドバイスをときどき見返すことで、着実にステップアップしてゆきたいものです。
目次
そもそもペンの光とは
ペンの光にはお世話になっていますから、ここで一応ペンの光を宣伝しておきます。
「ペンの光」は、美子ちゃんで有名な日ペンが発行しているペン習字の競書誌です。
毎月届けられるペンの光には、ペン習字の課題が掲載されています。その課題を練習し提出します。すると審査され、級段位がつきます。ペンの光の、その級段位のところに自分の名前が載ります。上手に書けていた場合は、提出した清書の写真が載ることもあります。10級からスタートで、最上位が師範です。
ペン習字は続けることが一番大切ですが、ペンの光は毎月コツコツ練習するきっかけになりますので、練習のモチベーションを維持したい方におすすめです。
競書誌は他にもいろいろありますが、その中では日ペンは字形にクセがないと言われています。
以下メモです。
規定部
2016/11
- 書いた後、見た目の調和を計るよう、全体を遠目でみることが大切
- ひらがなは漢字の7-8割くらいの大きさで書くことが基本
2017/2
- 漢字は丁寧に練習したことが伝わってきますのに、ひらがなは何気なく書いてしまうのでしょうか。
- 分かり切ったひらがなと思わずに(後略)
- 縦書きの場合は行の中心をきれいに通しておきたいものです。
- 毎月の清書をノートにはり、記録を残しましょう。
漢字部
2016/11
- 基本点画はしっかり書きましょう。
- 線の強弱や太細を表現して、単調に見えないようにしましょう。
- 楷書と行書の入筆、起筆をしっかり書き分ける。
- 入筆からの運びのタイム差をしっかり表現する書写を
2017/2
- 草書: 一筆の運びが長くなる、連続の長い運びのときに、課題を見て止筆する感じの運筆部分が見られます。
- 筆が滑らかに、リズムよく運ばれているか等に注目(後略)
- 気脈による筆意の変化は現象(形・筆致)として残ります。
- 形ばかりにこだわっていては線に生彩がなくなります。
かな部
2016/11
- 字を納得した上で運筆したい
- 「かな」の美的表現の中で線の強弱は大切な要素
2017/2
- 自分の芯となる古筆を学び取り入れていくこと(後略)
筆ペン部
2016/11
- 軸をほぼ垂直にたてて書くこと
- 人差し指を深く曲げるにつれて軸は立ってくれます(単鉤法)
- 出品券の文字: やや手抜きされたようなものがあり、とても残念
2017/2
- 横画を細く右上がりに等間隔にスッスッとリズミカルに引いてください。
- 下は八歳から上は八十八歳までの幅広い年齢層の方々がスタートされております。