パナソニックの可変圧力IHジャーSR-MPA100とSR-MPB100は何が異なるのでしょうか。
違いは5つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、パナソニックの炊飯器について性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
5つの違い
SR-MPA100とSR-MPB100は、どちらも2020年モデルの圧力式炊飯器です。
2つのモデルは、次の点で異なります。
- 加圧追い炊きの有無
- 銀シャリ炊き分けの種類数
- 内釜の厚み
- おこげコースの有無
- 液晶の大きさ
表で比較すると次のようになります。
タイプ | 可変圧力IHジャー | |
モデル | SR-MPA100 | SR-MPB100 |
---|---|---|
発売年 | 2020 | |
画像 |
||
炊飯容量 | 0.5 ~ 5.5 合 | |
参考価格 | ブラック ¥49,800〜(2024/12/03 20:12) |
グレー ¥36,980〜(2024/12/03 20:12) |
ブラウン − |
– | |
特徴 | 可変圧力おどり炊き搭載モデル。可変圧力により、お米を芯まで加熱し、甘み、もちもち感を引き出す。 | 可変圧力おどり炊き搭載のシンプルモデル。SR-MPA100と比べ、加圧追い炊きとおこげコースがなくなり、食感炊き分けが2種類になる。内釜の厚さは1.8 mmに薄くなる。 |
モデル | SR-MPA100 | SR-MPB100 |
美味しさ | ★★★★ (4) | ★★★☆ (3.5) |
炊き技 −おどり |
可変圧力おどり炊き
(新制御)
|
|
−鮮度 | – | |
−加圧 |
加圧追い炊き
(スチームなし)
|
– |
炊き分け −銘柄 |
– | |
−食感 |
銀シャリ炊き分け
4種類
銀シャリ・かため・やわらか・もちもち
|
銀シャリ炊き分け
2種類
ふつう・もちもち
|
−玄米 |
玄米コース (時短)
|
|
内釜 |
ダイヤモンドかまど窯
ダイヤモンドハードコート 厚さ2.4 mm |
ダイヤモンドかまど窯
ダイヤモンドハードコート 厚さ1.8 mm |
モデル | SR-MPA100 | SR-MPB100 |
スチーム | – | |
IH段数 |
全面発熱5段IH
|
|
うまみ | ||
コース |
高速コース/少量コース
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|
おこげ/
炊込み(新制御)
/すし・カレー/おかゆコース
|
炊込み(新制御)
/すし・カレー/おかゆコース
|
|
メニュー数 |
13
|
8
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保湿 | ||
再加熱 |
あつあつ再加熱
|
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モデル | SR-MPA100 | SR-MPB100 |
使い易さ |
グレー大型液晶/タイマー予約2メモリー
|
グレー液晶/タイマー予約2メモリー
|
お手入れ |
ワンタッチふた加熱板/フラット天面パネル/ステンレスクリアフレーム
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エコ |
エコ炊飯コース/電気代目安表示/
エコナビ保温
|
|
消費電力 | 1,200 W | |
外形寸法 | 幅27.1 × 奥行35.2 × 高さ23.6 cm | |
質量 | 6.5 kg | 6.4 kg |
それでは、違いについて詳しく見ていきましょう。
加圧追い炊き
SR-MPA100には加圧追い炊き機能があり、SR-MPB100にはありません。
加圧追い炊きは、炊飯工程後半の追い炊き時にも釜内を加圧・高温化する機能です。
高温状態を維持することで、米の芯まで熱を伝え米のα化を促進し、非搭載機より甘みが約 10%、もちもち感(ねばり)が約 9%向上します。
ごはんの甘みやもちもち感を重視する方は、SR-MPA100がおすすめです。
銀シャリ炊き分け
銀シャリ炊き分け機能は、炊きあがりの食感を調整する機能です。
メニューに合わせて炊き分けたり、自分の好みに調整できます。
SR-MPA100では、銀シャリ(ふつう)、かため、やわらか、もちもちの4通りの食感から選ぶことができます。
SR-MPB100では、銀シャリ(ふつう)、もちもちの2通りの食感から選ぶことができます。
SR-MPA100では、かためと、やわらかが多く選べます。
各食感の詳細は次のようになっています。
かため : 歯ごたえのあるパラっと硬めのごはん。うな重、オムライスにおすすめ。
やわらか : 粒全体のハリ全体を抑えたしっとりやわらかなごはん。親子丼、ドリアにおすすめ。
もちもち : 粘りと弾力の強いもっちりとしたごはん。鶏そぼろ、お弁当におすすめ。
かため、あるいはやわらかめのご飯が好きな方は、調整できるSR-MPA100の方が良いでしょう。
内釜の厚み
内釜は、どちらのモデルもダイヤモンドハードコートされたダイヤモンドかまど窯ですが、厚みはSR-MPA100が2.4 mmで、SR-MPB100が1.8 mmと異なります。
厚みがある方が断熱性があって良いでしょう。
おこげコース
MR-MPA100には、おこげコースが搭載されています。
おこげコースとは、おこげつきのご飯を炊くコースです。釜底にきつね色のおこげができます。
おこげが好きな方は試してみたいコースです。
液晶の大きさ
搭載されている液晶はどちらもグレー液晶ですが、SR-MPA100の方が大型です。
SR-MPA100の方が多機能のため、機能を選択できるように大きめの液晶にはなっていますが、SR-MPB100も機能に対して十分なサイズの液晶が搭載されています。
この違いは、特にこだわりがなければ気にしなくても良いでしょう。
どちらがおすすめか
以上のように、SR-MPA100には、加圧追い炊きがあり、かためとやわらかの炊き分けができ、おこげコースがあります。
パナソニック公式の美味しさ指数を見ると、SR-MPA100が星4で、SR-MPB100が星3.5となっています。
おそらく、加圧追い炊き機能で星0.5個分の差が出るということなのだと思います。
星0.5はそれほど大きな差ではありませんが、ご飯の甘みやもちもち感を重視する場合には、SR-MPA100がおすすめです。
また、普通よりも、かため・やわらかめのご飯が好きだったり、おこげ付きのご飯が好きな場合も、SR-MPA100がおすすめです。
価格は執筆時点でSR-MPW100のほうが8千円ほど高いですが、炊飯器は長年使えることを考慮すると、多機能なモデルも良いと思います。
一方で、SR-MPB100は、SR-MPA100と比べ、内釜のコーティングは同じですし、IHの段数も5段で同じです。加圧追い炊き機能による 10%の甘みの増加や、9%の粘りの増加は、慎重に食べ比べをしないと違いがわからないくらいかもしれません。
可変圧力おどり炊きで美味しくご飯が炊ければ良く、細かい炊きあがりにはこだわらないという方は、SR-MPB100がおすすめです。
迷うところですが、どちらのモデルも圧力式でお米の芯までしっかり加熱でき、圧力なしのモデルと比べると炊き上がりの違いを感じることができると思います。
ぜひ可変圧力IHジャーを導入して、美味しいご飯を楽しんでくださいね。
価格は次のようになっています。
タイプ | 可変圧力IHジャー | |
モデル | SR-MPA100 | SR-MPB100 |
---|---|---|
画像 |
||
炊飯容量 | 0.5 ~ 5.5 合 | |
参考価格 | ブラック ¥49,800〜(2024/12/03 20:12) |
グレー ¥36,980〜(2024/12/03 20:12) |
ブラウン − |
– |
まとめ
パナソニックの可変圧力IHジャーSR-MPA100とSR-MPB100の違いは、SR-MPA100の方が加圧追い炊き機能を備え、かため、やわらかめ、おこげ付きコースも選べるという点です。
ご飯の甘みやもちもち感を重視するとか、炊きあがりを細かく調整したいという方には、SR-MPA100がおすすめです。
次の記事では、パナソニックの炊飯器について性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
以上、SR-MPA100とSR-MPB100の5つの違い!でした。