暑くて公園に遊びに行けないので、室内でも子供が遊べるようにダンボールで小さな滑り台を作りました。
作り方を紹介します。
目次
方針と設計
はじめから室内用滑り台を作ろうと思っていたわけでなく、プラスチック製の滑り台を買おうと思っていました。
7千円くらいから売られていて、使わないときには折り畳めるし十分な性能です。
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しかし、買おうとしたら家内に反対されたので、家にあるAmazonダンボールを使って自分で作ることにしました。
サイズ
設計サイズは、市販の滑り台や、支援センターにある滑り台を参考にして次のようにしました。
- 滑る子 1歳4ヶ月, 75 cm, 11 kg
- 高さ40~50 cm
- 滑り台の傾斜角度 ~ 45度
- すべり面の長さ ~80 cm
- すべり面の横幅 ~ 50 cm (横幅は大きい方が安定します)
- すべり面の底面の長さ ~ 60 cm
制作時間
制作時間の目安は、市販のは7千円で買えてしまうので、自分の時給を1000円と考えて半日~1日以内と見積もりました。
Eテレのいないいないばあっ!、おかあさんといっしょで子供がテレビに夢中になっている間に作業を行いました。
結局、1時間程度で完成しました。
制作のいちばん大切なポイントは、時間をかけないことです。
ダンボールなので、出来上がりがいびつでも、使っているうちに馴染んで(たわんで)、気にならなくなります。
中がガムテープがベタベタ貼ってあろうが、不必要なダンボールが入っていたり、いらない切り込みがあろうとも、外側はダンボールで包むのでわからなくなります。
頭は使わずに、とりあえず滑り台の形になるように、手持ちのダンボールをベタベタ貼っていくようにしましょう。
材料
使用したダンボールは次の通り。
滑り面部分
- 50 x 30 cm 程度の板状のダンボール 10枚 (Amazonダンボールの底によく敷かれているもの、中の補強材用)
- Amazonダンボール箱 1つ (補強材を固定する用、バラバラになったもので可)
- 大きめのAmazonダンボール箱 1つ (滑り面用。綺麗なもの)
踊り場部分
- 高さ25 cmのAmazonダンボール 2つ (重ねて高さ50 cmにします)
- それより小さいダンボール2つほど (詰めものとして使うのでサイズは何でも)
子供はまだ階段を使わないので、階段は作りませんでした。
階段を作る場合は、四角い箱をつなげるだけでできます。
このサイズの場合は、高さ25 cmのダンボール1つを踊り場の手前に置くだけで階段になります。
これを参考にしようとする方は、同じダンボールを探そうとするのではなく、ご自身の家にあるダンボールに合ったサイズの滑り台をつくる方がよいでしょう。
ダンボール以外に使用したのは、ハサミとガムテープです。
作り方
はじめに画像を下まで眺めていただくと、文章を読まなくてもだいたい作り方が分かると思います。
すべり面の中の補強材を作る
まずは、すべり面を支える補強材となるダンボールを用意します。
今回は、50 x 30 cm程度の板ダンボールを使います。
写真のように、左端は上下の中心を通り、右端は一番上を通るように斜めにカットします。
切り離した小さい方はすべり面の低い部分に、大きい方はすべり面の高い部分に使います。
つまり、この切り離した2枚をつなげることで、1枚の大きな三角形を作ることができるということです。
この先の画像を見ていただくと、どう使っているか分かると思います。
板ダンボール 10枚を同じように切ります。
今回は10枚あったので10枚使いましたが、もっとある方はもっと使ったら強度が増して良いと思います。
補強材を固定する
適当なサイズのAmazonダンボールを切り取り、先程のダンボールを挿して立てるための板を作ります。
板に、5つの切り目を入れ、補強材ダンボールの大きい部分を2枚1組として、画像のように切り目に挿して立てていきます。
補強材の他の辺も同様に、切り目を入れたダンボール板で固定していきます。
補強材ダンボールの小さい部分は、大きい部分とガムテープで固定します。画像のように適当に固定しました。
補強材の固定が終わったところです。画像のように、4枚のダンボールで固定しました。
すべり面をダンボールで包む
最後に大きめのAmazonダンボールを使い、補強材を包みました。
ガムテープで適当に固定しています。
これですべり面は完成です。
デザインが気になるようでしたら、100円均一でシートを買ってきて貼ると良いでしょう。
踊り場を作る
踊り場は、25 cmの高さのダンボールを2つ重ねるだけです。
ダンボールを重ねてから体重をかけると、上部のダンボールの真ん中がへこむため、画像のように、中に詰め物として小さいダンボールを入れておきました。
あとは普通にふたをしてガムテープで止めて完成です。
完成図
図のように、すべり面と踊り場を隣り合うようにおいて完成です。
転けても痛くないようにクッションの上に置いています。
11 kgの子供が乗ってしばらく遊んでいましたが全く壊れませんでした。
ダンボールを丸めて手すりをつけても良かったのですが、出っ張っている部分があると一瞬で剥がされますのでつけませんでした。
子供は楽しそうに遊んでいたので、良かったです。
ただ、市販のものと違い、折りたたんで片付けられないので出しっぱなしです。
軽いので移動しやすいのは良いですが、これから作ろうという方には、市販のものも検討してみるのがおすすめですよ。
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ちなみにダンボール製の滑り台も売っていますが、高いし、わざわざ買うならダンボールでなくて良いと思います…。
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まとめ
ダンボールで滑り台を1時間程度で作りました。
見た目はダンボールですが、滑り台として強度は十分なものができ、子供は喜んで遊んでいました。
以上、ダンボールを使った室内用すべり台の作り方。1時間で完成。でした。