パナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」に付属するグリル皿と角皿の特徴や違い、価格、サイズ、対応機種について紹介します。
[参考] パナソニック ビストロ 14機種の一覧比較![スチームオーブン]
目次
グリル皿各種と角皿の特徴
両面グリルに対応した機種(ビストロ全機種)では、ビストロスピードグリル皿、チタンコートグリル皿、ビストログリル皿などが付属します。また2段調理に対応した機種では、角皿2枚も付属します。
それぞれの特徴や特徴についてみてみましょう。
ビストログリル皿
ビストログリル皿
ビストログリル皿は、グリル用の調理皿です。NE-BS800シリーズに付属します。単にグリル皿とも呼ばれます。裏返さなくても両面を焼くことができます。角皿と違い、皿の裏面に高温フェライトが入っていて、マイクロ波を使って下からも加熱することができます。焦げ付きにくいフッ素コートがされています。
ビストロスピードグリル皿
うちのNE-BS2700に付属していたグリル皿
ビストロスピードグリル皿は、グリル用の調理皿です。スピードエリア加熱機能にも対応しています。NE-BS2000, 1000, 900シリーズなどの高級機種に付属しています。単にグリル皿とも呼ばれます。ビストログリル皿と同様に皿の裏面に高温フェライトが入っていて、裏返さなくても両面を焼くことができます。
新しいビストロスピードグリル皿(NE-BS2700, 908, 907用)と、旧ビストロスピードグリル皿(NE-BS1400, 1300, 904, 903用)は、奥行きサイズが1 cmほど異なります。また、新しいビストロスピードグリル皿の方が、高温フェライト素材が高性能なものになっていると思われます。機種に対応したグリル皿を選ぶようにしましょう。
裏面はゴム状のものが貼り付けられている。
ビストロスピードグリル皿とビストログリル皿の違い
詳しい違いは明らかではありませんが、ビストロスピードグリル皿は、ビストログリル皿と比べると、高温フェライトがスピードエリア加熱にも対応できるように配置されているのが違いだと推測されます。
また、ビストログリル皿は長い間仕様が変更されていませんが、ビストロスピードグリル皿は新型番になっており、高温フェライト素材がより高性能なものが使われていると思われます。
上位機種ではマイクロ波の照射範囲を絞ることができますが、スピードグリル皿はそれに対応した機種で使用することで効果が発揮できます。機種に対応したグリル皿を選ぶようにしましょう。
チタンコートグリル皿
チタンコートグリル皿は、従来比2倍の高反射チタンコートが赤外線を反射して、上火の立ち上がりを補助する機能があります。裏面に高温フェライトが入っているのは他のグリル皿と同じです。2017年以前の旧スピードグリル皿と比べると、新しい高温フェライト素材が採用されており、約30℃温度を高くできます。
チタンコートグリル皿とビストロスピードグリル皿の違い
チタンコートグリル皿は、高反射チタンコートにより上火の立ち上がりを補助しますが、ビストロスピードグリル皿にはその機能がない、というのが違いです。
2020年モデルのNE-BS2700やNE-BS907以降は、ビストロスピードグリル皿に戻ってしまっていますが、これらの機種では上面のヒーターが改良されて火力が強くなったことにより、チタンコートの補助が不要になりました。
角皿
NE-BS2700に付属していた角皿
もう一方の角皿は、オーブン用の調理皿です。従来のオーブンレンジにも付属するような、金属の板にコーティングがされた普通の角皿です。
グリル皿と各皿で使用可能な加熱方法
それぞれの皿で使用可能な加熱方法は次のとおりです。
加熱方法 | レンジ | スチーム | グリル(両面、下面) | グリル(上面) | 260℃以上のオーブン | 250℃以下のオーブン |
グリル皿 | − | ◯ | ◯ | ◯ | − | ◯ |
角皿 | − | − | − | ◯ | ◯ | ◯ |
どちらの皿もレンジ調理には対応していませんが、角皿の方は、レンジ加熱すると発火する恐れがあります。
グリル皿は、NE-BS2000, 1000, 900, 800シリーズなどの260℃以上が出るオーブンでは側面の樹脂ホルダーが変形する恐れがあるため使えません。
NE-BS650, 600シリーズの最高温度が250℃のオーブンでは、グリル皿をレンジ以外のスチーム、グリル、オーブンで使用することができます。NE-BS650, 600シリーズでは角皿が付属しません。
各種グリル皿と角皿の違い
構造を見た場合は、グリル皿には高温フェライトが入っていますが、角皿には入っていないというのが2つの違いです。
用途を見た場合は、「グリル皿」は260℃以上の高温では側面の樹脂ホルダーが変形する恐れがあるため、高温のオーブンでは使用できない一方で、「角皿」はスチームや、両面グリル(レンジ使用)、下面グリル(レンジ使用)で使用することができません。
そのため、上面グリルや、250℃以下のオーブンで使用する場合に限り、グリル皿と角皿のどちらでも使用することができますが、それ以外の加熱方法で使用する場合には、角皿はグリル皿の代用にはなりませんし、角皿はグリル皿の代用にはなりません。
このように、グリル皿と角皿は用途が異なる別の皿です。用途にあった皿を選ぶようにしましょう。
非対応機種でグリル皿を使ったら火力アップするか
皿の裏面にフェライトが入っているのがグリル皿です。グリル加熱で、下からマイクロ波を出す機種でないと火力アップに貢献しません。
そのため、ビストログリル皿の付属しないエレックなどの下位機種や、他メーカーのオーブンレンジで使用しても意味がないですし、高温では樹脂ホルダーが変形する恐れがあり使用不可なので、角皿よりも使いにくいと思います。サイズがあう保障もありません。
価格とサイズ、対応機種
グリル皿と角皿の価格とサイズ、対応機種は次のようになっています。
名称 | NE-BS2000, 1000, 900シリーズ用 ビストロスピードグリル皿 |
NE-BS2000, 1000, 900用 チタンコートグリル皿 |
NE-BS1500, 905用 旧チタンコートグリル皿 |
NE-BS1000, 900シリーズ用 旧ビストロスピードグリル皿 |
NE-BS800シリーズ用 ビストログリル皿 |
NE-BS600シリーズ用 ビストログリル皿 |
NE-BS2000, 1000, 900, 800シリーズ用 角皿 |
外観 |
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価格 |
¥5,500〜(2021/08/22 21:03)
|
¥6,546〜(2024/11/22 00:58) |
¥9,064〜(2024/11/22 00:58) |
¥5,120〜(2024/11/22 00:58) |
¥5,270〜(2024/11/22 00:58) |
¥5,193〜(2024/11/22 00:58) |
¥3,380〜(2024/11/22 00:58) |
対応機種 |
NE-BS2700 |
NE-BS2600 |
NE-BS1500 |
NE-BS1400 |
NE-BS808, NE-BS807, NE-BS806, NE-BS805, NE-BS804, NE-BS803, NE-BS80E9, NE-BS80E8, NE-BS80E7, NE-BS80E6, NE-BS80E5, NE-BS80E4 (パナソニックストアで対応機種を見る) |
NE-BS657, NE-BS656, NE-BS655, |
NE-BS2700, NE-CBS2700, NE-BS2600, |
サイズ | 幅407 mm× 奥行301 mm |
幅407 mm× 奥行301 mm |
幅407 mm× 奥行301 mm |
幅407 mm× 奥行311 mm |
幅407 mm× 奥行303 mm |
幅333 mm× 奥行339 mm |
幅407 mm× 奥行303 mm |
まとめ
パナソニックのスチームオーブンレンジ「ビストロ」に付属するグリル皿と角皿の特徴や違い、価格、サイズ、対応機種について紹介しました。グリル皿や角皿を更新する際や、買い足す際の参考になりましたら幸いです。
以上、ビストロのグリル皿と角皿の違いやサイズ。でした。
[参考] パナソニック ビストロ 14機種の一覧比較![スチームオーブン]