ハイハイをしだした赤ちゃんは、とても可愛いですよね。
子供が成長して行動範囲が広がるのは嬉しいことである一方で、誤飲や転落などの事故が起こらないように気をつけなくてはならなくなります。
そこで活躍するのがベビーゲートです。ベビーゲートは、乳幼児が通れないようにする柵です。
台所や玄関、階段などに設置して、事故を未然に防ぎます。
ここでは、ベビーゲートの種類やおすすめのベビーゲートについて紹介します。
なお、ベビーゲートはペットゲートとしても使えます。ペットを飼っている方も参考にしてくださいね。
ベビーゲートは2種類
ベビーゲートには大きく分けて2種類があります。
扉付きのゲートと、扉はなくてまたいで越えるゲートです。
扉付きのゲート
扉付きのゲートは、扉に子供には開けられないようなロックがついており、大人だけが通ることができるようになっています。
スチール製のものとプラスチック製のものがあります。
一般的にスチール製のもののほうが安いですが、広い間口には対応した製品が少ないのと、フレームの隙間が大きく子供が体を挟み込む心配があるという欠点はあります。
プラスチック製のものは価格が高いですが、フレームが太く丸みがあり子供が怪我をしにくいです。
扉付きのゲートの長所と短所は次の通りです。
長所
- 親がゲートを通りやすい。
- 子供が登園しているなどで不在のときには、扉を開けっ放しにできる。
- 比較的丈夫に作られている。
- 拡張フレームで、90~180 cmの広い間口に対応する製品もある。
短所
- 価格が高め。
- 子供が2歳くらいになると扉を開けようとしだす。扉で遊びだしたりする。
- 親が扉を閉め忘れることがある。
扉付きのものは、扉が付いている分、価格が高くなりますが、またいで越える苦労がなくとても便利です。
またいで越えるゲート
またいで越えるタイプのゲートは、60 cm程度の高さの柵です。
扉はついておらず、親はゲートをまたいで越えます。身長60~100 cmくらいの子供は、60 cmの柵は越えられないという仕組みです。
突っ張り棒で設置するものと、台座がついており自立するものがあります。
枠以外のネットの部分は布などの柔らかい素材で作られている製品もあり、ぶつかっても痛くないようになっています。
長所と短所は次のとおりです。
長所
- 安価。
- 突っ張り棒なしで自立して設置できるものもある。そのタイプならば壁紙を傷つけないで済む。
- 扉の閉じ忘れがない。
- 2歳くらいになり知恵がついてきても、柵を越えられにくい。
短所
- 疲れていると、柵を越えるのが億劫になる。親が柵を越えるときでも足を引っ掛けることがある。二人目を妊娠している場合などは危険。おじいちゃん・おばあちゃんなど高齢者にも越えにくい。
- 階段に設置するのは、足を引っ掛けたときに危険なので向いていない。
- 台所には使えないことはないが、汁物を運ぶときには慎重さが求められる。
- 子供が2歳くらいになると、60 cmは腕を掛けて体重をかけやすい高さになるので、倒れたり外れたりしないように注意が必要。
またいで越えるタイプのゲートは使い勝手は扉タイプに比べると劣りますが、価格が安いのが利点です。
あまり通らない場所に設置するのであればまたいで越えるタイプでよいでしょう。
このタイプのゲートは自作することもできます。
おすすめはどっち?
次の場合には、扉付きのタイプのゲートがおすすめです。
- 毎日通る場所に設置する
- 妊娠している、妊娠する予定がある
- 階段に設置する
プラスチック製のものは蝶番がしっかりしていて長く使えるので、特におすすめです。
スチール製のものは蝶番はプラスチックで、長く使っていると割れることがあります。1~2年使えればよいという場合には安価でおすすめです。
一方で、次の場合にはまたいで越えるタイプでもよいでしょう。
- たまにしか通らない場所に設置する
- たまに帰る実家に設置する
うちでは、はじめはまたいで越えるタイプを使用していましたが、疲れていると足を引っ掛けてこけたり、二人目を妊娠して危険に感じることも増えたので、プラスチック製の扉付きタイプに買い替えました。
使い比べて感じたのは、毎日通る場所には、プラスチック製の扉付きゲートが確実に良いということです。
扉付きゲートは高価ですが、それだけの価値がありました。
おすすめのプラスチック製・扉タイプのベビーゲート
ここからは、おすすめのプラスチック製・扉付きタイプのベビーゲートを紹介します。
日本育児 スマートゲイト II
プラスチック
対応幅: 67~91 cm
オプションのパネルで187 cmまで対応
一番のおすすめは、日本育児のスマートゲイトIIです。
他の製品と比べて次の点で使いやすくなっており、価格は高めですが、定番の商品になっています。
- ロックは、スライドロック・レバー・扉を軽く持ち上げる、の3点ロック。
- ステップカバー(下の段差を坂にするカバー)があり、つまずきにくい。
- 扉から手を離すと勝手に閉まる。
- 扉を90度に開いたまま固定できる。
- 下の突っ張り棒の高さは2種類から選ぶことができ、巾木を避けて設置することができる。
- 本体と付属の拡張フレームで67~91 cmの間口に対応。別売りのワイドパネルを使用すれば、187cmの間口まで対応できる。
日本育児スマートゲイトIIのワイドパネル対応幅の一覧! - 扉は前後どちらにも開くことが可能。
使用者の目線で大変よく考えられた製品だと思います。
ブラウン色の他に、ミルキー色(ホワイト)もあります。
うちでは、ミルキーのスマートゲイトIIを使用しています。部屋の壁紙が白いので、ミルキー色のほうが目立たなくて良いです。
- 日本育児
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JTC グレイッシュベビーゲート
プラスチック製
対応幅: 68~94cm
オプションパネルで160cmまで対応
JTC グレイッシュベビーゲートはスマートゲイトIIによく似たデザインです。
- 3点ロック。
- ステップカバーあり。
- 扉から手を離すと勝手に閉まる。
- 前後どちらにも開く。
- 別売りの階上取付アダプターで、階段での設置にも対応。
なお下の突っ張り場所は選択することができず、突っ張る場所に巾木の境界がある場合には設置できません。
カトージ ベビーゲート LDK-STYLE
プラスチック
対応幅: 67-93cm
カトージのベビーゲートは、スマートゲイトIIよりも少し安価です。
- 扉は90度で固定できます。
- 扉は前後どちらにも開きます。
つまづきを防止するステップカバーはありません。
また、下の突っ張り場所は選択することができず、突っ張る場所が床から2~6 cmのところにくるため、その高さに巾木の境界がある場合にはゲートを設置することができませんので注意が必要です。
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おすすめのスチール製・扉タイプのベビーゲート
ここからは、スチール製・扉タイプベビーゲートを紹介します。
木製のゲートもひとつ紹介します。
カトージ ベビーセーフティオートゲート
スチール
対応幅:
S 60-67 cm, M 67-75 cm, 通常サイズ75-85 cm
拡張フレームにより130 cmまで対応。
ここからはスチール製のベビーゲートです。
スチール製のゲートで拡張フレームに対応している製品はあまりないのですが、カトージのベビーセーフティオートゲートは、別売りの拡張フレームに対応していて120 cmまでの間口に設置できるのが特徴です。
本体は、通常サイズ、M、Sの3種類で、拡張フレームは、45, 30, 20, 10 cmの4種類あります。
- 扉は90度で固定できる
- 前後どちらにも開けられる
- 手を離すと扉は自動で閉まる。
- ボタンを押しながら開く簡単なロック。
この製品は、手を離すと扉は自動で締まりますが、急にバタンと締まりますので、子供が手を挟んだり、大きな音で赤ちゃんが起きないように気をつける必要があります。
またスチール製のベビーゲートではよくあることですが、蝶番はプラスチック製で1~2年で割れることがあります。
つまづきを防止するステップカバーはありません。なおスチール製では、カバーがついている製品はなさそうです。
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日本育児 ベビーズゲート
スチール
対応幅: 73~90 cm
日本育児 ベビーズゲートは、シンプルなデザインで部屋の雰囲気にも合いやすいゲートです。
- スライド・扉を持ち上げるの2点ロック
- 扉は90度で固定できる
- 前後どちらにも開けられる
- 手を離すと扉は自動で閉まる。
階段上には設置禁止となっています。
下の金具が割れやすく耐久性に心配があるようです。
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アイリスプラザ ベビーゲート
スチール
対応幅: 70-91 cm
アイリスプラザのベビーゲートも、ベビーズゲートとよく似たデザインですが、扉の下の端が丸みを帯びていないところが異なります。
機能面ではほぼ同じです。
- スライド・扉を持ち上げるの2点ロック
- 扉は90度で固定できる
- 前後どちらにも開けられる
- 手を離すと扉は自動で閉まる。
扉の蝶番は同じくプラスチックですので、耐久性には心配があります。
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カトージ ウッドスルーオートゲート S ナチュラル
木材: 杉
対応幅: 76-86 cm
カトージ ウッドスルーオートゲートは、スチールではなく、珍しい木製タイプのゲートです。
温かみのある木製ゲートがよい、という方におすすめです。
- スライド・扉を持ち上げるの2点ロック
- 前後どちらにも開けられる
- 手を離すと扉は自動で閉まる。
ただ、プラスチックやスチール製に比べると、扉の開閉が重く、片手で開けにくいのが欠点です。
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おすすめのまたぐタイプのベビーゲート
ここからはまたぐタイプのベビーゲートを紹介します。
一時的な利用におすすめです。
日本育児 ベビーゲート ふわふわとおせんぼ
高さ60cm
対応幅: S 65~90 cm, M 90-140 cm, L 140~185 cm
日本育児のふわふわとおせんぼは、メッシュネットの柔らかいベビーゲートです。
子供がぶつかっても痛くないのが利点です。
S, M, Lサイズがあり、Lサイズでは185 cmまでの幅に対応します。
次のようにSサイズの二倍程度の幅になっています。
180 cmなどの広い間口に扉タイプのゲートを設置しようとすると別売りの拡張フレームが必要となり、値段が高くなってしまいますが、このまたぐタイプのゲートなら5千円程度と安く抑えられます。
なお、またぐタイプのゲートの高さはどれも60 cm程度です。
Sサイズのゲートの重さは1.36 kgで、扉タイプのものよりも軽量で設置しやすいのが良いです。
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日本育児 ベビーゲート おくだけとおせんぼ
対応幅: 77~95 cm
重さ: 4.6 kg
日本育児のおくだけとおせんぼは、置くだけで設置できるゲートです。
折りたたみも可能ですので、親戚のうちなどに持ち運ぶのも簡単ですし、収納スペースを取りません。
フェンス部分は柔らかいメッシュで作られていますので、安心です。
画像手前側(子供側)の床部分にはセーフティプレートがあり、子供が近づいてそこに乗ることでさらに倒れにくくなるという仕組みになっています。
画像奥側(親側)は、スタンドフレームがついています。
階段の登り口に設置する場合には、スタンドフレームを立ててしまえば階段の入り口にくっつけて設置することもできます。
階段の下り口には(危険ですので)設置できません。
ブラウンの他に、ベージュ、モロッカンベージュ色があります。
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まとめ
ここまで、扉付きのベビーゲートとまたぐタイプのベビーゲートを紹介してきました。
頻繁に使う場所では、プラスチック製の扉付きゲートがおすすめです。
スチール製の扉付きゲートは、安価な一方で、蝶番の耐久性に心配がありますので、1~2年の期間だけ使えればよい場合には良いでしょう。
またぐタイプのゲートは、たまに孫が来た時に使いたいという場合によいでしょう。
プラスチック製の扉付きゲートの中では特にスマートゲイトIIがおすすめです。
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以上、おすすめのベビーゲート/ペットゲート9選!扉タイプとまたぐタイプ。でした。