七五三・結婚式・卒入園式などの写真を、写真スタジオで焼き増ししてもらうと、結構な費用がかかります。
しかし、自分でプリントサービスを利用して写真を焼き増しして台紙に貼れば、写真スタジオで作ってもらえるものと同等の台紙つき写真を安価に作ることができます。
例えば、2Lサイズの写真2枚の焼き増しを、私の近所の写真スタジオで頼むと6000円ほどかかりますが、自分で作業したところ1300円ほどで済みました。
ここでは、写真台紙への写真の貼り方を紹介します。
スムーズにやれば、10分くらいで出来る簡単な作業ですので、是非チャレンジしてみてください。
写真台紙とは
写真台紙というのは、次のようなものです。
写真台紙の有名なメーカーには、チクマとハクバがあります。
今回使用したのは、チクマのV-67という台紙で、2Lサイズの写真が縦横好きな方向に2枚入る台紙です。
2Lサイズ2面の台紙の定価は700~1000円程度ですが、amazonでは2017年7月現在 500円前後から手に入れられます。
写真スタジオでは定価売りが多いですので、数セット購入する場合には、amazonなどネット通販で購入するのがおすすめです。
使用したい写真のサイズ、枚数、並べる方向によって台紙の種類が異なりますので、購入する際に確認します。
他に、色や表紙の厚みでも違いがあります。
中身は、台紙と、両面テープ付きの写真枠、メッセージカードです。
台紙の表紙の種類には、表紙にクッション(アンコと呼ばれる)が入った婚礼用のものと、クッションの入っていない厚紙が表紙に使われた通常のお祝い用のものがあります。
特別なお祝い写真には、クッション入りのものを選んでもよいかもしれません。
これは通常の台紙ですが、台紙全体の厚みが 5 mmあります。写真枠の厚みは1 mmです。
クッションありだと、台紙全体の厚みが15 mmと分厚くなります。
今回は、子供の生後100日記念の写真を収めるための台紙で、通常の表紙にしました。
準備するもの
準備するものは次のものです。
- 写真台紙
- 写真
- テープのり
写真枠に両面テープが貼り付けてない台紙を使用する場合は、これらに加えて両面テープも準備してください。
写真は、枠を選択できる場合は、「白ふちつき」にした方が、糊しろ幅を確認でき作業しやすいです。
また、写真の表面処理は費用をかけられるなら、ラスター(半光沢表面)にすると良いです。プレミアムプリントやデジカメプリントマットなどの名称で取扱があると思います。
このラスタープリントにすると、表面は凸凹のマットな感じに仕上がり、写真スタジオで焼き増しするのと同じ表面処理になります。作業中に指紋もつきにくいです。
今回は近所に店舗がある、カメラのキタムラのプリントサービスを利用しましたが、2Lサイズの価格は通常のグロッシー(光沢表面)のが 100円/枚で、ラスター(半光沢)が400円/枚でした。
プリント注文をする際に元データがない場合は、写真をスキャンしてデータ化してくれるサービスや写真をコピーするサービスを利用します。
テープのりは、写真を、写真枠に付けるのに使います。
良くセロテープを使うように説明がありますが、セロテープは経年劣化で剥がれてくるのでお勧めしません。
また接着剤が写真本体に染み込んでしまい、写真を傷めてしまいます。
テープのりに使われている接着剤は長期安定性に優れていますし、貼り直しが出来ます。しかも安価ですので、おすすめです。
長期安定性に優れた写真台紙用の両面テープも富士フイルムから販売されていますので、それを使っても構いません。
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テープのりを付ける
作業を開始します。
まず始めに、写真おもて面の上、右の2辺にテープのりをつけます。
4辺にのりを付けてしまうと、写真が浮いてしまうことがありますので、2辺にすると良いです。
下、左などの2辺でも構いません。
テープのりで机を汚さないように、写真の入っていた袋などを下に敷くと良いでしょう。
のりを付けるのは白枠がある場合は、白枠部分に付けます。
白枠がない場合は、3-4 mm幅になるように付けるとよいでしょう。
のりを付け終わったのが次の画像です。
写真を写真枠に貼る
次に写真の上に、位置を確認しながら写真枠を載せます。
そっと写真枠を載せてみて位置が正しいようなら、テープのりの位置を強く押してしっかりと接着します。
位置がずれた場合は、写真を傷めないようにそっと剥がしてから、貼り直します。テープのりを使用している場合は、綺麗に剥がすことができます。
写真枠を台紙に貼る
そして、写真枠を台紙に貼っていきます。
写真枠の裏に付いている両面テープの剥離紙を剥がします。
写真枠に始めから付いている両面テープも、写真枠が台紙から浮かないように2辺だけ付いていると思います。4辺ついていなくても不良品ではありません。
この両面テープの剥離紙は、全て剥がすのではなく、次の画像のように一部だけ剥がすようにしてください。
この一部の両面テープを使って仮止めをし、位置が正しいようだったら、剥離紙を全て剥がして本止めする、という手順で固定していきます。
写真枠を台紙に載せてみます。
上下左右の隙間が等間隔になっているか、枠は水平になっているかなどを確認して仮止めします。
仮止めが済んだら、写真枠はそのまま動かさないようにしつつ、次の画像のように両面テープの剥離紙を引っ張って、全て剥がします。
そして、両面テープの位置を強く押して、確実に固定します。
完成
2面目も同様に作業して完成です。
写真スタジオで作ってもらったものと比較すると、正直なところ、自分で作ったものの方が綺麗に仕上がりました。
写真の品質はラスタープリントにしたため同じでしたし、台紙は写真スタジオでサービスでついてくるものよりもずっと高級感がありました。
まとめ
写真スタジオで6000円ほどかかる写真の焼き増しを、今回自分でプリントを頼み、台紙へ貼る作業をすることで、1300円ほどで済ますことが出来ました。
作業自体も10分程度しかかからず簡単です。
台紙も豊富な種類から選ぶことが出来ますのでおすすめです。
以上、写真台紙への写真の貼り方!画像でわかりやすく解説!でした。