「パンパース おしりふき 肌へのいちばん」ってどう?ふわふわシートとの違いは?

2017年4月、パンパースの「肌へのいちばん」ブランドから、おしりふきが新発売されました。

これまでも、パンパースは「ふわふわシート」というおしりふきを販売していましたが、それよりも高級な位置づけの商品です。

ふわふわシートはホームページの製品一覧からなくなっていますので、今後は、肌へのいちばんおしりふきに一本化する予定なのかもしれません。

(追記1: 2017年7月に、ふわふわシートは終売になったようです。)
(追記2: 2017年9月から、Amazonで詰め替え用が再販になっています。2017年12月現在でも売られています。)
(追記3: 2018年9月下旬から、肌への一番おしりふきの蓋がなくなり、以前のようにシールとなりました。蓋がもったいないということがなくなりました。)

 

2018年9月からの新しいシールタイプの「肌へのいちばん おしりふき」のレビューは次の記事で紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。新しいパンパース肌へのいちばんおしりふきの使用感。以前の製品との比較してどう?ざらざらになったかも。

 

では、蓋付きの肌へのいちばん おしりふきを使用してみましたのでレビューをしていきます。

パッケージ

パッケージデザインは白を基調とした優しく清潔感のある色合いです。

肌へのいちばんブランドのおむつは、白と紫のパッケージに先日リニューアルされましたが、その優しいデザインがこのおしりふきのパッケージにも採用されています。

重量

重量は思ったよりもあります。パッケージ全体の重量を測ってみると455 gでした。肌へのいちばんは 56枚入りですので、1枚あたり、8.1 gです。

ふわふわシートのパッケージ全体の重量は、470 gでした。ふわふわシートは 63枚入りですので、1枚あたり7.5 gです。

 

1枚あたりの重さは、肌へのいちばんの方がやや重いことがわかりました。

これは、100均などのおしりふきと比べると確実に重く、おしりふきが含んでいる水分は多めであることがわかります。

 

つまり、一枚あたりの重量(水分量)の順は、

肌へのいちばん > ふわふわシート >> 100均おしりふき

ということになります。

厚み

おしりふきは、ガーゼのような厚みがあり、贅沢な感じです。

使用してみたところ、片面でうんちを拭いても、裏面まで汚れが染み込んでこないため、裏面も使えました。

そのため、うんちの量が多いときでも一枚でお尻をふき終えることができます。

 

なお、一般的な箱ティッシュペーパーと同じで、一枚を取り出すと、次の画像のように次の一枚もつられて出てきます

 

100均のおしりふきと比べると、ずっと厚みがあります。

100均のおしりふきはうんちが多いときは2-3枚使ってしまいますから、そう考えると、肌へのいちばんおしりふきのコストパフォーマンスはそれほど悪くなさそうです。

 

ふわふわシートの方も厚みがありますが、比べてみると、肌へのいちばんの方がわずかに厚いかもという程度でした。

肌のいちばんおしりふきも、ふわふわシートも、どちらもローション配合です。うんちをこすって落としても、おしりはしっとりした仕上がりになります。

なお、おしりふきを使った手もしっとりします。

ふわふわシートと異なり、プラスチックの蓋がおしりふき一つ一つのパッケージについています

 

ただこの蓋は簡易蓋ですので、次のような欠点があります。

  • 蓋は手で持ち上げないと開かない。
    おしりふきがたくさん残っているうちは本体の重みを利用して蓋を片手で開けられますが、残量が少なくなってきたら両手を使わないと開けることが難しいです。
  • 密閉が不十分で、早めに使い切らないとおしりふきが乾いてきてしまう
  • 一枚をとりだすと次のおしりふきも飛び出てしまい、それを蓋に収まるようにたたまないと蓋を閉められない
    実際に、一枚取り出してみた後は次のようになります。

    急いでいるときには、たたんで蓋をしめるのは結構面倒です。
  • 蓋は重みで勝手に閉まってきてしまう。
    上の写真のように、閉まってきますので連続して取り出したいときには少し邪魔です。

 

このような欠点があるため、うちではこの簡易蓋を取り去って、ふわふわシート用の外箱に入れて使っています。

ふわふわシート用の外箱

ふわふわシート用の外箱というのは、次の画像の左側のものです。

肌へのいちばんのパッケージと並べて比較しています。

蓋の開け閉めのしやすさについては、ふわふわシートの外箱の方が次の点でずっと良いです。

  • 蓋が大きいので、次のおしりふきが飛び出ていても、蓋を閉めればちゃんと収まる
  • 取手を押すと蓋が開く
  • 蓋が勝手に閉まらない

 

ただ、上の画像でもわかるように左のふわふわシートの箱の方が一回り大きいです。

そのため持ち運ぶことを考えると、ふわふわシートの箱に入れてしまうと、大きくなりすぎて鞄に入れるのが難しくなりますので、そのままの方がよいです。

肌へのいちばんは、ギリギリ持ち運ぼうかなというサイズです。

公式見解

2017/7/12に、肌へのいちばんと、ふわふわシートとの違いについて、プロクタター・アンド・ギャンブル・ジャパンお客様相談室の見解がamazonレビュー欄に掲載されていましたので引用します。

 
新しくなったおしりふきは繊維の構造を変更し、コットンのようなやわらかさと、ふき取りの性能を両立するようにデザインされております。スポンジのような構造にすることでローションで浮かせた汚れをよりするっと落とし、繊維の間に吸収します。また。水分量につきましては、以前の製品でいただくことがあった「使用後のべたつき感が気になる」とのお声を鑑み、うるおいは残しつつローションをよりさらりとしたものに変更いたしました。その変化により水分量が少ないと感じられたかも知れません。期待されていたご使用感ではなかった点、お詫び申し上げます。

これによると、肌へのいちばんは次の変更があったということになります。

  • おしりふきは、スポンジ状の素材に変更
    ふき取り性能と柔らかさを両立。
    ローションで浮かせた汚れをスポンジ状の繊維で吸収する。
  • ローションは、さらりとしたものに変更
    べたつき感が減った。
    一方で、水分量が少なく感じるようになったかもしれない。

コストの比較

ふわふわシートは63枚、肌へのいちばんは56枚、私の持っている100均のおしりふきは80枚入っています。

価格を比較します。ふわふわシートと肌へのいちばんは、2017/04/22現在の amazonでの価格です。

  • 肌へのいちばん 56枚入×12パック 3,026 円 → 252 円/パック → 4.50 円/枚
  • ふわふわシート 63枚 x 12パック   2,747 円 → 228 円/パック  → 3.63 円/枚
  • 100均      80枚 x 1パック   108 円 → 108 円/パック → 1.35 円/枚

肌へのいちばんは、ふわふわシートよりも約0.9円/枚、約24%高いです

また、肌へのいちばん1枚は、100均のおしりふき 3.3枚分の価格です。

(ちなみにムーニー おしりふきは、24パック買いすると、1パックあたり83円で、100均よりも安いです…。)

(追記: 2017年12月現在、ふわふわシート12パック価格は、2,380 円です。3.15 円/枚と、更に安くおすすめです。私はふわふわシートを購入して使っています。)

 

肌へのいちばんがふわふわシートよりも良い点は、おしりふきの厚みが少し厚く、簡易蓋がついているという点です。

ただ、これで価格が24%も高くなっているのは、すこし残念です。

肌へのいちばんは持ち運びには便利

おしりふきを家で使うという方には、ふわふわシートを外箱に入れて使うのがおすすめしていましたが、ふわふわシートは終売になってしまったようです。

そのため、現在では肌へのいちばんの簡易蓋を取り去って、ふわふわシートの外箱に入れて使うのをお勧めしています。

ふわふわシートの外箱をお持ちでない方は、近所のドラッグストアなどでまだ入手できるようでしたら、購入しておくのをお勧めします。amazonでは、専用箱付きのふわふわシート本体は、2017年7月現在では高騰してしまっています

 

肌へのいちばんは簡易蓋付きで比較的コンパクトであるのが良いです。

そのため外へ持ち運んで使うという方には、少々使いにくいですが簡易蓋をそのままにして使うのがおすすめです。

【ケース販売】 パンパース おしりふき 肌へのいちばん 672枚 (56枚×12)

肌へのいちばんおしりふきは、2018年9月下旬から蓋のないタイプに変更になっています。

【おしりふき】パンパース 肌へのいちばん 672枚(56枚x12パック)
パンパース ふわふわシート 詰替え用 63枚x12パック
パンパース ふわふわシート 本体63枚
ムーニー おしりふき やわらか素材 純水99% 詰替 1920枚(80枚×24)【ケース品】

簡易蓋の再利用

肌へのいちばんの簡易蓋を捨ててしまうのはなんだかもったいない、とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

蓋は手で剥がすことができますので、それをふわふわシートや、100均のおしりふきに取り付けて再利用することができます。

 

蓋は、両面テープで接着してもよいのですが剥がれやすいですので、グルーガンで接着するのがおすすめです。

グルーガンとは、ピストルの形をした電気工具です。100℃くらいに温められると柔らかくなる樹脂(グルー)を、グルーガンにセットして電源をいれると、グルーが溶けて出てきます。それを接着したいところに塗ってから冷ますと固まるわけです。

 

グルーガンはダイソーで、200円で売っています。グルーは20本入りで100円です。

元々、蓋をくっつけてある素材もグルーだと思われます。

ネットで買うことも出来ます。

SK11(エスケー11) ボンドガン ピタガン 木材 紙 皮革 プラスチック用 GM-100
SK11(エスケー11) ボンドガン ピタガン用スティック GM-120・GM-100用 50本入 クリア GMS-50

作業手順は次のとおりです。

  1. 簡易蓋を剥がす。
  2. 蓋にくっついている糊を綺麗に取っておく。(爪でもとれます)
  3. 手元に、蓋、新しいおしりふき、グルーガン、グルーを用意する。
  4. グルーガンにグルーを入れ電源を入れる。
  5. グルーガンが温まるまでしばらく待つ。(3~5分ほど)
  6. 蓋にグルーを塗る。
  7. 蓋をおしりふきと合わせて押し付ける。
  8. グルーが固まるのを待つ。(数分)

 

やり直したいときには、固まった樹脂を手で剥がすだけです。瞬間接着剤と異なり、何度でも簡単にやり直しできます。

 

グルーは数分で冷えて固まるうえ、剥がすのも簡単です。

グルーガンは、穴の空いたところを埋めるのにも使えますし、尖った部分にグルーを盛って子供が怪我をしないようにすることにも使えます。

このようにあらゆるところで役立ちますので、グルーガンは一家にひとつあると便利です。

まとめ

パンパース肌へのいちばんおしりふきは、100均のおしりふきと比べて次の特徴があります。

  • 厚みがあり、ほとんどの場合一枚でお尻をふき終えることができる。
  • ローション配合で、赤ちゃんのおしりがすべすべになる。
  • 一枚あたりの価格は、100均の3.3倍。

 

終売となったふわふわシートと比べると、次の特徴があります。

  • おしりふき自体は、スポンジ状の素材に変更となり、拭き取り性能と柔らかさを両立。
    → 使用感としては、厚みが少し厚くなった程度で、ほぼ変わらない。
  • ローションは、サラサラなものに変更。
  • 1枚あたりの重量がわずかに増えた。
  • 簡易蓋がつくようになった。
  • 価格が24%高くなった。

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以上、「パンパース おしりふき 肌へのいちばん」ってどう?ふわふわシートとの違いは?でした。