ルンバ最新5機種一覧比較!カタログでは分かり難い性能の違いをアイロボットの中の人に聞いてきました!

アイロボットファンミーティングに参加し、ルンバの機種ごとの違いをアイロボットジャパンの中の人に詳しく聞いてきましたので、紹介します。

アイロボットが製造するロボット掃除機のルンバは、2018年8月現在次の 5機種が最新機種として販売されています。

  • 900シリーズ Roomba 980, Roomba 960
  • 800シリーズ Roomba 890
  • 600シリーズ Roomba 690, Roomba 643

2018/8/3にルンバ643が、641の後継機種として新発売されました。643は日本限定モデルですが、641と比べてパネル色が変わっただけで価格・性能は同じです。

ここではルンバのカタログに掲載されている内容だけではなく、アイロボットジャパンの人から聞いた細かな性能の違いも合わせて、私がわかりやすくまとめてみました。

性能一覧比較

では早速、以下にルンバ5機種の性能比較一覧を示します。

  ルンバ 980 ルンバ 960 ルンバ890  ルンバ690 ルンバ641, 643  
  iROBOT ロボットクリーナー ルンバ980 R980060 ブラック系 iRobot ロボットクリーナー ルンバ960 メッドシルバー R960060 iRobot ロボット掃除機 ルンバ890 R890060 iRobot ロボット掃除機 ルンバ690 R690060 iRobot ロボットクリーナー ルンバ641 ブルーシルバー R641060 R641060  
ナビゲーション
テクノロジー
iAdapt 2.0 iAdapt ナビゲーション
テクノロジー

カメラ+フロアトラッキングセンサーで自身の位置を把握。

数十のセンサーで部屋の状況を把握。
走行パターン 直線状にむらなく効率よく掃除 ジグザグ状に掃除
(何回も掃除する場所と一回だけ掃除する場所が出てきて効率が悪い)
走行パターン
自動再開*1 自動再開*1

スマホ・
スマートスピーカー
対応*2

(清掃地図表示には非対応)

スマホ・
スマートスピーカー
対応*2

スケジュール
機能
スケジュール
機能
  ルンバ 980 ルンバ 960 ルンバ890  ルンバ690 ルンバ641, 643  
吸引力*3 約10倍 約5倍 約1倍 吸引力*3
ハイパワーモーターユニットG3 & カーペットブースト機能    
ゴミ除去量*4 約2倍 約1.5倍 約1倍 ゴミ除去量*4
吸引ローラー Aero Force エクストラクター ブラシ(3段階クリーニングシステム) 吸引ローラー

ゴム製ローラー2本
髪の毛やペットの毛、毛糸が絡まりにくい。お手入れ簡単。

ゴム製ローラー1本+ブラシ状ローラー1本
髪の毛や糸がやや絡む。
その代わり、お手入れカッターが付属します。
排気フィルター ダストカットフィルター
0.3 umの微細なゴミでも90%以上をカット。ハウスダストが出にくい。
コナヒョウヒダニの体長は200 ~ 500 um、スギ花粉の直径は20 um, PM2.5は 2.5 um以下。
Aero Vacフィルター 排気フィルター
稼働時間*5*6 最大120分 最大75分 最大60分 稼働時間*5*6
付属 デュアル
バーチャル
ウォール数*7
2 1 付属 デュアル
バーチャル
ウォール数*7
付属 交換
フィルタ数
2 1 付属 交換
フィルタ数
付属 エッジ
クリーニング
ブラシ数
2 1 付属 エッジ
クリーニング
ブラシ数
  ルンバ 980 ルンバ 960 ルンバ890  ルンバ690 ルンバ641, 643  
製品寸法
(最大幅×高さ)
353 mm × 92 mm 340 mm × 92 mm 製品寸法
(最大幅×高さ)
製品重量
(バッテリー含む)
約3.9 kg 約3.8 kg 約3.6 kg 製品重量
(バッテリー含む)
アイロボット
ストア
価格(税込)
135,000 円 97,070 円 75,470 円 53,870 円 43,070 円 アイロボット
ストア
価格(税抜)
実売価格
(税込, 毎日更新)
107,460 円 81,980 円 59,575 円 46,000 円 37,700  円
38,950 円
実売価格
(税込, 毎日更新)
*1 バッテリーが少なくなると自動充電の後、残りのエリアを清掃。
*2 iRobot HOME アプリ。スマホから外出先からの起動/停止、スケジュール予約。ルンバが作成した部屋の地図を表示。スマートスピーカー対応。
*3 AeroVac搭載の600および700シリーズとの比較(アイロボット社調べ)。
*4 AeroVac搭載の600および700シリーズとのカーペット上での比較(アイロボット社調べ)。
*5 部屋の形状や床の状態、バッテリーの状態などによる。
*6 1回の充電につき。
*7 ルンバが侵入できない見えないバリアをつくる赤外線発信機のこと。アイロボットストア価格 8100円(税込)

清掃能力の違い

5機種の違いを図にまとめると、次のようになります。

図に示すように、ルンバの清掃能力は「ゴミ除去量」と「ナビゲーション力」の2つにわけて考えることができます。

 

各項目について詳しく見ていきましょう。

ゴミ除去量

「ゴミ除去量」とは、ルンバが通ったところのゴミがどれだけ取れるかを示す値です。

普通の掃除機でいうところのゴミ吸引力のようなものです。

 

ゴミ除去量には3通りあります。

カーペットやラグの上をルンバを走らせた場合のゴミ除去量は、643(641), 690を1とすると、890と960は1.5倍、980は2.0倍です。

この違いは主に、「吸引モーター」と「吸引ローラー」の性能の違いから生じています。

吸引モーター

ルンバ980は、ルンバの中で唯一、強力な吸引モーターG3を搭載しています。

カーペット上で自動的に吸引力を増強する「カーペットブースト機能」によって、ゴミ除去量2.0倍を達成しています。

吸引ローラー

吸引ローラーには、890, 960, 980には「Aero Force エクストラクター」(画像左)が搭載されており、643(641), 690には「ブラシ」(画像右)が搭載されています。

Aero Force エクストラクターは、ゴム製ローラー2本からできています。この2本のゴムローラーが床面との間を密閉空間に保つことで、モーターの吸引力を最大限に活かします。

さらに、毛がローラーに絡まりにくい構造になっているだけでなく、絡まった場合にもローラーに沿って毛を滑らせるだけで毛を取り除くことができる形状となっています。

ペットの毛や髪の毛、毛糸が掃除機のローラーに絡まって困ったことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、890, 960, 980のローラーはその点安心して使用できます。

 

一方、643(641), 690シリーズの「ブラシ」はゴム製ローラー1本とブラシ状ローラー1本からできています。

髪の毛はとても絡まりやすく、「お手入れカッター」が製品に付属するぐらいです。

排気フィルター

また排気フィルターの違いも見逃せません。排気フィルターには、890, 960, 980には「ダストカットフィルター」(画像左)、643(641), 690には「AeroVacフィルター」(画像右)が搭載されています。

890, 960, 980の「ダストカットフィルター」は、0.3マイクロメートルサイズの微細なゴミでも90%以上をカットしてくれる性能があります。

なお、コナヒョウヒダニの体長は200 ~ 500 um、スギ花粉の直径は20 um, 黄砂は 4 um, PM2.5は 2.5 um以下です。

ダニや花粉は0.3 umよりも十分に大きく、十分にカットできることが期待できます。

ハウスダストが気になる小さなお子様のいるご家庭には嬉しい機能ですね。

 

一方で、AeroVacフィルターの性能についてはカタログに記載がなく、あまり期待できません。

ゴミ除去能力のまとめ

以上のように、ルンバが通った床がどれだけ綺麗になるかという「ゴミ除去量」について見てきました。

890, 960, 980では、お手入れが簡単な吸引ローラーによって643(641), 690の1.5~2.0倍のゴミを除去してくれるだけでなく、排気の微細なゴミも641, 690よりカットされることが分かりました。

ナビゲーション能力

また「ナビゲーション(機能)」とは、ルンバの頭脳の部分で、どのルートを通るかを決定する能力のことです。

ルンバには、椅子などの障害物を避けながら、床の全ての領域を効率よく通ることが求められます。

 

上の図で示したようにナビゲーション能力には、2種類あります。

ルンバ960, 980の「iAdapt 2.0」と、643(641), 690, 890の「iAdapt」です。

 

iAdapt 2.0 では、ルンバ上面に搭載されているカメラを使用してナビゲーションします。ルンバが部屋の中での自身の位置を把握します。清掃毎に「部屋の地図」を作成して清掃をするので、効率よく、部屋の隅々まで清掃できます。

 

一方、ルンバ890, 690, 643(641)のiAdaptでは、カメラは付いておらずセンサーのみによって清掃を行います。そのため走行ルートは障害物に当たったら方向転換をするといういきあたりばったりな掃除方法です。

 

カメラ付きの「iAdapt 2.0」は、「iAdapt」と比べると賢さが違います。

走行ルートの違いについては、次の動画がわかりやすいです。

iAdapt 2.0

iAdapt

この動画をみると、「iAdapt 2.0」の960, 980を欲しくなりますが、960, 980はその分価格も高くなっています。

 

ここまで、ルンバの清掃能力の違いを見てきました。

どれを選べば良い?

5機種が下位モデルより優れている点は、次のようになります。

980: ゴミ除去量2倍の「カーペットブースト」
960: 賢いルート取りの「iAdapt2.0」
890: ゴミ除去量1.5倍の「AeroForceエクストラクター」、ハウスダストの出にくい「ダストカットフィルター」
690: 外出先から操作可能な「スマホアプリ対応」、起動予約のできる「スケジュール機能」
643: お手頃な値段のスタンダードモデル

 

この点をふまえて、私の独断と偏見により、お勧め機種を紹介します。

980をおすすめする方

  • 家のカーペットの面積が広い方。
    カーペットブースト機能とは、カーペットやラグの上では自動的に吸引力を引き上げる機能です。ルンバはカーペットが綺麗になるまで何度も清掃しますから、時間はかかりますがカーペットブーストなしの960でも同程度に綺麗になるという中の人の意見もありました。
  • バーチャルウォールが2つ必要な方。
    960にバーチャルウォール(8100円(税込))や他の付属品(フィルター、ブラシ)を同じだけ買い足すと、980との実売価格差はだいぶ縮まりますので、それなら980でもよいかもしれません。

960をおすすめする方

  • ルンバの最新のお掃除知能を体感したい方。
    カメラ付きで、ルンバが自身の位置を把握するというのは驚きの機能です。タイヤの回転数もカウントして位置把握に利用しているとのこと。自動充電の際には、ステーションへ直帰するので、本当にルンバが自身の位置を把握していることが実感できます。直線動作で掃除するので、下位機種よりも広い範囲を早く掃除できます。
    ルンバ980, 960の走行パターンについては次の動画が参考になります。
  • スマホで清掃地図を見たり、リモート操作・スケジューリングをしたい方。
    外出先からルンバの起動、停止、動作履歴の確認ができるだけでなく、ゴミ満タン、脱輪などのエラー状況も知ることができます。2017年3月ごろから、ルンバが認識した部屋の地図を見られるようになりました。これは面白くてお勧めの機能です。この地図は、清掃ごとに毎回新しく作られるとのこと。そのために部屋の椅子などの障害物の位置が少し変わっても、毎回綺麗に掃除できるということです。また、総清掃面積、総清掃時間も表示することもできます。

    地図表示ができると、エラーになったときにどこで止まっているのかひと目で分かります。
  • 10万円を超える980は、ちょっと高いなーという方。
    ルンバ960は10万円を切りますから、付属品は少なくてもよいなら960がお勧めです。
  • ルンバ960と980の違いを詳しく知りたい方は、次の記事を加えて参考にしてみてください。ルンバ980と960の違いは5つ!アイロボットの中の人に聞いてきました!)

890をおすすめする方

  • 清掃の基本性能がしっかりしていれば、後はシンプルでよいという方。
    清掃ルートはジグザグ動作で時間はかかりますが、結局は綺麗に清掃出来てしまいます。清掃の基本機能はしっかりしていますし、ローラーの糸掃除も手間いらずという堅実な製品です。
  • ご家庭に小さなお子様がいらっしゃる方。
    ハウスダストが出にくいダストカットフィルターが搭載されているため、小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、ハウスダストが気になる喘息持ちの方などにおすすめです。
  • ルンバ960との違いを詳しく知りたい方は、併せて次の記事を参考にしてみてください。ルンバ890と960の違いは3つ。ルンバ960はカメラ付きで「賢さ」が大きく違う!

690をおすすめする方

  • スケジュール予約したい方
    仕事などで外出する時間が決まっている方は、スケジュール機能を利用して、不在時にルンバを定期的に起動して清掃させると便利です。「出かける前とルンバの位置は変わっていないのに、床が綺麗になっている!」という驚きを楽しめます。また、不在時にも掃除機の音がするので防犯にもなります。なお、641にはスケジュール機能がついていません。
  • スマホでリモート操作したい方。
    清掃地図を除くスマホアプリ機能を使えます。外出先からルンバの起動、停止、動作履歴の確認、スケジュール予約などができます。棚の下にルンバを隠して設置する方は、上面パネルを操作しにくくなりますので、スマホから起動できたほうが楽です。またスケジュール予約はアプリの方がずっと設定しやすいです。
  • ルンバ890との違いは次の記事で詳しく紹介しています。ルンバ690と890の違いは1つ!吸引力が高く、ハウスダストが少ないルンバ890。どちらがおすすめ?

643(641)をおすすめする方

  • 他社製品はもっと安いけど、やっぱりルンバがよいよねという方。
    980, 960, 890と比べると清掃性能は落ちますが、643はそれでも他社製品よりも吸引力は高く、清掃能力全体としても高い水準にあるということです。
  • 他社製品よりも壊れにくいロボット掃除機が欲しいという方。
    堅牢性について、ルンバ製品は本体が壊れたという話をほとんど聞きません。アイロボット社は元々宇宙探査ロボットを作っていた会社ですし、ルンバ自体も長年アメリカの砂だらけの土足文化用に作られていることもあり、日本のメーカーが最近作り出したロボット掃除機とは一味違うのかもしれません。
  • とりあえずロボット掃除機を試してみたいけれどなるべく安い方がよい、気に入ったら二台目を買うし、という方。
    643でも普通の掃除機と比べると高いですよね。まずは643を使ってみて、もっと良い機種が欲しくなった場合は、1台目は実家や知人に譲るとか、オークションで売るなどすればよいと思います。
  • (ぶっちゃけのところ、現在のラインナップの中では、中の人でさえお勧めしていない雰囲気が満々でした。それでも他社製品よりは良いよーとのことでした。)

ルンバ642, 691, 891, 961とは?

Amazon限定モデルで、2018年2月からルンバ642, 691, 891, 961が発売されています。

それぞれが643, 690, 890, 960に対応する機種になっており、641, 643と642の違い690と691の違い890と891の違い960と961の違いは、パネル色が異なるだけです。

色にこだわりがなければ、安い方を選べば良いと思います。

今日の価格と価格推移は?

Amazon, 楽天市場, Yahooショッピングでのルンバの価格を毎日調べて更新しています。

価格一覧は次のページに掲載しています。

ルンバ19機種とブラーバ3機種の価格一覧。同等価格でもっと良い機種はあるのか?最安機種は?

シリーズ別ページはこちらです。価格推移も掲載しています。

他の機種を含めてもっと詳しく知りたい!

一つ前のモデルだと、安く手に入るものもあります。最新機種に限らず、入手可能な機種の性能についても比較したいという方は、次の記事を参考にしてみてください。

2018年現在売られているルンバ20機種について、どう違うのか?どう選べばよいのか?を図でわかりやすく紹介しています。

図解!ひと目で分かるルンバ2018年実売20機種の機能比較と予算別おすすめ機種。

 

予算別のおすすめ機種は、次の記事で紹介しています。

予算別ルンバおすすめ機種一覧!4万円から11万円の7価格帯で紹介。

まとめ

現行のルンバ5機種の機能の違いを一覧で紹介しました。カタログで分かり難い走行パターンの違い、ローラーの違い、お掃除知能の違いなどについても、アイロボットの中の人に聞いた内容を元にわかりやすく紹介しました。

ルンバは安くはない買い物だと思いますので、一覧表を参考にして十分検討してみてくださいね。

 

私は、ルンバはただ従来の掃除機を代替するものではなく、大げさに言うと掃除の概念を変えるものだと思います。「ルンバを買ってから、ホコリを見ることがなくなった。」という意見にそれが表れていると思います。

あなたの生活が、ルンバによって清潔で豊かなものになりますように!

 

900, 800, 600シリーズのシリーズごとの違いについては、次の記事で紹介しています。

ルンバのシリーズごとの基本性能の違いは?600, 800, 900の違いを紹介!

 

他の関連記事も参考にしてみてください。

以上、ルンバ一覧比較!カタログでは分かり難い性能の違いをアイロボットの中の人に聞いてきました!でした。

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