パナソニックのホームベーカリーSD-MT3とSD-MT2は何が違うのでしょうか。
違いは1つしかありません。詳しく紹介します。
1つの違い
違うのは、ドライ天然酵母食パンメニューの有無です。
表で比較すると次のようになります。
SD-MT3 | SD-MT2 | |
画像 | ||
発売時期 | 2019年9月 | 2018年10月 |
メニュー数 | 39 | 38 |
ドライ天然酵母食パンメニュー | ◯ | − |
参考価格 | − | − |
他の細かい違いには、次のものがあります。
- 操作パネルの色がホワイトからグレー色になった
- 「グルテンフリーケーキ」メニューの呼び方が「米粉ケーキ」になった
- 質量が5.6 kgから5.7 kgになった
しかし性能の違いは、SD-MT3には「ドライ天然酵母食パン」メニューがあるということだけです。
ドライ天然酵母食パンメニューとは
SD-MT3で追加された「ドライ天然酵母食パン」メニューは、ドライタイプの天然酵母を使った食パンに適した条件で「ねり」「発酵」を行う食パン用メニューです。
天然酵母を使ったパンは、通常のイーストを使ったパンよりも、膨らみが弱い一方で、味に深みがあると言われます。
通常の食パンメニューとの工程の違いは次のようになっています。
二回目のねりの後に、もう一度ねかし・ねりが入るのが特徴です。
旧機種のSD-MT2でも、通常のパンメニューを使って、ドライ天然酵母を使った食パンやその他のハードパンやソフトパンも作ることができます。
しかし、ドライ天然酵母を使った食パンを作る場合は、専用の「ドライ天然酵母食パン」メニューのほうがうまく焼き上がるということになります。
そのため、ドライタイプの天然酵母を使った「食パン」を頻繁に作る予定の方は、SD-MT3を選ぶのがよいと思います。
SD-MT3は時短できる?
カタログの「ドライ天然酵母食パン」メニューの説明には次のような図があります。
これを見ると、「新機種のSD-MT3なら、天然酵母を使った食パンを短い時間で作れる」と誤認しそうになるのですが、そういうわけではありません。
SD-MT3でもSD-MT2でも、どの機種を使っても、生タイプの天然酵母を使うと食パンは焼くまでに31時間程度かかりますし、ドライタイプの天然酵母を使用すると焼くまでに4時間程度かかります。
なお、SD-MT3とSD-MT2のどちらにも、天然酵母食パンメニューは付いています。
どちらがおすすめ?
ドライタイプの天然酵母食パンをたまに作る程度の方であれば、専用のメニューは必要なく、旧機種のSD-MT2でもよいと思います。
「ドライ天然酵母食パンメニュー」がなくても、ドライタイプの天然酵母を使って、通常の食パンメニューや、パン・ド・ミメニュー、フランスパンメニューでパンの焼き上がりの違いを比べてみるのも楽しいと思います。
一方でイーストのふんわりとしたクセのないパンよりも、天然酵母の深みのあるパンのほうが好きで、イーストよりも天然酵母の出番が多そうという方では、やはり「ドライ天然酵母食パンメニュー」が付いたSD-MT3がおすすめです。
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まとめ
パナソニックのホームベーカリーSD-MT3とSD-MT2の違いは、「ドライ天然酵母食パンメニュー」の有無です。
ドライ天然酵母をたまにしか使わないと思われる場合には、旧機種のSD-MT2のほうが価格が手頃になっていると思いますので、おすすめです。
ドライ天然酵母の出番が多そうな方は、新機種のSD-MT3がおすすめです。
2019年の4モデルについては次の記事で比較していますのであわせて参考にしてみてくださいね。
[2019] パナソニック ホームベーカリー4モデルの一覧比較。
以上、ホームベーカリーSD-MT3とSD-MT2の違いは1つ!でした。