日立のコードレス式スティッククリーナー、ラクかるスティックPV-BL2HとPV-BL1Hはよく似ていますが、何が異なるのでしょうか。違いは4つあります。わかりやすく紹介します。
次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
目次
4つの違い
PV-BL2HとPV-BL1Hはどちらも標準質量が1.1 kgのとても軽いコードレスクリーナーです。PV-BL2Hは、PV-BL1Hよりも上位機種です。
違いは、付属品の種類と本体色の2点です。本体の性能は同じです。
違いは、「付属品」と「本体色」にあり、本体の性能は同じです。
PV-BL2Hが、PV-BL1Hと比べて異なる点は次のとおりです。
- ヘッドには、高性能な「パワフルスマートヘッドlight」を採用。
- 本体を立てておけるスティックスタンドが付属。
- サッシの溝などの掃除に便利な、ほうきブラシが付属。
- PV-BL2Hの本体色はシャンパンゴールド色、PV-BL1Hはホワイト色。
スタンドがあると、本体を壁に立て掛けておく必要がなく、サッと取り出して、サッとしまえるので便利です。
私も日立のパワかるスティックを使っていますが、気軽に掃除できるというのがとても良くおすすめです。床にゴミを見つけたら、テーブルをふきんで拭くくらいの感覚で、サッと取り出してサッと掃除できます。毎日掃除機がけするようになり、床をキレイに保てるようになりました。
違いを表で比較すると次のようになります。
型番 | PV-BL2H | PV-BL1H |
---|---|---|
外観 |
||
ヘッド |
パワフルスマートヘッドlight
|
自走コンパクトヘッド |
スティックスタンド |
◯
|
− |
ほうきブラシ |
◯
|
− |
本体色 |
シャンパンゴールド
|
ホワイト |
ほかの付属品 |
ハンディブラシ
すき間用吸口
延長パイプ
ACアダプター
お手入れブラシ
|
|
型番 | PV-BL2H | PV-BL1H |
参考価格 | ¥42,000〜(2024/12/04 09:45) |
違いについて詳しく見ていきましょう。
付属品
付属ヘッド
PV-BL2Hのヘッドは「パワフルスマートヘッドlight」で、PV-BL1Hのヘッドは「自走コンパクトヘッド」です。
(画像は日立公式ページより引用。)
PV-BL2Hのパワフルスマートヘッドlightには次の機能が付いていることが異なります。
- LEDライト
床を照らすので、ごみがよく見えます。 - シンクロフラップ
ヘッド内の圧力を調整して吸引力を増します。
LEDライト
(画像は日立公式ページより引用。)
PV-BL2HではヘッドにLEDライトが付いているため、床が照らされてゴミが見やすくなります。
私の使っているパわかるスティックにもLEDライトが付いていますが、トイレやパントリーなどの物陰のホコリが見やすくなりますので、おすすめです。
シンクロフラップ
シンクロフラップは、ヘッド内の圧力を調整して吸引力を増したり、取り回しを良くしたりするためのものです。PV-BL2Hでは、ヘッド後方にシンクロフラップが付いています。
ヘッドを押すときには、シンクロフラップは閉じていて、吸引力を増します。
(画像は日立公式ページより引用。)
引くときには、シンクロフラップは開いて、後方のゴミも吸引します。
(画像は日立公式ページより引用。)
フラップがある方が、吸引力が増してよくゴミを吸うことができます。
共通機能
どちらのヘッドにも次の機能が付いています。
- 自走機能
かるい力でスイスイ前に進みます。 - からまん機構
からまんガイドの効果で糸くずや髪の毛、ペットの毛などが回転ブラシにからみ付くのを抑えます。 - クルッとヘッド
ヘッドが90度回転して、狭い場所にも入ります。 - きわぴたブラシ
ブラシがヘッドの一番前に配置されているので、壁ぎわまで掃除できる。 - かるふきブラシ
ふき掃除をするように菌も拭き取ります。 - ワンタッチ着脱
ブラシにからんだゴミもラクに取り除けます。 - 水洗い対応
ブラシは水洗いできます。 - ペタリンコ構造
高さ10 cm以上あれば、本体をペタっと床に倒して低いところも吸引できます。
スティックスタンド
PV-BL2Hには、スティックスタンドが付属します。
(画像は日立公式ページより引用。)
壁に立て掛けておくこともできますが、専用のスタンドがあるほうが、サッと取り出して、サッとしまいやすいため、気軽に掃除しやすくなりますのでおすすめです。壁から滑って倒れる心配もなくなります。(ただ、スタンドには充電用の電極がついていないため、ACアダプターのプラグを挿す手間はかかります。)
PV-BL1Hでは、汎用のスタンドを使用することもできます。山崎実業のスタンドが一番のおすすめです。
- Yamazaki(山崎実業)
- 価格¥1,478(2024/12/04 15:40時点)
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PV-BL2Hのスタンドと同じものをサービスパーツとして購入すると、3,960円(税込)します。
- 日立
付属ツール
どちらの機種にも、すき間用吸口とハンディブラシは付属しますが、ほうきブラシはPV-BL2Hにのみ付属します。
付属ブラシ類 | 画像 | PV-BL2H | PV-BL1H |
すき間用吸口 | ◯ | ◯ | |
ハンディブラシ | ◯ | ◯ | |
ほうきブラシ | ◯ | − |
ほうきブラシ
ほうきブラシ。(別売り部品としての小売希望価格4,180円)
PV-BL2Hに付属するほうきブラシは、ほうきのようなブラシと細いチューブが組み合わせられた、サッシの溝などのお掃除に便利なブラシです。お掃除する場所に合わせ、ブラシの角度を変えられるようになっています。
付属品のまとめ
このようにPV-BL2Hには、LEDライトとシンクロフラップの付いたパワフルスマートヘッドlight、スティックスタンド、ほうきブラシが付属するのが特徴です。
本体色の違い
PV-BL2HとPV-BL1Hは本体色が異なります。PV-BL2Hはシャンパンゴールド色で、PV-BL1Hはホワイト色です。
PV-BL2Hのシャンパンゴールドは次のような色です。
高級感があります。
PV-BL1Hのホワイト色は次のような色です。
ホワイトはシンプルですが、飽きのこなさそうな色ですね。
どちらがおすすめか?
このように、PV-BL2HとPV-BL1Hは本体性能は同じですが、PV-BL2Hにはパワフルスマートヘッドlight、スティックスタンド、ほうきブラシが付属するのが特徴です。
PV-BL2Hがおすすめの方
PV-BL2Hは次のような方におすすめです。
- 吸引力が少しでも増すようにフラップ付きのヘッドが良い。
- サッと取り出して使えるようにスティックスタンドが欲しい。
- 家具の間や机の下、廊下などの薄暗いところでもLEDライトを使って、ゴミの取り残しなく掃除したい。
- ほうきブラシを活用して、サッシなどの汚れを掻き出しながら掃除したい。
- 日立(HITACHI)
- 価格¥29,800(2024/12/04 02:29時点)
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PV-BL1Hがおすすめの方
PV-BL1Hは次のような方におすすめです。
- 少しの吸引力の差は気にならない。
- 壁に立てかけるのでスタンドはいらない。必要になったら別途購入する。
- 標準の自走コンパクトヘッドを使って床掃除をするのがメインで、他のブラシや吸口は最低限のものでよい。
- 軽量なスティッククリーナーを比較的安価に手に入れたい。
- 日立(HITACHI)
- 価格¥42,000(2024/12/04 09:45時点)
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執筆時点での価格は、1万円ほどPV-BL1Hの方が安いです。スタンド(3,960円)やほうきブラシ(4,180円)は、あとでもサービスパーツとして買うことができますし、汎用のものを使うこともできます。しかし、スマートヘッドlightは、後から買うことができません。
そのため、少しでも吸引力があるほうがよいという方は、PV-BL2Hを選ぶほうが後悔がなくて良いでしょう。一方で、軽量さを重視していていて、少しの吸引力の差は気にならないという方や、スタンドなどが付属するよりは、付属しないで価格が安いほうが良いという方はPV-BL1Hがおすすめです。
価格と性能
価格と性能は次のようになっています。
タイプ | ラクかるスティック | ラクかるスティック |
型番 | PV-BL2H | PV-BL1H |
発売年 | 2020 | 2020 |
外観 |
||
参考価格 | ¥29,800〜(2024/12/04 02:29) |
¥42,000〜(2024/12/04 09:45) |
型番 | PV-BL2H | PV-BL1H |
---|---|---|
ファンモーター |
ハイパワー3Dファンモーター
|
ハイパワー3Dファンモーター
|
ヘッド |
パワフルスマートヘッドlight
ヘッド幅 23 cm
|
自走コンパクトヘッド
ヘッド幅 23 cm |
ヘッドの機能 |
白色LEDライト
シンクロフラップ
自走機能・からまん機構
クルッとヘッド
かるふきブラシ
きわぴたブラシ
ペタリンコ構造
|
−
−
自走機能・からまん機構
クルッとヘッド
かるふきブラシ
きわぴたブラシ
ペタリンコ構造
|
ゴミ捨て | ゴミダッシュ からまんプレス構造 |
ゴミダッシュ からまんプレス構造 |
集じん容量 | 0.15 L | 0.15 L |
型番 | PV-BL2H | PV-BL1H |
連続使用時間 |
強: 約 8 分
標準: 約 30 分
(ターボモード付き) |
強: 約 8 分
標準: 約 30 分
(ターボモード付き) |
充電時間 |
約 3.5 時間
|
約 3.5 時間
|
バッテリー |
内蔵式
18.0 V リチウムイオン電池
|
内蔵式
18.0 V リチウムイオン電池
|
標準質量 |
1.1 kg (本体 0.80 kg)
|
1.1 kg (本体 0.80 kg)
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付属品 |
ハンディブラシ
ほうきブラシ
すき間用吸口
延長パイプ
スティックスタンド
ACアダプター
お手入れブラシ
|
ハンディブラシ
−
すき間用吸口
延長パイプ
−
ACアダプター
お手入れブラシ
|
バッテリー交換
なお、PV-BL2HとPV-BL1Hのバッテリーはどちらも内蔵式で、ユーザーが自分で交換することはできません。バッテリーが消耗して交換したいときには、販売店やメーカーの相談窓口に相談することになります。部品代の他に交換作業費がかかるとのことです。
バッテリーの仕様は、DC 18.0 V、2.5 Ah、セル数5本のリチウムイオン電池です。製品を廃棄するときには、電池を使い切ったあと、次のようにバッテリーからリード線を切り離して取り外すということです。
日立PV-BH900H, PV-BH500H, PV-BL30Hの交換用バッテリー型番。
まとめ
日立のコードレス式スティッククリーナーPV-BL2HとPV-BL1Hの違いについて紹介しました。本体性能は同じですが、PV-BL2Hにはパワフルスマートヘッドlight、スティックスタンド、ほうきブラシが付属します。
少しでも吸引力があるほうがよいという方は、PV-BL2Hのほうがおすすめです。一方で、付属品に価格差ほどの価値を感じないという方や、価格が安いほうがよいという方には、PV-BL1Hがおすすめです。
以上、PV-BL2HとPV-BL1Hの2つの違い!でした。
次の記事では、日立のコードレスクリーナー各機種の性能を比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
[参考] 日立のコードレスクリーナー 各機種の機能を詳細比較。
- PV-BH900HとPV-BL30Hの6つの違い。パワーか軽さか。
- PV-BH900HとPV-BL2Hの7つの違い。パワーか軽さか。
- PV-BL30HとPV-BL20Gの5つの違い。[スティッククリーナー]
- 日立PV-BL2H, PV-BL1H, PV-BL30Hの交換用バッテリー型番。
- PV-BL20GとPV-BH900Gの9個の違い。軽さかパワーか。
- PV-BH900GとPV-BFH900の5つの違い!ターボモードが搭載。
- PV-BH500GとPV-BFH500の5つの違い!ターボモードが搭載。
- PV-BH900GとPV-BH500Gの2つの違い!付属品と本体色。
参考
- 日立(HITACHI)
- 価格¥29,800(2024/12/04 02:29時点)
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- 日立(HITACHI)
- 価格¥42,000(2024/12/04 09:45時点)
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