タリーズコーヒーで、コーヒー豆を何種類か購入してみましたので、豆の画像とともに紹介します。
目次
- 1 タリーズのコーヒー豆
- 2 タリーズのコーヒー豆レビュー 2022年
- 3 タリーズのコーヒー豆レビュー 2021年
- 3.1 コスタリカ マイクロロット
- 3.2 ホリデーロースト2021 ミディアム
- 3.3 ホリデーロースト2021 フルボディ
- 3.4 エチオピアモカ タデ GG ハイランド
- 3.5 グァテマラ カッピングコンテスト オハ ブランカ農協
- 3.6 グァテマラ カッピングコンテスト ウニオン ドゥラズニート農協
- 3.7 グァテマラ カッピングコンテスト アショラ農園
- 3.8 グァテマラ カッピングコンテスト グラノ デ オロ農協
- 3.9 ハーベストムーン マイルド
- 3.10 モカジャバ
- 3.11 アニバーサリーブレンド2021
- 3.12 エチオピア モカ G1 ウラガ ナチュラル
- 3.13 キリマンジャロ イロンバ ウォッシュド
- 3.14 ブラジル ファゼンダバウ
- 3.15 エスプレッソクラシコ
- 3.16 ピッコロバンビーノ
- 3.17 クレセントムーン
- 3.18 ハウスブレンド
- 4 まとめ
タリーズのコーヒー豆
コーヒー豆は、自家焙煎のお店で買うほうがよいと信じている方も多いと思いますし、そうかもしれません。自家焙煎店の方が新鮮な豆を手に入れられるというのがその理由です。と言っても、小さな自家焙煎のお店では一度に焙煎する量が少なく焙煎ムラができやすいとか、焙煎した直後の二酸化炭素が多く出る時期に密閉して保管してしまっているお店もあったりして、自家焙煎であればどの店でも品質が高いコーヒー豆を買えるというわけでもありません。
コーヒーチェーンのコーヒー豆は、購入時点で、焙煎から日が経っていがちではありますが、アルミパックして1ヶ月程度であれば風味の劣化があまりわからないということや、大型の焙煎機で一度に焙煎するため均一に焙煎できること、比較的安価であることが長所です。
シアトル系コーヒーチェーンのタリーズコーヒーは、スタバよりも豆にこだわっているというのが売りのひとつです。スタバは米国で焙煎した豆を日本に輸送していますが、タリーズは国内焙煎をしているとのことです。
最近タリーズに通っていて、今回試しにコーヒー豆を買ってみましたので紹介します。
ビーンズカード
なお、どのお店にもあるように、タリーズでもコーヒー豆を購入するとスタンプがたまります。
100 gあたり1個のスタンプがたまります。金・土曜のビーンズデーはスタンプ2倍です。スタンプ20個で、1000円分の商品券として使えます。
つまり、1スタンプあたり50円分です。スタンプ2倍のときに購入すれば、100gあたり100円分のスタンプがたまりますので、100g 500~600円する豆を、実質100円引き程度で購入できることになります。
(6月は毎日スタンプ2倍デーだったので、3週間ほどで20スタンプがたまりました。)
なお、コーヒー豆は挽きますか?と毎回聞かれますので、挽いてもらいたい方は、「ペーパーフィルター用に挽いて下さい!」などと言えば挽いてもらえます。挽いてもらっている方がいると、店内にコーヒーの良い香りが漂います(それだけ挽くときに香りが飛んでしまっているわけですが)。
タリーズのコーヒー豆レビュー 2022年
タリーズのブレンド豆は、全体的にバランスが良いです。
「エチオピア モカ G1 ウラガ ナチュラル」は華やかな香りがあり、私は一番好みです。
ブラジル ファゼンダバウ イエローブルボン パッサ
ファゼンダバウ農園と連携して、オーダーメイドで仕上げた商品。2021年収穫の豆です。
もう一つのドライオンベッドと比べると、すっきり感が強め。浅煎りが好きな私はこちらのほうが好み。
ブラジル ファゼンダバウ レッドブルボン ドライオンベッド
ファゼンダバウ農園と連携して、オーダーメイドで仕上げた商品。
タリーズのコーヒー豆レビュー 2021年
コスタリカ マイクロロット
コスタリカの小ロットコーヒーの中から、品質が高いと評価された豆ということです。
これは美味しかったのでたくさん買って飲みました。しかし、小ロットというだけあって1ヶ月くらいで店頭から姿を消しました。
ホリデーロースト2021 ミディアム
クリスマス仕様のホリデーロースト ミディアムです。2021年11月頃。
タリーズの期間限定の豆は、いろいろな豆をブレンドしているせいか、虫食い豆が多い気がします。
たまに、カビ豆が入るのだと思いますが、エグい味のカップになることもあります。
ホリデーロースト2021 フルボディ
クリスマス仕様のブレンドのフルボディです。2021年11月頃。
エチオピアモカ タデ GG ハイランド
2021年11月頃に発売されていたエチオピアモカの商品です。エチオピア モカ G1 ウラガ ナチュラルと比べて、モカ臭は弱く苦味が強い感じです。
ウラガ ナチュラルのほうがおすすめです。
グァテマラ カッピングコンテスト オハ ブランカ農協
グァテマラ カッピングコンテストの金賞ロット品です。2021年10月頃。
グァテマラ カッピングコンテスト ウニオン ドゥラズニート農協
グァテマラ カッピングコンテストの金賞ロット品です。2021年10月頃。
グァテマラ カッピングコンテスト アショラ農園
グァテマラ カッピングコンテストの金賞ロット品です。2021年9月頃。
グァテマラ カッピングコンテスト グラノ デ オロ農協
グァテマラ カッピングコンテストの金賞ロット品です。2021年9月頃。
ハーベストムーン マイルド
秋限定ブレンドのハーベストムーンです。2021年8月頃。
モカジャバ
エチオピアのモカコーヒーと、インドネシアのアラビカ種ジャワコーヒーのブレンド豆です。6月のおすすめコーヒー豆になっていましたが、通年で販売しているブレンドのようです。
コーヒー豆は、アルミパックされています。
200 gで 1パックになっている豆がほとんどで、まれに100 gパックもあります。100 gあたり500~600円とお安いです。
2021/6/1に購入したところ、賞味期限が2022/5/6でした。
焙煎日は5/7かと推測されます。焙煎から3週間ほど経っていることになります。
後日2021/7/9に購入したものは、賞味期限が2022/5/19でした。焙煎から7週ほど経っています。
側面には穴が開けてあり、ガスがでて膨張した場合は、ここからガス抜きされます。
豆はこんな様子でした。
欠点豆はまったくないわけではありませんが、スタバのブレンド豆と比べると欠点豆は少なめかと思います。ネット通販で購入できる100g 300~400円の豆と比べると、やはり欠点豆は少なく、好印象です。
味はエチオピアモカの香り・酸味と、ジャワの苦味がちょうどよくバランスしていて、好みの味でした。ブレンド豆のせいか、ドリップするとエチオピアモカの香りが少なめに感じられるので、エスプレッソで香りをしっかり抽出するほうが美味しいと思いました。
アニバーサリーブレンド2021
2021年6月に販売が開始された2021年のアニバーサリーブレンドです。
毎年、お客様への感謝をこめたブレンドとして、アニバーサリーブレンドを販売しているそうです。フルボディーとミディアムの2種類です。どちらも、ブラジル、パプアニューギニア、ケニア、インドネシアのブレンドです。焙煎後にブレンドをしているということです。
週に何回かタリーズコーヒーに行っていますが見かけてすぐに購入しましたので、販売開始から数日以内に購入したことになります。
6/22に購入しましたが、賞味期限から推測すると焙煎日は6/3と6/7と思われます。焙煎から2~3週経っています。
7月には店頭からなくなっていました。
フルボディの豆は次のようなものでした。
油が浮いているくらいの深煎りです。
豆の説明にあるようにコクのあるビターな味でした。
ミディアムの豆は次のようなものでした。
少し油が浮いている豆もあります。欠点豆は多めです。味はとてもスッキリしています。いい意味で特徴がなくスルスルと飲めます。
タリーズのブレンドはバランスがよく飲み飽きない感じがします。格安豆を扱っているカルディのブレンドは特徴が強く現れていて、ブレンドの種類によって当たり外れというか、好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、それとは対照的です。
エチオピア モカ G1 ウラガ ナチュラル
エチオピアモカ。真ん中の豆です。これはストレート、シングルオリジンの豆です。
購入日は6/8で、焙煎推測日は4/26なので、5週ほど前です。ちょっと古め。
モカはエチオピアのお隣のイエメンの港の名前ですが、古くはエチオピア産のコーヒーがこの港から輸出されたことで、エチオピアモカと呼ばれるようになったという話です。コーヒー豆の原産とされる国で、コーヒー豆を見つけたというカルディ氏の話もこのエチオピアでの話です。
産地は、エチオピアの南部のオロミア州シダモ・グジ ウラガ地区です。モカ港とはかなり離れていますが、エチオピアモカです。
ナチュラル精製なのが特徴です。
ナチュラル精製だと、ウォッシュドに比べて、欠点豆が混入しやすいといわれます。さらにエチオピアは、品質の高いコーヒー豆を得るのが難しいといいます。
そう思って見てみると、ウォッシュドに比べて欠点豆は見つかりますが、しかしそれほど悪くはないです。さすが欠点豆が少ないG1グレードです。G1とG2は通常水洗されるらしいので、ナチュラル精製のG1グレードは珍しいですね。タリーズコーヒーは現地に見に行って、生産者に要望を伝えるなどすることもあるようですが、生産者と良い関係を結べた結果、このような品質の良いコーヒー豆を得られているのかもしれませんね。
タリーズの「本日のコーヒー」で使われる豆は日替わりですが、金・土曜日は価格が高めの豆も使用されます。この豆は、金曜日に飲んだときに使用されていた豆で、これは美味しいと思ったので、購入したものです。
エチオピアモカの香りと酸味が強く、後味はすっきりしています。夏に飲むのに良いと思います。
キリマンジャロ イロンバ ウォッシュド
右端のコーヒー豆です。
購入日は6/8で、焙煎推測日は4/20なので、6週ほど前です。やはり、ちょっと古め。
タンザニアのコーヒー豆はキリマンジャロと呼ばれるようです。ただキリマンジャロ山はタンザニアの北東の端にある一方、この産地は南部のムベヤ州 ソングウェ地区 イロンバ村のもので、キリマンジャロ山とは位置的な関係はありません。
ウォッシュド精製です。
コーヒー豆は次のようなものです。
ウォッシュドだけあってか、コーヒー豆は粒が揃っており、欠点豆も少ないです。浅めの煎り方です。
味は、キリマンジャロは酸味が〜とは言いますが、それほど酸味も特徴的な香りもあるわけではなく、スッキリと甘くビターな味が楽しめる味でした。説明では「クリーンで黒糖を思わせる風味」と表現されていますね。
ブラジル ファゼンダバウ
ストレート豆のブラジル ファゼンダバウです。
ファゼンダバウ農園の農園主はフクダ トミオ氏とのことで、日系ブラジル人の方なのでしょうか。
購入日は6/28で、焙煎推測日は5/26なので、焙煎は1ヶ月ほど前です。
なお、6/28はウラガナチュラルも購入しましたが、店員さんが裏でなにか話したのち、豆をワゴンの中の別のものに交換していました。それでも、交換してくれたウラガナチュラルはやはり1ヶ月ほど前のものだったのですが、あまりに古い豆だと気にしてくれる店員さんもいるのかもしれません。
ナチュラル精製です。
コーヒー豆はこんな様子でした。
豆のサイズは少しばらついていて、欠けた豆や虫食い豆が少しあります。ブラジル豆のイメージ通りですが、ナチュラル精製ですので、こんな感じだと思います。味はバランスがよいというか甘さが強い感じで、苦味や酸味は隠れています。虫食い豆のせいかときどき味が変わることもあります。ストレート豆ですが飲みやすいです。
エスプレッソクラシコ
エスプレッソ クラシコ、フルボディです。タリーズコーヒーのエスプレッソビバレッジのすべてに使用されている代表的なブレンドとのことです。これを使えば、タリーズ風のエスプレッソ、カプチーノなどが作れるわけですね。
購入日は6/28で、いつものように焙煎から1ヶ月ちょっと経っていると思われます。
頑張って煎ってますので、コーヒーをお楽しみ下さいとか書いてあるような感じです。
豆はつぎのような感じでした。
シアトル系コーヒーチェーンなので、深煎の豆をエスプレッソに使用します。こってり油が出ています。デロンギの全自動エスプレッソマシンに入れたら、豆が落ちなさそうなのが心配です。ロースト時間が長いせいもあるのか、欠けた豆は多めです。
ドリップすると、見た目通り苦味が強い味でした。焙煎度が高いので、苦味以外の特徴もあまり感じられません。苦味を控えるために、お湯の温度は低めで淹れたほうがよいかもしれません。店舗の本日のコーヒーでも出たことがありますが、それは少し薄めに淹れてあったので、まだ飲みやすかったです。
エスプレッソにすると、安い豆にありがちなただの苦い豆とは異なり、華やかな香りがありました。深煎りなので、ミルク入りのエスプレッソドリンクにして飲むとちょうど良さそうです。
ピッコロバンビーノ
ピッコロバンビーノです。ブレンド豆で、マイルドと書かれています。本日のコーヒーで出てきたときは、あまり好みではなかったのですが、家で淹れたら違うかなと思って買ってみました。
タリーズコーヒーのなかで最もすっきりとした優しい飲み口のコーヒーということです。2021/7/9に購入して、賞味期限は2022/5/23でした。6週ほど経っています。
豆の生産地はグァテマラ、パプアニューギニア他です。
豆の様子は次のようなものでした。
いびつな形の豆が多めで、虫食い豆もちょこちょこ見つかります。ドリップしてみると、たしかにあっさりスッキリした飲み口でした。朝に飲むのに良いかもしれませんね。
クレセントムーン
2021年7月に見かけたクレセントムーンという豆です。
裏側です。
フルボディーで、力強いコク スモーキー感が特徴です。
夏と秋、季節を楽しむコーヒーということで、秋までの限定販売ということのようですね。
夏らしいパッケージデザインでした。
豆は次のような感じです。
油が浮いているくらいの深煎です。形や大きさはいろいろですが、虫食い豆はこの中には見つかりませんでした。
しっかりしたスモーキーな味で、アイスコーヒーにも向いていました。
ハウスブレンド
ハウスブレンドです。
バランスの良い味わいで、タリーズ永遠のスタンダードビーンズということです。生豆生産国は、コロンビア・グァテマラです。
豆は次のような感じでした。
油はそれほど浮いておらず、マイルド系です。欠けたり変形した豆はそこそこありますが、虫食いは少なめです。
味は、甘さも強いわけでもなく、バランスがよく、悪く言えば特徴のない味です。
まとめ
タリーズコーヒーの豆をいくつか購入してみましたが、焙煎日は3~6週前でした。焙煎して1週くらいの新しい豆を手に入れるのはやはり難しそうです。しかしながら、豆はアルミパックされていて、4週目くらいまでならドリップをするとモコモコ泡立ちますし、香りが飛んでいるとか酸化している感じはしません。豆の品質や焙煎の品質は悪くなく、ブレンドの仕方も外れがない感じです。それでいて価格は、豆にこだわる焙煎店と比べると安い方です。焙煎日が気にならなければ、一度試してみてはいかがでしょうか。
以上、タリーズのコーヒー豆を画像で紹介。コーヒーチェーンの豆を試す。でした。
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