ルンバを購入する際に気になるのが、ルンバの騒音です。
アイロボットファンミーティングのモニターとして、ルンバ980を3ヶ月お借りすることが出来ましたので、やや申し訳ないのですが、うちの生後3ヶ月の赤ちゃんに実験台になってもらって稼働音で起きるか試してみました。
もしルンバの稼働音で赤ちゃんが起きないのであれば、より気兼ねなくルンバを稼働して掃除をする事ができ、部屋を綺麗に保つことが出来ます。
なお、ルンバは、次の記事で紹介されているように、普通の掃除機よりもハウスダストを巻き上げないということなので、赤ちゃんのいる部屋の掃除にも向いていると思われます。
実験内容
ミルクを飲み終って寝始めたところで、ルンバ980を稼働します。
ルンバが家に届いてから初めての稼働ですので、うちの赤ちゃんはルンバの稼働音にまったく慣れていません。
赤ちゃんが寝ているのと同じ部屋と隣の廊下を20-30分ほどかけてルンバで掃除をして、起きるかどうかを観察します。
設定は全てデフォルトです。
- カーペットブースト オート(→フローリングなのでほぼoff)
- 清掃モード 自動(→ 2回掃除した)
- エッジクリーン ON
起きなかった
その結果、稼働音では起きませんでした。
なんとルンバが真横を通ったときも寝たままでした。
なぜ起きなかったのか考えてみます。
ルンバの稼働音が比較的静かだからというのが一つの理由だと思いますが、しかしその稼働音は普通の掃除機よりは静か、という程度で、それなりの音はします。
ルンバの稼働音が気になりにくい主な理由は、赤ちゃんも大人も、突然する音に対しては敏感ですが、常に鳴り続けている音に対しては鈍感だからだと思います。
例えば、冷蔵庫の音は常に鳴っているはずですが、普段意識することはありません。
時計のチッチッという音も同じです。
つまり、ルンバの稼働音の大部分は、ゴーッというほぼ一定の音量の排気音で、それに比べ回転するタイヤの音や、家具や壁にバンパーがぶつかる音は小さいため、赤ちゃんはびっくりしなかったのだと思います。
この点で、自分で普通のキャニスター掃除機を使った場合は、排気音がルンバよりも大きい上に、床の上を滑らせるヘッドの速度はもちろん一定ではなく、ゴシゴシ、ゴシゴシ、という風に動かしますし、壁にもガツガツヘッドを当ててしまいがちで、その音も耳障りになっているのではないかと思います。
もちろん、この結果はうちの子が鈍感だったせいというだけかもしれず、他の赤ちゃんだったらどうかわかりません。
うちの子は生後1ヶ月半くらいまでは音に敏感でしたが、最近は大きな音を立てても少しビクッとするだけで寝続けます。
そのため、生後1ヶ月くらいなら起きたかもしれないとは思います。
しかしエラーメッセージでは起きた
ルンバは、脱輪したり充電に失敗したりと何らかのエラーが起きると、本体から女性の声でエラーメッセージが流れます。
例えば、「エラー、ルンバを別の場所に移動し CLEANボタンを押してください」というものです。
実は、このエラーメッセージはとても大きい音で、しかも音が割れ気味で流れます。
後日、うちの子が寝ているときに、ルンバが脱輪してこのエラーメッセージが流れたのですが、起きてギャン泣きしてしまいました。
実は相方にも、音声が耳障りでストレスになる、どうにかならないのか、と言われてしまう程です。
この音声は、設定で消したり、音量を下げたりすることはできません。
さらにこの音は、本体に内蔵されているスピーカーから本体全体を響かせて鳴っているため、スピーカーの口を塞ぐという策も使うことができません。
(さらにモニター製品なので、分解してスピーカーのケーブルを切るということも出来ません。(おい。))
エラーメッセージはスマホアプリから見ることができるため、音声は流れなくてもよいのですが、音声は切ることができないということで、これは残念な点です。
米国アイロボット社のTwitterアカウントに、音声を切れるようになったらいいな、と意見を送っておいたので、そのうちファームウェアアップデートで対応してくれたらいいなーと淡い期待を抱いています。
そういうことがあったため、今ではルンバは赤ちゃんが起きているときに使うようにしています。
ルンバは、床のものをどけてから、CLEANボタンを押すことができれば、あとは勝手に掃除をしてくれます。
そのため、授乳前にスタートさせたり、おもちゃで一緒に遊ぶ前にスタートさせていますが、赤ちゃんが起きている間に掃除が終わります。
自分が育児をしていて手が離せない間に掃除が済んでしまうというのは、とても楽しい経験です。
このように赤ちゃんが起きているときに限って稼働させるのでも、十分に活用できますので、そのように使うのが無難かと思います。
ルンバを使うようになって床の感触が変わった
ルンバを使い始めた日からは毎日稼働させいて、常に床が綺麗な状態になっていてホコリや髪の毛を見なくなりました。
相方からは裸足で床を踏んだときの感触が変わったと言われました。
ルンバを使い始める前は、育児で忙しく、掃除機をかけるのは2週間に1回という状態でした。
床にホコリが溜まっていると、赤ちゃんがホコリを吸ってよくなさそうと思うのですが、育児と他の家事をしていると、掃除機がけに割ける時間はどうしても少なくなってしまいます。
さらに、掃除機の排気によってホコリ(ハウスダスト)が舞い上がるのが赤ちゃんによくない、という話を聞いていたので、掃除機をかけるのは億劫になっていました。
しかし、ルンバの排気は少なめで、ハウスダストが舞いにくいという次の記事を読んで、これだーと思い、ルンバのモニターに応募しました。
実際に使ってみると、ルンバを稼働していてもあまり喉が痛くならないですし、掃除の後に机にホコリが積もったりしていないので、確かにハウスダストが舞う量が少ないと感じています。
また普通の掃除機だと、紙製ゴミパックはうちの場合、数ヶ月に1回くらいしか交換しないため、そのせいもあってか排気自体が臭う気がしています。
しかし、ルンバは紙ゴミパックは必要なく、毎回あるいは週一回程度でダストボックスのゴミを捨てているので、そのせいか排気の匂いがあまりせず良いです。
そんなわけで、育児をしている方にルンバはおすすめです。
掃除をする時間を、授乳や哺乳瓶の煮沸をしたり、赤ちゃんと遊ぶ時間に当てることができるので、精神的にも楽になりますしね。
騒音が気になる方はレンタルで試すのもお勧め
騒音については、測定値で表現されてもいまいちわかりにくいですし、ネットの意見も主観的なものです。
騒音が大きかったらいらない、という方は、とりあえず自分で試してみると良いと思います。
アイロボット公式でもレンタルをやっているようですし(2017/6/22現在はルンバ980は品切れ中のようですが)、他のレンタル会社でもルンバの取扱があるみたいです。
その料金は、アイロボット レンタルサービスでは、ルンバ980 が15日間のレンタルで7000円ということで、なかなか気軽にというわけにもいきませんが、買ってから失敗したと思うよりは良いと思います。
まとめ
ルンバ980を寝ている赤ちゃんの横で動かしても起きませんでしたが、トラブルが起こりエラーメッセージがなると赤ちゃんは起きてしまいました。
ルンバを使うのに手間はかかりませんから、赤ちゃんが起きているときに使うのが無難です。
ルンバを導入してから床がいつも綺麗になりました。育児が忙しくて掃除がなかなかできない方にルンバはお勧めです。
騒音が気になる方は、レンタルするという手もあります。
私のお勧めのルンバは960です。980と960はカメラが付いていて、部屋の地図を作成して賢く掃除してくれます。
- アイロボット(IRobot)
- 価格¥52,000(2024/11/04 09:09時点)
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もう少し安いものでお探しの方には、870がおすすめです。掃除に時間はかかりますが、吸引力は960と変わりません。
他にも、ルンバの機種の比較や、ルンバのお勧め点などの記事もありますので参考にしてみてください。
- ルンバ980と960の5つの違い!アイロボットの中の人に聞いてきました!
- ルンバ最新機種一覧比較!カタログでは分かり難い性能の違いをアイロボットの中の人に聞いてきました!
- 気になるルンバの電気代は?待機電力が意外に大きいことが判明!
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- ルンバ980を試用してみて、良かった点・惜しかった点 [前編 良かった点]
- ルンバ870と875, 875A, 875Liteの違いは4つ!わかりやすく紹介します。
以上、ルンバの騒音で赤ちゃんは起きるか?生後3ヶ月のうちの子に被験者になってもらいました。でした。