1歳児の初めてのクレヨンとしてシュトックマーの蜜蝋クレヨンを購入しました。
この記事では、レビューと併せて、特徴の紹介をします。
1歳児向けのクレヨンとして、シュトックマーのクレヨンの他には、水でおとせる系のクレヨン(あんしんクレヨン等)や、ベビーコロールがあります。
それらと比較すると、シュトックマーのクレヨンの特徴は次のようなものです。
目次
良い点
ほかのクレヨンとくらべて良いところは次の点です。
発色が綺麗
鮮やかな色が出ます。
ベビーコロールだと色が薄かったり、水でおとせる系のクレヨンだと色の鮮やかさに欠ける部分がありますが、シュトックマーのクレヨンは大人が画材として使いたくなるほど発色が綺麗です。
子供と一緒にお絵かきをしていて楽しいです。
子供に美しい色を知ってほしいという方には、シュトックマーのクレヨンがおすすめです。
私が、子供へ与える初めてのクレヨンをシュトックマーのクレヨンにしたのは、この特徴が決め手でした。
なお、色環については「ゲーテの色彩論とシュタイナー教育学に裏付けられた質を追求」しているとのことです。
透明感がある
塗り重ねることができます。そのため混色をしたり、グラデーションの表現が可能です。
水でおとせる系のクレヨンでは、塗り重ねようとしても色がのらなかったり、塗りつぶされたりすることがあります。
ちょうどよい硬さ
子供が投げても折れにくいです。子供がかじっても、被害はわずかで済みます。
水でおとせる系のクレヨンよりは硬く、ベビーコロールよりは柔らかいです。
水でおとせる系のクレヨンは折れにくいといっても、シュトックマーのクレヨンより柔らかいです。購入してすぐにかじられてボロボロと崩れたというレビューもありました。
その点は、ベビーコロールが一番硬くて安心ですが、強く描いても色が濃く出ないという欠点があります。親は楽ですが、子供がクレヨンに興味を持たなくなってしまうかもしれません。
シュトックマーのクレヨンは、手の力の弱い子供にとっても硬すぎず、色を出すことができます。
そのため、シュトックマーのクレヨンは、ちょうどよい硬さと言えます。
手や服が汚れにくい
水でおとせる系のクレヨンで残念なところは、普通の油のクレヨンのように色が手や服についてしまうところです。水でおとせるとはいえ、服の繊維に入り込んでしまうと洗っても完全には落ちません。
シュトックマーのクレヨンは、硬めなので手や服が汚れにくいです。
これは、ベビーコロールでも同じです。
体に入っても無害
ミツバチの巣から採れる蜜蝋を使ったクレヨンで、色素は食品の着色用に使われているものを使用しています。
万が一体に入っても心配のない、無害な成分で出来ています。
ただ、ベビーコロールのように穴が空いているわけではないので、食べて喉に詰まらせることのないようにしなくてはなりません。
なお水でおとせる系のクレヨンでも、無害な成分で出来ている商品はあります。
箱の素材が選べる
箱には、缶箱、木箱、紙箱があります。
紙箱だと噛んでしまってすぐダメになる可能性がありますので、缶箱、木箱が選べるのは良いです。
ただシュトックマーの缶箱は丁番が外れやすいですので、予めペンチで調整しておくと良いでしょう。
応用塗りが楽しめる
少し年齢が進んでからの楽しみ方ですが、応用的な塗り方があります。
一つはスクラッチ技法と呼ばれる方法です。クレヨンを上に塗り重ねてから付属のヘラで削ると、下の色を出すことができます。
もう一つは、溶かし絵技法です。蜜蝋は80度Cで液状になります。ホットプレートの上に画用紙をおいてクレヨンで描くと、水彩のようにクレヨンの色が伸びます。画用紙がろうを吸収して、画用紙が透明になります。窓に貼るとステンドグラスのように楽しめます。
悪い点
シュトックマーのクレヨンが、ほかのクレヨンとくらべて悪いと思うところは次の点です。
落ちにくい
ろうですので、ザラザラした壁や床に描かれた場合は水だけでは落ちにくいです。
机などの滑らかな面であれば、水で拭けば落ちます。
この点は、水でおとせるクレヨンの方が良いかなと思いますが、しかし水でおとせるクレヨンでも凸凹な素材や繊維に入り込むと落ちにくいです。
そもそもクレヨンはザラサラした紙に色を付けるための道具ですから、これは仕方ないことかもしれませんね。
ただ、ろうは染み込みにくいので、石鹸、中性洗剤や歯磨き粉、メラミンスポンジなどを使い掻き出すように色を落とすようにすれば良いと思います。
甘い
蜜蝋なので甘い香りと甘い味がします。そのため、子供がついつい舐めたくなるのではないかと心配です。
こどもちゃれんじ しまじろう あんしんクレヨン (16色)は苦味が付いていますので、あんしんクレヨンとどちらを買うか迷いました。
ただ、苦くても食べてしまったというレビューがいくつかあったので、他の利点が多いシュトックマーで良いかなと私は思いました。
あと、普通の油クレヨンは臭くて私は苦手ですので、それよりは甘い香りの方が良いと思っています。
値段が高い
シュトックマーのクレヨンは8色 缶入で、1770円します。他のクレヨンよりは高めです。
水でおとせる系のクレヨンは、サクラクレパス 水でおとせるクレヨン 16色で479円、こどもちゃれんじ しまじろう あんしんクレヨン (16色)が1173円です。ベビーコロールは12色で954円です。(いずれもAmazonにて2018/02/26現在)
とはいえ、クレヨンは長い間使えますし、画材として考えると1本220円程度でも安いものですから、シュトックマーのクレヨンにしました。
まとめ
シュトックマーのクレヨンの特徴を紹介してきました。
良い点・悪い点をまとめると次のようになります。
良い点
- 発色が綺麗
- 透明感がある
- ちょうどよい硬さ
- 手や服が汚れにくい
- 体に入っても無害
- 箱の素材が選べる
- 応用塗りが楽しめる
悪い点
- 落ちにくい
- 甘い
- 値段が高い
特に、発色が綺麗である点や、描きやすい硬さで手や服が汚れにくい点で、シュトックマーは他のクレヨンよりも優れています。
ぜひ購入を検討してみてくださいね。
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ブロックタイプかスティックタイプか迷った場合や、何色セットを買うか迷った場合には、次の記事を参考にしてみてくださいね。
以上、シュトックマーの蜜蝋クレヨンの7つの良い点と、3つの悪い点。でした。