ルンバの説明書には載っていないけれど、ルンバを使用する前・使用中によくある質問に一ユーザの私が答えてみました。
これらの答えは、アイロボットファンミーティングに参加した際にアイロボット・ジャパンの方に教えていただいた内容と、私が実際にルンバ980をモニター使用して知った内容に基づきます。
目次
- 1 ルンバがマットを巻き込んでしまうのだけど
- 2 ケーブルは絡まりますか?
- 3 幅40 cm、高さ10 cmあれば本当に通るの?
- 4 メロディ音、エラーなどの音声案内の音量は、小さく調整できますか?消音できますか?
- 5 2 cmの段差は登れるそうだけど、降りる方は何cmまでOK?
- 6 入り口に2 cm以上の段差がある場所を掃除させたいのだけど
- 7 ホームベース以外の場所からでもスタートできますか?
- 8 ホームベースがない部屋でも動きますか?
- 9 ルンバのホームベースの高さは?
- 10 スポットモードって、直径1 mの範囲に障害物がある場合はどうなるの?
- 11 ルンバが清掃している最中にドアを閉めるなどして、障害物が生じた場合はどうなりますか?
- 12 排気音はうるさいですか?
- 13 買うべきですか?
- 14 機種がたくさんあってわかりにくい!
ルンバがマットを巻き込んでしまうのだけど
マットを巻き込むと、マットの位置がずれたり、ルンバが停止してしまったり、玄関にルンバが突っ込んで脱輪したりします。
重めのマットであれば、100均で買えるマットのすべり止めを敷くと、巻き込まなくなります。
実は、ホームベースの裏側にも、このマットすべり止めと同じものが貼られています。
一方で、薄くて軽いマットだとすべり止めを敷いても巻き込まれました。そういうマットの場合は、ルンバを走らせる前に床から上げるようにしています。
ケーブルは絡まりますか?
両側がどこかに繋がっていれば、多少引っ張られはしますが絡まりにくいです。
使っていないスマホ充電ケーブルのように、片側が開放されているケーブルは、高い確率でエクストラクター(ローラー)に絡まって、ルンバが停止します。
しかし、ゴムローラーは次の画像のようにとても簡単に取り外しができるので、ケーブルが巻き込まれても、ほどくのは面倒ではありません。
床に転がっているケーブルは、100均のケーブル止めなどを使用して壁沿いに固定しておくか、ルンバのスタート前に床の上に上げておくと良いです。
また、ハードディスクなどの落ちたら壊れるものがつながっているケーブルは引っ張られることがないように注意しなくてはなりません。
幅40 cm、高さ10 cmあれば本当に通るの?
通りました。
次の画像の椅子の脚は、幅が39 cm、高さが11 cmですが、ちゃんと椅子の脚の間を見つけて通ってくれます。
ただ、壁やモノにルンバが当たる際には減速してくれるとはいえ、軽いものは弾き飛ばされるくらいの衝撃があります。
そのため、軽い花台の場合は、鉢が落ちることもありますので、注意したほうが良いでしょう。
メロディ音、エラーなどの音声案内の音量は、小さく調整できますか?消音できますか?
起動・停止時のメロディ音は赤ちゃんが起きるほど大きく、音声案内は音が大きい上に声が割れていて耳障りです。
しかし、現状では調整・消音することは出来ません。
スピーカーもきっちり内蔵されていますので、スピーカーケーブルを切るにはルンバを開腹しなくてはなりませんが、難しそうです。
米国アイロボット社のtwitterに、音を消せるように希望を出してみました。
ファームウェアアップデートで今後、音量調整や消音ができるようになるように期待です。
2 cmの段差は登れるそうだけど、降りる方は何cmまでOK?
ルンバのセンサーが、一定以上の段差を検知すると降りてくれません。
経験上、5 cmだと降りませんが、3 cmだと降ります。そのため床の形状・素材にもよると思いますが、4 cmくらいが境界になってくると考えられます。
なお、2 cmを超える段差を降りた場合は、ルンバは戻ってこられません。
また、降りる角度によっては片輪だけ降りてしまって脱輪します。
そのような場所には、バーチャルウォールを使って侵入できないようにしておくのが無難です。
入り口に2 cm以上の段差がある場所を掃除させたいのだけど
100均の板とすべり止めを使って、ルンバ用のスロープを作るのがおすすめです。
次の記事に具体的な作り方を書きました。
ホームベース以外の場所からでもスタートできますか?
できます。
好きな場所に持っていって、CLEANボタン!
そのため、部屋ごとに掃除することもできます。
ホームベースがない部屋でも動きますか?
動きます。
一階にホームベースを置いておき、二階を掃除したいときには、ルンバを二階に運んでスタートする、という使い方も出来ます。
掃除終了までにホームベースが見つからなかった場合は、適当な場所で停止し清掃を完了します。
ルンバのホームベースの高さは?
測ってみた所、おおよそルンバと同じ高さでした。約9.2 cm。
ルンバ本体のボタンを使わず、スマホで起動するという方は、家具の下などの低いところにホームベースとルンバを隠すのも良いかもしれません。
スポットモードって、直径1 mの範囲に障害物がある場合はどうなるの?
スポット清掃ボタンを押すと、直径 1 mの範囲を円状にぐるぐる掃除するスポットモードが起動します。
コーヒーの粉をこぼしてしまった!というときなどに便利です。
障害物がある場合は、逆回りして障害物を回避して掃除してくれます。
そのため、直径1 mも無いよ、という場所でも、レッツ!スポット清掃!
ルンバが清掃している最中にドアを閉めるなどして、障害物が生じた場合はどうなりますか?
既にマップが作られて、ルンバが通れると判断している場所が通れなくなった場合は、「進行経路が遮られています」とエラーが出て、ルンバは停止してしまいます。
しかし、ルンバは本当に通れないのか確認するため、何度もトライしてくれます。
なお、ドアを閉めて通路を遮った場合には、ルンバはドアの真ん前で停止します。
ドアが開かなくなるので注意してください。
排気音はうるさいですか?
普通の掃除機よりもうるさくない気がします。
ただ、ルンバ980のカーペットブーストモード時は、普通の掃除機くらいのうるささだと思います。
ユーザーボイス > ルンバの疑問BEST10 > 6位 稼働音はうるさくない?
買うべきですか?
ルンバは980だと10万円以上しますから、買うべきかどうかとても躊躇すると思います。
部屋を今より綺麗にしたいなら、買うとよいと思います。
ルンバは、イラクやアフガニスタンで使われる軍事ロボも作っているアイロボット社が作っていることもあってか、壊れにくいそうですので、長い間使えば十分元は取れると思います。
ルンバを買うなら、カメラ付きの900シリーズがおすすめですが、980と960は実質的にカーペットブーストくらいしか違いがありませんので、安い960が良いと思います。
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機種がたくさんあってわかりにくい!
次の記事では、24機種の違いを図で解説しています。
[2019年] 図で比較するルンバ24機種の特徴と比較。ひと目で分かる本体性能と付属品の違い。
他にも、ルンバの機種の比較や、ルンバのお勧め点などの記事もありますので参考にしてみてください。
- ルンバ980と960の5つの違い!アイロボットの中の人に聞いてきました!
- ルンバ最新機種一覧比較!カタログでは分かり難い性能の違いをアイロボットの中の人に聞いてきました!
- 気になるルンバの電気代は?待機電力が意外に大きいことが判明!
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