東芝 ER-VD5000とER-SD5000の2つの違い!センサー、レシピ数。

東芝の過熱水蒸気オーブンレンジER-VD5000とER-SD5000は何が異なるのでしょうか。違いは2つあります。わかりやすく紹介します。

 

[参考] 東芝 電子レンジ28台の性能を一覧表で比較![石窯ドーム]

2つの違い

ER-VD5000とER-SD5000は、どちらも庫内容量30Lのハイグレードな過熱水蒸気オーブンレンジです。ER-VD5000は、ER-SD5000の後継機種です。ER-VD5000は2020年6月発売で、ER-SD5000は2018年06月発売です。

 

違いは次の通りです。

  • レンジ用センサー
  • レシピ・自動メニュー数

後継機種ですので、それほど大きな違いはありません。

 

違いを表で比較すると次のようになります。

タイプ 過熱水蒸気オーブンレンジ
庫内容量 30L (ワイド&フラット庫内)
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
発売年月 2020年6月 2018年6月
参考価格      東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ 熱風2段350℃ ハイグレードモデル (グランブラック) ER-VD5000-K
グランブラック
スチームオーブンレンジ 30L グランレッド TOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-SD5000-R
グランレッド
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
オーブン・グリル  
オーブン温度 100~300℃・350℃(約5分まで。その後230℃。予熱は最大300℃。)
加熱方式
ラウンド石窯ドーム構造/
庫内まるごと遠赤(扉部を除く)/
熱風コンベクション(2段)/
上下2段のワイド熱風/
(上)ドームヒーター
深皿調理 深皿メニュー
過熱水蒸気調理 100~250℃・300℃
ハイブリッド調理 100~250℃・300℃
ノンフライ調理
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
グリル調理 大火力石窯ドームグリル
カラッとあたため
トースト
(6枚切り2枚)
5分30秒(約4分で裏返し)
冷凍トースト 7分30秒(約5分10秒で裏返し)
スチームトースト 6分30秒(約4分30秒で裏返し)
ふっくらパン
発酵 30・35・40・45℃
スチーム発酵 30・35・40・45℃
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
レンジ  
レンジ出力(W) 1000/600・500連続 200相当、100相当(1000Wは5分まで。その後600W。)
センサー ねらって赤外線センサー
(1024ポイント赤外線センサー/温度センサー)
1024ポイント赤外線センサー/温度センサー
あたため機能(抜粋) ごはん/おかず/ 二品 お好み温度 スチームあたため /牛乳/お酒/ゆで野菜
解凍 お急ぎ解凍(少量50gから)/スチーム全解凍(少量50gから)/さしみ・半解凍
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
スチーム  
スチーム方式 給水カセット式
スチーム調理 お手軽蒸し(100℃)/低温蒸し(35~95℃)
スチームレンジ
総レシピ数(自動メニュー数) 327(166) 386(158)
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
お手入れ  
庫内コーティング とれちゃうコート ( セラミックコート )
( 扉部、底面を除く )
手間なしお手入れコース ●(3分)
使いやすさ  
IoT機能
表示 ホワイトバックライト大型液晶表示
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
付属品
深皿(鉄板ホーロー)41.2×29.1cm 1枚/ 遠赤包み焼き角皿( とれちゃうコート )41.2×29.1cm 2枚/ 焼網/ 取扱説明書/
別冊料理集
外形寸法(mm) 498(幅)×399(奥行)×396(高さ)
庫内有効寸法(mm) 394(幅)×314(奥行)×232(高さ)
設置寸法 左右背面ピッタリ設置
上方10 cm以上
質量 約21kg
消費電力(W)/ヒーター出力(W) 1430/
オーブン1410・グリル1100・
スチーム1000
消費電力(W)/高周波出力(W) 1430/1000
年間消費電力量 72.0kWh/年 67.9kWh/年
公式ページ ER-VD5000 ER-SD5000

違いについて詳しく見ていきましょう。

センサー

レンジ機能用のセンサーとしてER-VD5000には「ねらって赤外線センサー(1024ポイント赤外線センサー/温度センサー)」が、ER-SD5000には「1024ポイント赤外線センサー/温度センサー」が搭載されています。

 

どちらも8つ目の高精度赤外線センサーが128段階スイングして、8×128 = 1024ヶ所の温度を検知するという点は同じです。


(画像は東芝公式ページより引用。)

 

ER-VD5000では、食品にあわせて赤外線センサーのスイング範囲が可変する点が異なります。


(画像は東芝公式ページより引用。)

上の画像で、[2]と[3]がER-VD5000で新しく追加された機能です。食品の位置や分量を見極め、食品領域のみセンシングするようになりました。ER-SD5000では、食品を置いた位置や分量によっては、あたため過ぎたり逆に足りなかったりすることがあるということですが、ER-VD5000ではこの機能によって食品の位置に合わせてより適温にあたため、仕上がり温度のばらつきを低減します。

レンジは毎日使う機能ですから、より適温にあたためできるのは嬉しいですね。とはいえ、画像のようにご飯を中央に置いた場合では仕上がりに差はでないと思います。食品をかたよって置いたような特殊な場合では、ER-VD5000のほうが上手く温まるということです。ER-SD5000のセンサーも高性能なものです。かたよっている食品の場合に少し適温から外れても気にしないのであれば、ER-SD5000でも良いでしょう。

レシピ数・自動メニュー数

総レシピ数と自動メニュー数は、ER-VD5000では327個と166個、ER-SD5000では386個と158個です。総レシピ数は、レシピ集に掲載されているアレンジレシピなども含んだレシピの数です。自動メニュー数は、自動調理可能なメニュー数のことです。

 

ER-VD5000では、レシピ数は減っていますが、自動メニュー数は増えています。

近年、時短・お手軽調理が流行っていることから、ER-VD5000では「おつまみ1分メニュー」が新しく追加されています。これは食材や調味料を混ぜて約1分の加熱で出来るメニューで、あと一品を追加したいというときや、お酒のおつまみをサッと作りたいというときに便利そうですね。また、冷凍した食パンを焼くことのできる、「冷凍トースト」自動メニューが追加されています。

 

一方のER-SD5000は、スープ類や、ノンフライ・同時調理のアレンジレシピが充実しています。スープのレシピがER-VD5000でなぜ削除されてしまったのかはわかりませんが、スープ類を作りたいという方はER-SD5000の方が良いかもしれませんね。

とはいえ、レシピ集はダウンロードして見ることができ、基本性能は同じですので、例えばER-VD5000でもスープを作りたいというときにはER-SD5000のレシピ集を見て作れば良いでしょう。

 

ダウンロードページは次のとおりです。

一部のレシピは、公式のWebレシピで見ることもできます。

どちらがおすすめか

このように、ER-VD5000はER-SD5000の後継機種で、機能はほとんど変わりません。細かく見ると、ER-VD5000の方が、レンジの赤外線センサーのスイング範囲が可変するので食品がかたよっているときにも、より適温にあたためできるということと、「おつまみ1分メニュー」などの時短・お手軽自動メニューが充実しています。

 

そのため、適温あたためにこだわりたいという方や、おつまみ1分メニューが気になるという方には、ER-VD5000がおすすめです。一方で、特にこだわらないという方は、価格が安くなっている方を選ぶのがおすすめです。

 

なお、本体色についてはER-VD5000はグランブラック色という黒色の1色展開で、ER-SD5000はグランレッド色とグランホワイト色の2色展開です。

旧モデルであるER-SD5000は生産終了となっており、グランホワイトはすでに売り切れとなっています。グランレッドは、本体は黒色で扉の側面が赤いだけですので、ER-VD5000のグランブラックとよく似ています。グランレッドの赤色はアクセントカラーになっていて、おしゃれだと思います。

ER-SD5000のほうが良いという方は、売り切れる前に早めに手に入れると良いでしょう

 

価格や本体色は次のようになっています。

タイプ 過熱水蒸気オーブンレンジ
庫内容量 30L (ワイド&フラット庫内)
型名  ER-VD5000 ER-SD5000
発売年月 2020年6月 2018年6月
参考価格      東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ 熱風2段350℃ ハイグレードモデル (グランブラック) ER-VD5000-K
グランブラック
スチームオーブンレンジ 30L グランレッド TOSHIBA 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-SD5000-R
グランレッド

まとめ

東芝の過熱水蒸気オーブンレンジER-VD5000とER-SD5000の違いは、レンジのセンサーと、レシピ・自動メニュー数です。どちらも最高温度350℃のオーブンや、パワフルなスチームを搭載しており、下位モデルのER-VD3000やER-SD3000と比べると、料理のレパートリーが広がります。特にフランスパンなどのリーンなパンを焼くのにおすすめです。ぜひ手に入れて、色々な料理を作ってみてくださいね。

 

次の記事では、東芝のオーブンレンジ・単機能レンジについて性能を一覧表で比較していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

[参考] 東芝 電子レンジ28台の性能を一覧表で比較![石窯ドーム]

 

次の記事も参考にしてみてくださいね。

 

以上、 ER-VD5000とER-SD5000の2つの違い!でした。

参考

石窯ドーム ER-SD5000 グランレッド

深皿調理

深さ約5cmの深皿を使った「深皿メニュー」を搭載。料理のレパートリーがひろがります。

調理ステップはかんたん!めんどうな火加減の調整も、裏返しも不要です。


(画像は東芝公式ページより引用。)


(画像は東芝公式ページより引用。)

過熱水蒸気調理

100℃を超える水蒸気で焼くことで、気になる油や塩分をカット。また野菜は、乾燥をおさえて焼き上げます。

減塩。(画像は東芝公式ページより引用。)

 


塩鮭。(画像は東芝公式ページより引用。)

ハイブリッド調理

高火力で表面を一気に焼くことで、うまみや水分を閉じ込め、過熱水蒸気が中までじっくり加熱。いつもの料理が、おいしくヘルシーに仕上がります。


カロリーカット(画像は東芝公式ページより引用。)


鶏の照り焼き(画像は東芝公式ページより引用。)

ノンフライ調理

油を使わないから、かんたんにつくれてそのうえヘルシー。揚げ油を用意したり、はねた油を掃除したりする手間もいりません。揚げ物が手軽に楽しめます。

カラッとあたため

霧吹きで水をかけて食品の表面をカラッとさせるあたためが、ご家庭で手軽にできます。あたため直しでも、つくりたての食感に。

(ER-VD70/V60は角皿に水を注いで水蒸気を発生させる調理方法。 ER-V18はヒーターのみの加熱。)


(画像は東芝公式ページより引用。)

 

スチームトースト

グリルとスチームを組み合わせて使うことで、中はふっくら、外はこんがりと焼き上げます。


スチームトースト。(画像は東芝公式ページより引用。)

ふっくらパン(パンのあたため)

市販のパンをヒーターの加熱とレンジ加熱でふっくらとあたためます。


(画像は東芝公式ページより引用。)

二品あたため

マイクロ波を上手にコントロールして、温度の違う2品を、同時にあたためます。従来は、別々にあたためていた「冷凍ごはん」と「常温のカレー」も同時にあたためられます。


(画像は東芝公式ページより引用。)

お好み温度あたため

-10℃から90℃まで、設定した温度であたためます。(ER-VS23は-10℃から85℃。)

湯煎の代わりに使えるから、料理の下ごしらえなどに活躍します。


(画像は東芝公式ページより引用。)

スチームあたため

ごはんやシュウマイなどを、スチームを出しながらあたためます。ラップなしで、しっとりあたたかくします。


レンジ+スチーム。(画像は東芝公式ページより引用。)

スチーム調理

食材や料理に応じて、ぴったりな温度で蒸せるから、蒸し料理をおいしくつくれます。ヘルシーな蒸し調理がカンタンに。


(画像は東芝公式ページより引用。)

とれちゃうコート

庫内(扉部、底面を除く)の壁面と角皿(深皿を除く。)を、微細な粒子でコーティング。そのため食材がこびりつきにくく、ついたよごれもサッと拭き取れます。


(画像は東芝公式ページより引用。)

手間なしお手入れコース

3分間または10分間のスチームでよごれを浮かして、落としやすくします。


(画像は東芝公式ページより引用。)