ほほえみとステップの栄養成分をグラフで比較!

子供が一歳を迎えるにあたり、粉ミルクの「明治 ほほえみ」から、フォローアップミルクの「明治 ステップ」への切り替えを検討されている方もいらっしゃると思います。

粉ミルクとフォローアップミルクはどう違うのでしょうか。

栄養成分を比較しましたので紹介します。

ほほえみなどの粉ミルクは母乳を参考に作られていますが、ステップなどのフォローアップミルクは小児の食事摂取基準を参考に作られています。

そのため、それぞれの栄養成分のバランスは異なっています。

コップ1杯(200 ml)あたりのほほえみとステップの栄養を次に示しました。

順番に見ていきましょう。

明治ほほえみ・ステップ 200 ml当たりの栄養

エネルギー

ほほえみも、ステップもそれほどエネルギー量に違いはないですが、ステップの方がエネルギーが少ないです。

1~2歳の推定エネルギー必要量は、男子950 kcal/日、女子900 kcal/日です(身体活動レベルII)。

1日にステップをコップ2杯400 mlを飲んだ場合は、エネルギーの 28%程度を占めることになります。

三大栄養素

ほほえみは脂質が多いですが、ステップではタンパク質と炭水化物が多めです。

参考までに、ステップの三大栄養素のエネルギーバランスを計算すると、たんぱく質:脂質:炭水化物 = 12:35:53です。

食事摂取基準の目標量は、たんぱく質:脂質:炭水化物 = 13~20:20~30:50~65となっています。

ステップのバランスはほぼ良いですが、エネルギーに占める脂質の割合がやや多めです。

なお、小児の栄養摂取基準は研究データが不十分ななかで設定されている部分もあるため、数値にこだわりすぎないようにすると良いでしょう。

食塩

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると目標量は、一日 3 g未満です。

食塩分は、ステップの方がほほえみよりも多めです。

しかし、ステップを一日コップ2杯(400 ml)飲んでも食塩は1.1 gで、これは目標上限量の1/3程度ですから、問題にはならないでしょう。

ビタミンの充足割合

(「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の推奨量・目安量(1~2歳)に対する割合)

(ほほえみのビオチン量は未公表)

ビタミンでは、ほほえみとステップに大きな違いが見られます。

ほほえみでは、ビタミンB1, B2, ナイアシン, B6は1~2歳の食事摂取基準に対しては少ないということが分かります。一方で、ビタミンD, B12は多くなっています。

一方のステップは、やはり1~2歳の食事摂取基準に対してとてもバランスが良くなっています

明治が宣伝しているように、ステップをコップ2杯(400 ml)で、ビタミンCは100%摂れ、ビタミンKを除く他のビタミン類も70%かそれ以上摂れるようです。

 

ビタミンCを十分に摂るのは、子供だけでなく大人でもなかなか難しいことです。

ビタミンCの多い野菜は、ピーマン、モロヘイヤ、ブロッコリー、生キャベツ、ミニトマト、西洋かぼちゃですが、毎食このような野菜を摂るわけではなく、ビタミンCの少ない、にんじん、レタス、なす、だいこん、白菜などを野菜として摂ることもあるでしょう。

ビタミンCは2~3時間で排出されますので、こまめに摂るのが望ましいと言われますが、毎食摂るのは困難です。

こういう場合に、ステップのようなフォローアップミルクで、ビタミンCを補うと安心です。

 

なおビタミンKは、ほほえみとステップ両方にあまり含まれませんが、緑黄色野菜に多く含まれ、さらに腸内細菌によっても作られますので、不足する心配はほとんどありません。

ミネラルの充足割合

(「日本人の食事摂取基準(2015年版)」の推奨量・目安量(1~2歳)に対する割合)

(ステップの亜鉛・銅・セレン量は未公表)

ミネラルでも、ほほえみとステップに違いが見られます。

ほほえみでは、セレンが多く含まれていますが、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄は少なめです。

ステップは、カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄はバランスよく含まれていて、特に鉄とカルシウムはコップ2杯で100%摂れることが分かります。

 

欧米人はバターとチーズを多く摂取するためカルシウムは充足していると言われますが、日本人の食事では、子供も大人も鉄とカルシウムは不足気味です。

カルシウムを摂るには、牛乳、チーズ、豆腐などを多く摂る必要がありますが大変ですので、やはりフォローアップミルクを上手に活用すると良いでしょう。

 

鉄は、玉子と赤身肉を摂るようにしていれば、(月経が始まるまでは)食事だけでもそれほど不足しません。


まとめ

ほほえみとステップでは、ビタミン・ミネラルで大きな違いがありました。

1~2歳の食事栄養基準と比較すると、やはり1~2歳用に作られたステップは、ビタミン・ミネラルがバランス良く含まれていることがわかりました。

カルシウムとビタミンCは食事で不足しがちですので、フォローアップミルクで補うと良いでしょう。

参考文献

     

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